制限カード緊急告知(7/2)
はじめに
初めまして、ふくちゃんと申します。
バトルスピリッツ公式番組「エクストリームリーグ」にてTEAMドラゴンスターの監督をやらせてもらっている縁で、記事を書くことになりました。よろしくお願いします。
今回は、公式より急遽発表された、禁止・制限改定について書いていこうと思います。
今回発表された制限カード<1>行きカードは次の4種。
各カード所感
《黄泉ノ皇蛇ライウンオロチ》は、おなじみイザイザデッキのループパーツです。
ループは時間がかかりすぎたり、CSなどにも悪影響が出るため、至極真っ当な制限だと思います。
《魔導氷姫アガーフィア》は、氷姫がずっと環境で猛威を振るっている中、どれを制限するか悩みどころだったでしょうが、やはり「効果を受けない」をバラまいて頭数を増やし、解封までしてしまうこのカードを送ったのでしょう。
《氷刃姫プリヘーリア》で開けてしまうのが最も危険であり、むしろ僕は《プリヘーリア》制限したらいいのにと思っていましたが、そこまですると弱体化しすぎなのでしょうね。
突然ですが
僕は常々、「制限にするなら禁止したほうがよい」と言ってきました。
制限1カードとは、2枚以上あると悪さをするカードに適用するものであり
単体で強すぎるカードを制限にしても、いわゆる「引いたもん勝ち」の引きゲーになってしまうのです。
《庚の猿王ヴァーリン》というカードがありました。
これは《ヴァーリン》で《ヴァーリン》を回収できてしまうという強力なカードであり、制限1にすることで解決しました。
このような場合は制限が適切なわけです。
しかし《獄土の四魔卿マグナマイザー》のような単体での超パワーカードは、引いたもん勝ちの度合いが高く、制限になった後も紫のデッキにならみんな採用していたもので、少し前にとうとう禁止カードになりました。
さて今回ですが、《アガーフィア》はまた引いたもん勝ち感がありますが、少しだけデッキパワーダウンしてほしいというならまあ妥当なところでしょうか。禁止となってもおかしくない実力があります。
《ライウンオロチ》は、一枚でもループできてしまうのでこれこそ禁止で良かったと思います。
ただ最速ループに入る確率が大幅に下がる、と言われたらまあギリギリ納得ですか・・・
できるだけ禁止カードは出したくない、という公式の考えはひしひしと伝わってきますね。
本題に入ります。
アルケーパラディンはどうなのか。
ご存知アルパラというデッキタイプは、《アルケーガンダム》と《インペリアルドラモン パラディンモード》という2大コラボスピリットを主軸に、多シンボルや連続攻撃を叩き込むデッキタイプであり、構築自由度が高く、非常に強力で楽しいデッキです。
最新弾で召喚時止めを得たことにより、より安定した足場からビートがかけられるようになりました。
母数が増えすぎたのか、これから刷るカードにとって《パラディン》の墓地つぶしが邪魔になったのか・・・
理由はともかく、主パーツである《アルケー》と《パラディン》を制限することにしたようです。
さて、これは妥当なのか。
《パラディンモード》は、単体でのチェンジ効果などもさることながら、《パラディン》で《パラディン》にチェンジできるのがものすごく強かった。
これは先述の《ヴァーリン》と同じく、制限1にすれば解決です。
1枚しかなければ、チェンジで氷刃血解を使い回したりするのも一度だけですし、色々と解決するでしょう。
色の合うデッキにはピン挿しされるかもしれませんが、引いたもん勝ちというほどのものでもなさそうです。
他にもありますが、《パラディン》に関しては概ね妥当と言えると思います。
では《アルケーガンダム》。
これの強さは、圧倒的な汎用性の高さです。
出てくるタイミングが多すぎる、やれることが多すぎる。
スピリットデッキでさえあれば何にでも入るレベルのカードです。
これから多くのスピリットデッキにピン挿しされることが予想されます。
《パラディン》で破壊して《アルケー》経由してチェンジすることで、チェンジ元がいなくても《パラディン》を着地させられたのもアルパラの強さを支えた大きな要素でした。
極端に言えば、《アルケー》さえ禁止すれば《パラディン》はお咎めなしでもなんとか行けたのではないかとさえ思います。
とはいえ、いわゆる「《アルケー》除去っても《アルケー》出てくる」というのが無くなる、これだけでもだいぶ良いですね。
また、《アルケー》は引いたもん勝ち的な使い方というよりは、デッキの中核としての使い方の方が大きかったので、
そのような構築を防げるという意味で、制限は非常に効果があると思います。
制限を受けてのレシピ
そんなこんなで、公式の思惑に思いを馳せつつ、禁止制限改定を受けてのデッキを考えました。
アルケーパラディン1枚ずつじゃデッキにならないの???
そんなことはないです。
《パラディン》はチェンジ元さえ確保できれば単体でも強いし
《アルケー》は言わずもがな。
そもそもアルパラは、入れたいカードが多すぎる、構築自由度の高いデッキです。
そこで、
「アルケーパラディンを1枚ずつしか入れれないならその枠に入れれるじゃん( ゚Д゚)」
というわけです。
では召喚時止めを含めた青寄りのアルパラと
刃虫に寄せた緑アルパラと
ふたつ紹介します。
1枚ずつなのに、もはやアルパラと呼ばないのでは、というのは
確かにその通り・・・(;^ω^)
青緑アルパラ制限後仕様
緑アルパラ制限後仕様
アルパラ無し・・・
このように、「強いからピンで挿すけど、それに頼ることのないデッキ」を組む必要があります。
引けたらラッキーくらいの感覚で入れることになるので、それはつまり
「入れなくてもほぼ同じ動きのデッキが組める」
ということです。
そこで、《アルケー》と《パラディン》のどちらも挿さないカタチも紹介しておきます。
アルパラ抜きアルパラ・・・( ゚Д゚)
青緑グッドスタッフ
ほぼ刃虫
制限前のアルパラと比べて高額カードが大幅に減りましたが、安定度と強さはかなりのものです。
予算オーバーで組むのを躊躇していた方は、これを機に組んでみてはいかがでしょうか。
終わりに
制限後は、アルパラを使っていた人、使いたかった人たちが、
・召喚時止めを重視して、形にこだわり青緑グッドスタッフ型
・召喚時止めを重視して、割り切って宇宙海賊
・ビートに寄せて刃虫型
などに分かれていくのではないかと思います。
じきに新弾も発表されますね。
また全カードリストが出た頃に、新弾でのデッキを紹介していきたいと思います。
今日はここまで、参考になれば~(^^)/