「デュエリストパック-深淵のデュエリスト編-」
はじめに
こんにちは、もしくは初めまして。
カニ丸です。
秋風どころか、すっかり冬の寒さが到来しつつありますが、いかがお過ごしでしょうか。
夏の終わりに《魔妖》の記事を出したら、公式様から「SECRET SHINY BOX」で《魔妖》の新規カードやグッズが出ると言われ、
遅れてやってきたデュエリストの夏!
さらに
「遊戯王デュエルモンスターズ」から、「梶木漁太(かじき りょうた)」
「遊戯王VRAINS」から「《ブルーメイデン》」
をテーマにした新規カードが収録されるとのこと。
こちらの「デュエリストパック」シリーズは毎回キャラクターを数名選抜して、そのテーマの新規カードや再録カードなどを収録しているパックです。
さて今回は「深淵」とついているだけあって、水属性をメインにしたデュエリストが選ばれています。
夏はもう終わったんですが、「遅れてやってきた海水浴」くらいのノリで情報を追っています。
同日発売予定の「デュエリストカードプロテクター 深淵」もデザインが公開されていますが、すこぶるかっこいい!!
「デュエリストカードプロテクター」は今までいくつも発売されていますが、やはり私は「カニ丸」と名乗っているからには水をイメージした商品にテンションがめちゃくちゃ上がっております。
特に今回収録される「《ナッシュ》」と「梶木漁太」に関してはオリジナルデザインのプロテクターも存在していないので、併せて購入することを強くオススメします。
デュエリストの「オシャレ」はプロテクターから!
◆梶木漁太、ついに大要塞に君臨す!
「遊戯王デュエルモンスターズ」の原作、アニメどちらをお好きでも彼をよく思い出せるのではないでしょうか?
人気の「王国編」「バトル・シティ編」にて、《闇遊戯》《城之内克也》(じょうのうち かつや)と戦った海の漢(おとこ)です。
元々は父の後を継いで漁師をしていたのですが、新しい船を買うべく賞金がかかった「王国編」で初登場します。
懐かしいと思われる方も多いことでしょう。
ちなみにアニメ化の際の声優は「浪川大輔」さんで、この方は「梶木漁太」以外にも、「遊戯王ARC-Ⅴ」で「赤馬零王」、「遊戯王SEVENS」で《青眼の白龍》を使っていた「オーティス」も演じてらっしゃるので、遊戯王にはご縁が深い方です。
「バトル・シティ編」で登場したカードですが、遊戯王OCGが「DARK CEREMONY EDITION」(2000年3月23日)で先に出していたものを原作に逆輸入したという経緯があるそうです。
(デザインは原作者によるものです)
この記事筆者のカニ丸は《要塞クジラ》の新規が来るならそろそろ「大艦隊」とか「軍艦」とかになるんじゃないかと勝手に予想していたので予想外でした。
\…ざわっ…/
《大要塞クジラ》は《海》がフィールドに存在している場合、このターン、自分の水属性モンスターは直接攻撃できるようになる効果を持っています。
フィールドに多く水属性モンスターがいれば、実質「大艦隊」ですね。
「バトル・シティ編」で彼が使用していた水属性モンスターで、彼自身の行方不明の父親の面影があるのだとか。
※アニメ版だとちょっと設定が違います。
原作が終了後も新規カードが増え続け、今や《伝説のフィッシャーマン三世》までが出ました。
「遊戯王VRAINS」から《ブルーメイデン》が今回ピックアップされましたが、彼女について皆さんはどれぐらいご存じでしょうか?
「遊戯王VRAINS」はネットワーク(LINK VRAINSというVR世界)のアバター(ネットワークでの仮の姿)を介してデュエルするという近代的なストーリーでしたので、彼女にはもうひとつの本来の姿があります。
クラスでは少し大人しい感じの「財前 葵」という女子高生がその正体です。
彼女は「遊戯王VRAINS」の物語の中で、”少女”としての自分を投影したアバター《ブルーエンジェル》から《ブルーガール》、そして大人の一人前の”女性”アバター《ブルーメイデン》へと段階を経て、外見を変えていきます。
「アルゴノート」とは、「アオイガイ(葵貝)」の学名「Argonauta argo」からきているのでしょう。
毎回思うのですが、遊戯王OCGを考えているデザイナーの皆さんって本当に博識ですよね。
《海晶乙女》は単なる人魚ではなく、海の生き物をモチーフにした乙女であるという点が非常に魅力的だと言えます。
「LEGACY OF THE VALIANT」(2013年11月16日発売) にて登場し、その当時から多くのデュエリストの頼りになる相棒であり、同じ数だけデュエリストを苦しめてきた1枚で、「シャーク」というあだ名のついたキャラクターの名称を意識したものでした。
「S・H・Ark」→「SHARK(鮫)」→「シャーク」
私も相手に召喚されて泣かされた一人です。
「ぎゃーー!うちのエースが鮫に食われた!!!」
そんな気分になります。
発売当時はその進化形態としてデザインされた《CNo.101 S・H・Dark Knight》がパッケージを飾ったため、未だホログラフィックレアが存在していませんでした!
新しいレアリティでの再録というのは、コレクター心をくすぐられます。
ゴールドまであったのに、ホログラフィックがなかったというのは意外と知らない人もいるかもしれませんね。
《ナッシュ》は「遊戯王ZEXAL」の第1話から登場し、主人公と何度も対戦し、時に共闘し、友情を固く結んだ《神代凌牙》(かみしろ りょうが)が敵側に回った際のもうひとつの姿です。
どういう経緯でそうなったのかは非常にドラマティックで、物語の重要な部分にもなりますから、ご興味を持たれた方は是非「遊戯王ZEXAL」をご覧になってみてください。
そしてカニ丸と語り合いましょう!
そういうわけで、ついにその《ナッシュ》の名前がダイレクトに入った新規カード《N・As・H Knight》が登場します。
「N・As・H」→「NASH」→「《ナッシュ》」
今紹介した3枚は一見当て字で「シャークやないか!」「次はナッシュかい!」とツッコミも入れたくなりますが、フリガナとしてあてられた読みもしっかりとキャラクター性が深く考えられたものになっています。
作中における、キャラクターとしての苦悩や葛藤、そして決意や運命が込められているようですね。
さぁ、新規カードとしてもうひとつ注目したいのが《クリスタル・シャーク》です。
そのイラストを見た方の中には既視感もわいたことでしょう。
《神代凌牙》こと《ナッシュ》には永遠の妹とも言うべき存在、「メラグ」がいます。
彼女もまた、《ナッシュ》と同じく様々な事情があって《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》という特別なカードと関わる展開があるのですが
遊戯王OCGにおける《シャーク》と名のついたカードの結構な割合が彼が使用したカード(アニメ・漫画問わず)で誕生していますので、鮫デッキを組んでみたい、もしくは鮫映画が大好きという人には検索してみるだけでも面白いと思いますよ。
そういえば【ランキングデュエル 2021 - 3rd -】のランキング上位(全国800名)とエリアランキング上位(1,200名)にラバー製デュエルフィールドをプレゼントされるイベントが現在行われていますが、その800名枠のプレゼントが《ナッシュ》になっていますから、そちらもご興味ある方は参加してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
現在(11月15日12時現在)の時点で出ている情報を元に、キャラクターパックとしてどういった点に注目してみるか、という形で執筆していますが、面白かったでしょうか。
今回は今までの「デュエリストパック」の中でも非常にエモい商品であると思います。
今までも原作やアニメなどに登場したキャラクターを意識した新規カードは多数出ていますが、ここまでキャラクターの個性や主義主張、作中の展開再現を意識したパックもそう多くはなかったかと。
それだけカードが増えたり戦術の幅が広がると、デッキ構築も容易とは言い難いところもあるかと思いますが、今までにない戦法やプランができることによって、今まで日の当たりにくかったカードにまで活躍の場が生まれようとするのはいい機会ですよね。
あと、単純にやりたいですよね、キャラごっこ。
いくつになっても憧れてしまいます。
私ことカニ丸はどちらかというと、キャラクター性を重視したデッキ構築に芸術点を見出していますが、このような新しい仲間達を得て、皆さんがどのような「ゴール」を目指して今回のパックのカードを注目するのか、非常に興味深いばかりです。
省略気味に執筆しましたが、「バリアンとして戦う戦士たち」について、語り始めるとそれだけで記事が埋まってしまいますので、今回は触りだけにしておきました。
もしさらなる新規カードが来た折には熱く記事にできたらいいなぁ!
主に《ベクター》の新規とかそろそろ来てくれそうじゃないですかね!?
と、ここで祈祷を上げておきます。
「真月零」とか「早乙女レイ」とか「赤馬レイ」とか、まだこういう形で遊戯王OCG化も夢見ています。
さてこの記事を読んでみて、11月20日に発売する「デュエリストパック-深淵のデュエリスト編-」皆さんはどれぐらいご興味をお持ちになったでしょうか?
皆さんも遅れてやってきた「デュエリストの夏2021」を是非謳歌しちゃってください!