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2021.10.11

《DD》ってどんなテーマ!? | カニ丸の遊戯こばなし

コラム 遊戯王
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《DD》ってどんなテーマ!? | カニ丸の遊戯こばなし
目次

遊戯王OCGタイムズ見ました!?

こんにちは!もしくは、はじめまして!カニ丸です!  


10月11日にYouTubeにて配信された「遊戯王OCGタイムズ」皆さんはご覧になられましたか!?

(※編注:当該動画は公開期限がすぎたため、非公開となりました)


本来なら他の記事を書きかけていたのに、新情報にいてもたってもいられず急遽内容を変更しました。

▼YouTube「遊戯王OCGタイムズ」とは…

番組の中で、遊戯王に関する多くの新しい情報や新商品、遊戯王OCGに関する様々なサポートの情報などが公開される配信です。

ミニコーナーなど多岐に渡った「遊戯王」を盛り上げるための内容が発信されます。

11日に配信された内容はやっぱり16日発売の遊戯王OCG最新弾「BATTLE OF CHAOS(バトル・オブ・カオス)」の新情報も注目を集めていたかと思います。

(※編注:当該動画についても、公開期限超過に伴い、非公開となりました)


こちらのパックは発売前から初回生産限定でついてくる「+1ボーナスパック」も魅力的ですが、何よりも話題なのが「ブラック・マジシャンウルトラレアSPECIAL ILLUST Ver. GETキャンペーン」ですね!

こちらはよく“バンダイ版”(KONAMI社が出す前のもの)のイラストだと勘違いされがちですが、実際は原作の『遊☆戯☆王』の初期の頃に登場したデザインになります。

コミックス5巻 『遊闘38 青眼の恐怖!!』にて初登場した際の初登場当時のイラストを再現しております。 


現在の見慣れたあの《ブラック・マジシャン》とはまた違った良さがあるので、是非手に入れたいところですね!

《ブラック・マジシャン》のイラスト違いを全部並べようかと思ったんですが、思いの外多かったです。

これは並べ甲斐がありますね。

ついに新規がきたぞ!《DD》

筆者・カニ丸は原作漫画もですが、アニメ版も他シリーズも大好きですから、『遊☆戯☆王ARC-Ⅴ』ももちろん大好きでございます。

アニメから発展したテーマの新規カードが来る度に大喜びしているわけですが、今回、ついに大好きな《DD》に新規がきて、それはもう喜びました。

仲良しのデュエル友達とLINEで盛り上がったほどです。  


今回の新規カードはこちらですね。

《DDグリフォン》(ペンデュラム・効果モンスター)

《DDD赦俿王デス・マキナ》(エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター)

《DDDヘッドハント》(通常罠)

《特許権の契約書類》(フィールド魔法)


※10/16(土)発売日の販売開始までリンクは繋がっていません。

事前の公開情報から《DDD赦俿王デス・マキナ》はどうやらウルトラレア以上のレアリティ、《DDグリフォン》はレアのレアリティで収録予定のようです。

スーパーレア以上のレアリティのカードはプリズマティック・シークレットレアにもなりますので、筆者はこのカードを目標にパックを購入することになりそうです!

「社長」デッキ、それが《DDD》

ところで、《DDD赦俿王デス・マキナ》については、「赦俿王」が「しゃちおう」というフリガナになっております。

「遊戯王OCGタイムズ」ではすでに「社長(しゃちょう)」と「赦俿王(しゃちおう)」をかけた名前だということが指摘されていましたが、これは《DD》テーマを使用していた《赤馬零児》が作中で『レオ・コーポレーション』社長という役職についているからです。

《DD》はこの《赤馬零児》が社長であることから、それに関する単語をかけた名前のモンスターが多く存在します。

では「デス・マキナ」はどうでしょうか?

こちらはおそらく「デウス・エクス・マキナ」からきています。


「デウス・エクス・マキナ」とは、「機械仕掛けの神」という意味があります。

すごく意味深ですね。

元々は演劇などで、最後に神、もしくはそれに準ずる力によって物事が強制的に解決に向かう演出のことを差しています。

(神の役を担う役者が機械仕掛けの舞台装置で空から降りてくる、という演出から)

物語を都合よく大団円やハッピーエンドにする手法だともされます。

俗にいう「ご都合主義」というやつです。  

ゲーテの『ファウスト』、シェイクスピアの『夏の夜の夢』などの有名な作品もこれに相当するそうなので、現代の作品でも多くが該当するのではないでしょうか。


しかしこの「機械仕掛けの神」という表現は、舞台装置としての解決に導く神そのものが機械仕掛けであるという解釈もあるようで、名言されたことはありませんが、こちらが《DD》というアニメ由来のテーマのカードであること、アニメテーマの新規である場合、作品へのリスペクトなどがデザイン性に組み込まれていることが多いことも踏まえて、《赤馬零児》というキャラクターのひとつの立場を演出したのではないかと考えています。

作中、彼は舞台装置としての「社長」として物語を動かす存在であり、そして「ARC-Ⅴ」という作品において常に舞台の幕が下りるデュエルを担当したキャラクターでもあります。


歴代の遊戯王シリーズでも、最後のデュエル相手は作品や媒体によって異なり、同作品でも媒体によっては毎回ライバルと最終デュエルで決着をつけて終わるわけではありませんので、アニメ・漫画共にライバルで幕を下ろした「ARC-Ⅴ」は意図的にそういうシナリオに持ち込んだのだと考えられます。

  モンスター効果はこちら


①:「DDD赦俿王デス・マキナ」は自分のモンスターゾーンに1体しか表側表示で存在できない。
②:相手フィールドのモンスターカードが効果を発動した時に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
このカードのX素材を2つ取り除くか自分フィールドの「契約書」カード1枚を破壊し、その相手のカードをこのカードのX素材とする。
③:自分スタンバイフェイズに発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。


↓ちなみに、P効果はこうなっています。


このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合、自分のフィールド・墓地のPモンスター1体を対象として発動できる。
もう片方の自分のPゾーンのカードを特殊召喚し、対象のPモンスターを自分のPゾーンに置く。


相手のカードを自身のエクシーズ素材として吸収したり、Pゾーンに移動したり自在に操作する所は、まさに「デウス・エクス・マキナ」!

都合のいいようにフィールドを書き替えてしまう効果が魅力的だといえるでしょう。

これが「社長」として君臨するフィールド掌握力とでも言えるかもしれません。

召喚条件も「自分フィールドの《DDD》モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。」という点が非常に強く、今まで出番が控えめだった《DDD怒濤王シーザー》《DDD磐石王ダリウス》なども今後はデッキ採用を考えてみたいところ。

《DD》《DDD》と悪魔たち

では、《DD》《DDD》はどう違うのでしょうか?

レベルが低いペンデュラムモンスター、エクストラデッキのモンスターを含まない効果モンスターが主に《DD》の分類になっています。

レベルが高く、攻撃力が高いモンスターは主に《DDD》に属しています。

今回は分類上《DD》という呼び方でこのテーマを紹介していきます。

《DD》カードを手札に加える効果を持っている一部のカードは《DDD》も効果の対象に該当する場合があるためです。



《DD》は元々、悪魔族であることから、神話や伝説に登場する悪魔・幻獣などの名前を冠している場合が多くをしめています。

今回の新規カードである「グリフォン」もそうですね。

また、その《DD》を使って召喚されるレベルやランクが高いモンスター達を《DDD》としているケースが多く、彼らは神話や伝承・史実に登場する英雄や王の名、もしくは人類の発展に貢献した著名人を元にしているものが大半です。

これは《DDD》とは「Different Dimention Daemon」(異次元の悪魔の王)の略称だと作中では語られていますので、それが理由でしょう。

めちゃくちゃかっこいいですね…!

一度でいいから言ってみたい、なんなら家でひとりこっそり口にしたくなります…( *´艸`)

これ以外のネーミングは主に物理学的な概念(《DDD運命王ゼロ・ラプラス》など)、悪魔族にちなんで、地獄などを彷彿とさせるもの(《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》など)というものになります。

こう考えると《DDD赦俿王デス・マキナ》は異例なネーミングではあるのですが、《DDD》には使用者《赤馬零児》を強くデザインに盛り込んだカードも存在するので、今回のものはそちらに属するのでしょう。

筆者はこの《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》カードを見た時、あまりにも《赤馬零児》そのものだったので目が点になりました。

ストレートすぎて正直驚いた。


「使用者ご本人が登場!」みたいな遊戯王OCGはたまに出てきますが、今後機会があればまとめて記事にしてみたいところです。

皆さんはどれくらい知っていらっしゃるでしょう?

《DD》と言えば契約書!

《DD》デッキを触ったことがある、戦ったことがある方の中ではお馴染みですが、このテーマには《DD》と名前が付く以外に、《契約書》と名のついたカードが多く存在します。

これは前述した悪魔族を意識した過程で、《赤馬零児》が「社長」であることから構成されています。

悪魔と契約を交わし、コストとしてデュエリストの命であるライフポイントを支払う…よくできています。  


この《契約書》で面白いのは、絶対のハズの「契約」を一部のカードで踏み倒すことができるということです。

ここがテクニカルなポイントでもあります。

筆者のお気に入りは《戦乙女の契約書》ですね。

悪魔との《契約書》を墓地に送って、新たに天使と《契約書》を交わすという効果が神話の一節のようで気に入っています。  



そんなこんなで、《契約》をくりかえした結果…ついに書類の山になってしまいました…

それが新規カード《特許権の契約書類》です。

現実では見たくない物ですね…  


《DD》において初めての「フィールド魔法」というのも注目です。

先ほど、「ご本人登場」という話をしましたが、《特許権の契約書類》のイラストは書類が積み上がりすぎてビルのようになっています。

分かる人には分かる。

「これ、レオ・コーポレーションビルじゃん!!??」

※レオ・コーポレーション…赤馬零児が社長をしている企業


なるほど、フィールド魔法

海馬社長ですら自社ビルのカードは持ってなかったと思うので、まさに変化球で革命的な新規カードでした。

(自社ビルのカードってなんやねん、と我ながら困惑したんですが、他にどう表現することもできませんでした。

そういえば、海馬社長の自家製ジェット機もなぜか同じタイミングで新規カードになっていたのでますます困惑しました。)

《DD》の罠はまさに企業

《DD》の罠は今までのモンスターや魔法のような「悪魔」を全面に出したものよりも「社長」としてのデザインが濃く出ています。

相手と自分を企業に見立てて、モンスターを社員のように扱っているようです。  


たとえば、今回新規カードとして登場する《DDDヘッドハント》の効果は、こちら。

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分フィールドに「DDD」モンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターのコントロールを次のターンのエンドフェイズまで得る。

この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化され、攻撃宣言できない。

この効果でコントロールを得たモンスターがEXデッキから特殊召喚されたモンスターの場合、そのモンスターは「DDD」モンスターとしても扱う。

一見モンスターのコントロールを奪うだけの効果にも見えますが、例えばこれが相手のエースモンスターに使ったら…?

まさにヘッドハンティングですよね!  

他にも、《DDリクルート》《DDDの人事権》など、ネーミングからしても企業テーマかと疑うほどのセンスがひかっています。

さらに注目すべきなのはそのカードイラストで、《DDD》が描かれている場合よりもそれに属さないモンスターなどが出演しているのが多いのも特徴です。  


《DDヘッドハント》のイラストには《異次元の戦士》《異次元の女戦士》が描かれており、これは「異次元」繋がりで過去に登場したモンスターを採用しているようです。。

《DDリクルート》は先程の二人に加えて《D.D.アサイラント》《D・D・M》が増えています。

どれも《異次元》に関係するカードといえるでしょう。

さいごに

16日発売の遊戯王OCG最新弾「BATTLE OF CHAOS(バトル・オブ・カオス)」は秋一番の大盛り上がりをみせていますね。

正直、すごい商品だと思っていたものの、最初はここまでとは思っていませんでした。  

今や秋の遊戯王OCG祭り状態ですね。


「遊戯王OCGタイムズ」でも紹介されていましたが、使用者である《赤馬零児》は遊戯王歴代シリーズで初めて、ひとつのデッキテーマで、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムという4つの召喚方法を使用したキャラクターです。

そして《DD》はリンクモンスターも「LINK VRAINS PACK2」(2018年11月23日発売)で手に入れました。

これだけ多くの召喚方法を試すことがひとつのテーマでできるデッキは未だに少なく、バラエティに富んでいる点からもオススメなテーマです。

遊戯王デュエルリンクスでももうすぐ《赤馬零児》のイベントが開催されるようですので、もし良ければ是非組んで、遊んでみて欲しいです!



ところで余談ですが、最近Twitterを始めようか悩んでいます。

皆さんはどんなSNSを普段利用しているでしょう?

日本ではTwitterの他にもInstagram、TikTokなんかも人気ですよね。

何かのキッカケで「鍋野カニ丸」で検索をかけて見つけて頂いた際には是非フォローしてやってくださると喜びます。


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このコラムのライター

鍋野カニ丸

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