はじめに
まいど!私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートでは本大会における結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第86回VDuelCSアドバンス大会の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
よく使われているデッキ
VDuelCSでよく使われているデッキを使用率順に紹介します。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
それではさっそく使用率順にそれぞれの評価・代表カードを
併せてご紹介させていただきます!
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【よく使われているデッキ】
第一位:5cコントロール
特徴:全ての文明・全てのカードを多彩に操るデッキ。
オリジナル・アドバンス・2ブロックと全てのフォーマットに
おいて存在しており、使用者によって構築が幅広く人気のデッキ。
おすすめ度:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★★★
【代表カード】
アドバンス・オリジナル関わらず4枚採用されており
「手札破壊」
「クリーチャーの踏み倒し」
「リソース確保」
三拍子揃った非常に強力なコントロールカード。
ザーディクリカから唱えられる呪文ベースに
5cコントロール作ってる気がしますね。はい。
手札がないときにデッキトップから引くと涙でます。
前世でいいことしたと思います。
5cコントロールにおけるフィニッシャー。
採用はアドバンス構築限定にはなるが、こちらも
【盤面制圧】
【クリーチャーの踏み倒し】
【リソース確保】
の三拍子が揃ったフィニッシャーカード。
このカードを出した時、自分もこんな表情になりそうです。
それぐらい強気になれるカードです。
アドバンス・オリジナル関わらず3~4枚採用されており、
S・トリガーを持っており受け札として機能するだけでなく
シンプルに5コスト払う価値があるカード。
上記の《龍風混成 ザーディクリカ》との相性が抜群。
イラストの強さも抜群。メガネがいいですね。はい。
【感想】
近年、3色カードが多く発売されており5cコントロールデッキ
における対応力・制圧力が非常に高いのが魅力。
使用者によって構築が大幅に変化するため構築の自由度は非常に
高いが、その分プレイ難度も非常に高いデッキとなっている。
理解度を高めるだけでなく、対戦相手の
デッキタイプ・動き方を理解して2手も3手も読む必要があるので
使用の際は慎重にプレイしましょう。
第二位:モルトNEXT
特徴:強力なドラゴンを大量展開して制圧するデッキ。
【クロニクルデッキ 決闘!! ボルシャック・デュエル】
の発売によってさらに安定性を手に入れた最強のドラゴンデッキ。
イラストも非常によく、6年以上も愛されている。
おすすめ度:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★★☆
【代表カード】
力isパワー。
【戦略的ハートバーン】そんな名言も生まれたこのカード。
《爆熱天守 バトライ閣》や《闘将銀河城 ハートバーン》等
様々なドラグハートを身に纏い、数々の戦術を生み出した。
何度も再録されているので再録されても驚かないが
初回収録から6年以上経っていることに驚いてます。
フェアリーライフを遥か凌駕したドラゴン専用の
最強のマナ加速カード。ドラゴンデッキと言えば
とりあえず採用しろ!と偉い人から教わるぐらい。
Q:先攻メンデル2ブーストは罪になりますか?
第三位:赤単我我我
特徴:速さを追求した最速のデッキ。
オリジナル・アドバンス・2ブロックと全てのフォーマットにおいて存在しており、
デッキによっては成す術もなく勝利を献上することになる。
一見戦術は単純に見えるが先行・後攻、
さらには対面によって攻め方が変わるので1~3ターン目に考える量が非常に多い。
大会で使用すると『頼む・・・!』との声がよく聞こえる。
おすすめ度:★★★★☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★☆☆
【代表カード】
20年以上愛されている最古・最速のカード。
色んな1コストのカードが生まれているのに
関わらず最初期から採用されている。
…21回再録されてるらしいですよ?
貴方はどの《凶戦士ブレイズ・クロー》が好きですか?
赤単デッキに幾度となく革命が起きたが
その中でもトップ3を争うぐらいの革命児。
安定性が大幅に更新された。
僕使ってるとき多分こんな顔してシールドブレイクしてますね。
大会結果・母数結果
【大会結果】
~第86回VDuelCS アドバンス構築戦~
≪Welcome to the colorless world≫
それでは早速タイトルと共に89名で開催されたVDuelCS。
≪無色の世界へようこそ≫とはどういうことなのか。
さっそく大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから!↓
≪0cコントロール≫が優勝という結果に。
≪0cコントロール≫とは?
基盤は5cコントロールであるが希望のジョー星を採用することにより
全てのカードの色を無色にすることでドラグハート・マナドライブなどの
指定文明系カードを実質使用不可能にすることで、相手の動きを妨害する能力に長けたデッキ。
≪代表カード≫
タイトルの元となるカード。
アドバンス環境における5cコントロールのフィニッシャーは
《最終龍覇 グレンモルト》ですが、このカードがあると
ドラグハートを出せないためフィニッシャーの欠損だけでなく
コントロール性能も著しく低下します。
そこで次に紹介するカードと組み合わさると5cコントロール使用者は
『俺…今日運勢悪いんやろなぁ…』と思わされるコンボになります。
そのカードがこちら。
( ^ω^)・・・ん?
(;゚ Д゚) …?!
そうです。ジョー星で無色になっている=多色ではない。
ので出た時に相手のクリーチャーを全て破壊、さらに相手は
呪文を唱えられなくなります。
相手の三拍子どころかとんとん拍子にフィニッシュまで
持っていける非常に強力なコンボとなります。
以前オリジナル構築でも猛威を振るった0cコントロール。
それがなぜ今回アドバンス構築戦で活躍できたのか。
今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
5cコントロールが20名と最大母数な上に《最終龍覇グレンモルト》
を主軸としているデッキが非常に多く、最近の5cコントロールは
ジョー星ゼロルピアを割り切る(対策しない)傾向があるため
以前に比べてカード指定除去が入っていない構築が多く、
希望のジョー星の通りが非常によい環境だったと思われます。
中でも使用率上位3つのキーカードは火文明を指定する能力なので
それらを無色化することにより動きを妨害できるのでますます
通りがよい環境であったといえます。
~その他注目点~
・赤白ノヴァ、リースノヴァの増加。
・デアリ墓地ソースの減少。
・ジョー星ゼロルピアが上位4名から外れる。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては【注目デッキ・インタビュー】になります。
注目デッキ・インタビュー
今回は今大会優勝者の『DAIDORA』選手
をインタビューさせていただきました!!
大会の感想や使用デッキ、考え方を伺います!
Q:今大会で使用したデッキ名と使用した利用をお聞かせください。
→デッキ名:『0Cコントロール』
【戦績:優勝 ≪89人規模≫】
【予選:4勝1敗 予選16位通過】
1回戦:vs 5cモルト 【勝利】
2回戦:vs 5cジャックポット 【敗北】
3回戦:vs ガルラガン【青単】 【勝利】
4回戦:vs デイガ連ドラ 【勝利】
5回戦:vs アナカラーゼーロ 【勝利】
【決勝トーナメント】
1回戦:ボルシャックワンショット【勝利】
2回戦:5cモルト 【勝利】
準決勝:シータNEXT 【勝利】
決勝:ボルシャックワンショット 【勝利】
一番は「ジョー星ゼロルピア」などのコンボデッキに対して強く出れる点です。
その次は「リースノヴァ」や「ボルシャックワンショット」などのビートデッキに対しては
《とこしえの超人》とセットで相手の動きをかなり遅くすることができる点です。
そして1ドローがついているのも序盤から終盤にかけて強いので4枚の採用となっています。
まずはこの枠に「赤単我我我」に対して強い受け札を入れたいと思ってました。
そして《希望のジョー星》に関係なく、緑が枯渇しているから緑を含んだカードが
欲しいと悩んだ結果このカードになりました。
このカードから出る《Mt. 富士山ックスMAX》は本当に強かったです笑
是非試してみてください。
このデッキの対ハンデスカードかつ、潤滑油になります。
そして先行をとれば「シータノヴァ」の《アルカディアス・モモキング》の攻撃を毎回受けつつ
《聖魔連結王 ドルファディロム》の着地までのターンを稼ぐことができます。
このカードがあるとないとでは大きく違うと思います。
Q:大会に参加してみていかがでしたか?
日頃から参加してますが、リモート大会ではここ以上に競技向けの大会はないと思います。
ジャッジの方と運営の方々がちゃんと対応してくださっているので安心して対戦できます。
DAIDORA選手!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
DAIDORA選手はVDuelCSの常連であり、VDuelCSでの環境の流れを
読み取り、このデッキを持ち込んだのが非常にわかるインタビューとなりました。
次の項目ではインタビュー内容と大会結果を参考に【考察】
をしていきたいと思います。もう少しだけお付き合いください!!
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので
もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
ここまで
【よく使われているデッキ】
【大会結果・母数詳細】
【注目デッキ・インタビュー】
をご覧いただきましたが、それらの内容を踏まえると
≪0cコントロール≫が非常に環境に刺さると思われます。
理由は【大会結果・母数詳細】でお話した内容と被りますが
《最終龍覇 グレンモルト》の採用率がとにかく高いからです。
→それだと《とこしえの超人》も対策になるじゃないか!! おっしゃる通りです。
しかし《龍風混成 ザーディクリカ》や 《ドンドン火噴くナウ》などで破壊されてしまう点から
カード指定除去でないと処理できない《希望のジョー星》は 非常に厄介なカードであると思います。
そこで今後の5cコントロールの課題は
『カード指定除去』
『D2フィールド』
この2種類に焦点を当ててお話したいと思います。
まずは『カード指定除去』について。
カード指定除去でよく使われるカードは以下の3枚です。
※使用率順に並べております。
3コスト以下までのカードを選べるのでクリーチャーなら
パワーを選ばずに破壊できるのが魅力。
採用デッキ例)【ボルシャックワンショット】
S・トリガー持ちのカード指定除去。
4コストまで対応でき、スレイヤーを持っているので
2度おいしい。
採用デッキ例)【5cバスター】・【赤黒邪王門】
以前よく見かけたのがこのカード。
S・トリガーを持っており、Dスイッチで水のコスト7以下の
呪文を詠唱できる上にターン終了時に1ドローがついてくるため
コントロールデッキとの相性も〇。
採用デッキ例)【オボロティガウォック】【アナカラーシャコガイル】
続いてはこちら。
【4cダムド】で話題になったこのカード。
最近では《S級宇宙 アダムスキー》を使用した
【4cダークネス】がとあるイベントで優勝し、話題となりました。
採用デッキ例)【4cダムド】【4cダークネス】【赤緑キリフダッシュ】
《とこしえの超人》を一時的に除去できるだけでなく
2コスと以下のクリーチャーが召喚できないので【ジョー星ゼロルピア】
の動きを遅くする可能性があり、【赤単我我我】に対しても非常に強力な
妨害札となります。
以上のことから【アナカラーシャコガイル】又は【ギャラクシールド】の
基盤を使用したデッキが活躍しそうであると考えています。
これらは【オリジナル構築戦】でも考えられます。
↓最後に私の感想で〆させていただきます。↓
【最後に】
いかがでしたでしょうか。
かなり長くなってしまい申し訳ございません。
次回からもっとスリムに執筆できるように頑張ります!
このコラムが皆様にとってのデッキ作成に少しでも
参考になれば嬉しいです。
もしこのコラムがよかったと感じていただけたら
SNS等で拡散していただけると幸いです。
今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】を
何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!