真・転醒編 第3章 始原の鼓動
新弾の雑感
今回は懐かしの「白紫」「赤緑」の二大連鎖デッキが復活。
残りの2色では、黄色がこれまた懐かしの「戯狩」、青からは「造兵」のデッキ破棄がそれぞれ推されています。
また、紫占征の「バル・マスケ」強化も入りました。
今回のオラクルは「法皇(ハイエロファント)」と「戦車(チャリオット)」がそれぞれ赤緑連鎖、白紫連鎖で使うデザインになっています。
もう一つの「塔(タワー)」は造兵です。
それらとは別に、キャンペーンとして「コアの光主」のキースピリットのX化が出ています。
これらもなかなか強力なカードで、特に《魔界七将ベルゼビートX》と《剣王獣ビャク・ガロウX》は使い方が思いつきやすく良いカードです。
構築済みデッキ
そして今回は構築済みデッキ2種、「白銀の記憶」と「紫翼の未来」も同時発売。
それぞれ白と白紫のデッキであり、新弾で白紫を組む時には一緒に手に入れておきたいところです。
簡単に解説すると、
「白銀の記憶」は武装デッキ。
いわゆる「武装ガチャ」と呼ばれたもののリメイクで、《秩序軍神グレイス・オーダー》と《秩序戦艦バチマン・ド・ゲール》を使ってデッキをめくり、めくれた武装を召喚して展開するタイプになっています。
そしてこの構築済み、それぞれ超汎用カードの《選ばれし探索者アレックス》と《絶甲氷盾》が入っているので、どちらもこれからデッキを組む方におすすめなんですよね(*^^)v
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デッキ紹介
さて、ということで新弾で組みたいデッキとしては、
白紫、赤緑、バル・マスケ(青紫占征)、戯狩、造兵、武装あたりになってくるのですが、この記事で全部はさすがに厳しい。
そこで、まずは連鎖デッキ、「赤緑」「白紫」を解説しようと思います。
赤緑
召喚時のコアブも豪快ですが、任意というのがポイント高い。召喚時メタを踏まずに決めに行く選択肢を取れるのは大きいです。
連鎖すべてを充分に発揮するには、自身の軽減シンボルよりも多い、赤3つが必要になります。
このような、「緑だけど連鎖は赤」(特に3つと多い)というようなとき、意識して多く確保すべきは赤シンボルの方になります。
召喚する軽減は最悪満たせなくとも良いが、連鎖の数が足りないのは致命的、になるからです。
赤緑のような、コアブーストできるデッキでは特に顕著になります。
さて、新生連鎖デッキで特徴的なのが、創界石の存在です。
だいぶ強力な効果です。
これを見てわかるとおり、新生連鎖は系統をある程度揃えねばなりません。
今回の赤緑は星竜と剣獣です。
《ビャク・ガロウX》も剣獣なんですよね・・・
そして赤緑と言えば忘れてはいけないのが、忍風。
ザーッと漁りましたけど、今回は「ハイエロファントを叩きつける」デッキにしようと思っているので、《タチカゲ》くらいしか出張してきてもらえるのがいませんでした・・・
まず、
剣獣じゃない(# ゚Д゚)
なんでなん・・・
系統が占征・来是しかないので《星と獣の創界石》の対象にならず解封できません。ご注意ください。
まあ他ので解封できるからいいけども・・・
バーストを「ターン中」防げるので除去されたら~とか考えなくていいのは素晴らしいです。
連鎖が十全に発揮されると4シンボル固定になるのですが、もともとダブルシンボルで《陽皇魔神》もあることを考えると、勝ち方としては
●1点取っておいてから4シンボルワンパンする
●ブレイヴしてトリプルシンボルで2回殴る
●バーストだけ封じて横に並べて殴る
などなど、いわゆるビートプランを取るわけですが、それだとほとんど4シンボルにするところまで連鎖を達成しなくてよいのです。
5枚にするドローは大事ですが、それだけならチョロッと赤を混ぜておくだけで行けます。
そしてこのビートプランを強力に後押しするのがこのカードたち
大丈夫?《ストームアタック》制限にしたの忘れてない??
って声が聞こえてきそうな強力カード、そして受け札を止めるおなじみジャマー。
そのため、だいぶ緑に寄った、緑タッチ赤の占征デッキは比較的簡単に組めるので後に紹介します。
しかしまずは、せっかくなので赤3つの連鎖まで十全に使う連鎖デッキを考えましょう。
では4シンボルにするところを生かすにはどうするか・・・
●4シンボルに固定してからファイターモードのせてワンショットしよう
赤緑連鎖デッキ(ファイターモード入り)
ファイターモード好きすぎない??
うん、好き。( ゚Д゚)
最初に解説したとおり、連鎖を十全にとるなら赤を多めに入れる必要があります。
ということで赤の小型スピリット。
赤緑連鎖デッキ(緑寄り正統派デザイン)
もうひとつの、緑に寄った正統派タイプも載せておきます。
これは前述のように《ハイエロファント》の赤シンボルを3個確保しなくてよいため、緑に寄せてスムーズに組むことができます。
また、《ハイエロファント》だけに頼らなくてもいいようになっています。
白紫
今弾で一番組みごたえがあります。
構築済みと合わせられる分、赤緑よりもカードプールが広く、強力になりやすいです。
まずはこの2体をフィニッシャーとして考えることにします。
《冥騎皇ドラゴニック・アーサー》は「紫翼の未来」のカードです。
アタック時にコアをトラッシュに送るシンプルな強効果とドロー。
裏返るとダブルシンボルな上にスピリット/アルティメット耐性、そして味方を疲労させることで回復。
さらにウォーデンの名に恥じぬ、ミラージュ以外のマジックを打ち消す効果。
この効果で味方を疲労させた時も回復できるのが強い。
アタック時効果から裏面まで全部強いのですが、転醒にミラージュを要求されるため、相当数のミラージュを採用しなければならない点が唯一不自由な点です。
そして《ザ・チャリオット》。これも強い。
召喚/アタック時のバウンスは、バウンスであるために破棄耐性のあるバーストや、破壊耐性のあるネクサス(《英雄皇の御盾》など)もデッキボトムへ戻すことができます。
そしてプレイヤー対象のブロック不可。ターン中継続なので全員がブロックされません。
さてこの強力な2体を後押しするカードたち、めぼしいものを簡単に解説してみます。
表面の神秘が強すぎて、【ゴッド・ゼクス】にすら採用したくなるカード。
《スワロウテイル》や《ボーンシャーク号》など、各種召喚時止めはだいたい青いので、自分の魔影や武装が召喚時を使えるようになります。
裏返ると、アタック時コアブーストとアタックステップ終了禁止を発動します。
これもターン中なので、「除去されると~」を考える必要がありません。
裏面の合体条件が占征/来是専用でなければヤバいカードでした。
両面強く、2枚以上引き込みたいカードです。
セット中破棄されないシリーズ。
久しぶりの、複数発動条件を持つバーストです。
非常に強力ですが、破壊しないとドローできないため、ケアされると能力を発揮しきれません。
主に序盤に貼りたいバーストであり、新生白紫の中では貴重な「《オーバースター》が割れるスピリット」であります。
何枚か出ている、デッキ圧縮カードのひとつ。
手札の増えるタイミングが遅い(次のドローステップまで待たないといけない)かわりにノーリスクのデッキ圧縮ができます。
入れるか微妙なラインなのですが、前述のように新生白紫には《オーバースター》を割れるカードが少ないので検討すべきカードです。
3コスネクサスで2色になれる偉い足場、手札保護も氷姫などのいる現環境では非常に優秀。
ミラージュとしてセットした時、わずか2コアで《グラン・ウォーデン・ツヴァイ》を回復させることができます。
《隠戦魔神》によりアタックごとにコアが増えているので負担も少なく、ターンに回数制限がないため、強力なフィニッシュアシストとなります。
「紫翼の未来」に何種か入っている、『コア1個の相手からライフを減らされない』ミラージュ効果を持つカードのひとつ。
「ものすごく強いソードール」です。
この手のカードは《紫の世界》と非常に相性が良く、また《スネークビジョン》が強力な相方になりやすいです。
過去カードから。
白紫ゼクスとかぶる点が多々あり、それもカードプールの広さとして白紫の強みであります。
《ロクテンヘイ》は魔影をサーチできる上にシンボルが増える、文句なしの好相性です。
《さまよう甲冑》は定番の2色になれる初動ですね。
《さまよう甲冑》の上位互換かと思いきや、色が変われるのはレベル2から。
まあそんなにうまくはいきませんね(笑)
しかし優秀な初動、即採用です。
武装ガチャの発射台にして、素出しすれば《オーバースター》が割れるスピリット。
なぜか魔影を出せるようになったので紫寄りの白紫でも採用可能になりました。
ただし例に漏れずオラクルである《ザ・チャリオット》は系統を占征と来是しか持たないので、《秩序軍神グレイス・オーダー》の効果で出すことはできません。
一気に盤面をまくれる可能性のある強力なカードです。
戦車のオラクルマジックは《デルタバリア》系。
効果と4コス以上のアタックで「0にならない」だけなので、1までは減ります。
【ゴッド・ゼクス】の6点パンチを、ライフを1残して受けられるため、アレックスを開いてターンを切ることができます。
もちろん低コストのアタックで0になってしまうので、うっかり高コストから来た&立ち消えできなかったときにしか受けれませんが、《天魔王ゴッド・ゼクス -地ノ型-》がアタック時転醒で1点貫通したときにも使えます。
この場合は貫通の時点でアレックスを開きましょう。そうしないと立ち消えられて低コストで殴り直されかねません。
ミラージュ効果も地味ながら優秀。防御札としてはイマイチかもしれませんが、《冥騎皇ドラゴニック・アーサー》のためのミラージュの水増しとしては及第点です。
紫に寄ったり白に寄ったり、様々なタイプが組めますが、今回はスタンダードなものを。
終わりに
今回は新弾の赤緑、白紫を紹介しました。
なかなか構築自由度が高めなのではないかと思います。
まだまだ紹介すべき新弾のデッキはありますが、今日は駆け足でここまで。
旧環境はかなり長い期間で成熟したもので、しかしそれでもいろんなデッキが勝てる楽しい環境でした。
新弾のデッキが、旧環境の上位デッキたちと互角以上に戦えるのか、楽しみなところです。
次の記事で、ほかのデッキも紹介していこうと思います。
今日はここまで、参考になれば~(^^)/