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2024.5.5

ユキメノコファンが本気で考えた新弾ユキメノコデッキをご紹介します | ミナナセポケカレポート

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ユキメノコファンが本気で考えた新弾ユキメノコデッキをご紹介します | ミナナセポケカレポート
目次

はじめに

はじめましての方もそうでない方もこのコラムを読んでくれてありがとうございます。

前回、「次のコラムは初心者がジムバトルで優勝するためにはどのデッキを握るのがいいの? みたいな記事を書きます」と言いましたがあれは嘘です。

TCG大好きバーチャルYouTuberの三七瀬なくりです。


言い訳をさせてください。

新弾「変幻の仮面」が発売され、ミナナセの推しポケモンである《ユキメノコ》がまさかのARまで収録されたことでちょっと事情が変わったんです。

推しが来たら推しのデッキを組む。実に自然なことですね。摂理です。


ミナナセはドラスタコラムのデビュー記事で突然推しポケカの話をする程度には推しを大事にしているバーチャルYouTuberですので、今回も推しの話をします。


一応断っておくと、新弾の《ユキメノコ》環境でもしっかり渡り合えるスペックを持ったポケモンです。

実際にシティリーグで上位入賞しているデッキなんかもありますので、ポケカプレイヤーの皆さんにとっても有益な記事になります。なるはず。


それでは、対戦よろしくお願いします。

ユキメノコについて

基本スペック

まずはユキメノコの単体スペックを確認してみましょう。

《ユキメノコ》

ARのイラストが良すぎる。100億点。

1進化の水ポケモンで、特性とワザを1つずつ持っています。
基本的には特性をメインに戦っていくことになるので、ワザに関してはあまり掘り下げなくてもいいでしょう。

特性「いてつくとばり」はポケモンチェックの際に働く珍しいテキストをしており、ポケモンチェックのたびにおたがいの特性を持つポケモンにダメカンを1個のせる、という効果になります。

進化元と分岐進化の候補

ついでに進化元と分岐進化の候補となるユキワラシ族も見ておきますか。

現環境では、《ユキメノコ》の進化元となる《ユキワラシ》は3種類存在します。


無色1エネで1ドローできるワザを持ったパラダイムトリガー」収録の《ユキワラシ》が最も使い勝手が良い進化元ですが、「変幻の仮面」で新たに収録されたユキワラシも2エネ要求とは言え相手の手札を1枚山札に戻すというユニークなテキストのワザを持っていますので、お好みで選択しましょう。


分岐進化の候補には《ユキメノコex》の他、《オニゴーリ》もいます。


《オニゴーリ》はこれまで《スズナ》と合わせて使う前提のカードしかありませんでしたが、今回の新弾では割とエネルギー効率の良いワザを持ったカードが収録されましたね。

ダメカンをばら撒く新規ユキメノコとは相性がいいので、一応覚えておきましょう。

特性『いてつくとばり』の考察

さて、「変幻の仮面」で登場した《ユキメノコ》の持ち味は何と言っても特性「いてつくとばり」ですよね。

この特性について、もう少し深堀りしたいと思います。


特性「いてつくとばり」は、ポケモンチェックの際に働く特性となっていますので、自分の番を終えて次の自分の番を迎えるまでの間に往復で2回特性が働くことになります。

つまり、ユキメノコが場にいる限り、自分の番が来るたびにお互いの特性を持っているポケモンに20ずつダメージが蓄積していくわけです。


さらに、この特性はユキメノコが場に複数いれば二重三重に働きますので、極論ユキメノコを4体場に出せば次の自分の番が回ってくる頃には特性持ちのポケモンすべてに最大80ダメージを与えることができます。

《キュワワー》《マナフィ》《ビッパ》といった、HP80以下の特性持ちのたねポケモンにとっては天敵以外の何者でもありませんね。


逆に言えば特性を持たないポケモンにとっては何の意味もない無害な特性であり、自分の場のポケモンにも効果が及ぶことから、場合によってはデメリットとして働くこともあります。

そのデメリットをメリットに変える手段もありますので、安心して読み進めてください。へっへっへ。




さて、もう一つ、ポケモンチェックの際に働く特性であることに注目してみましょう。

ポケモンチェックはお互いの番と番の間に挟まるタイミングで、ルール上はどちらのプレイヤーの番でもありません。

また、「いてつくとばり」によって乗るダメカンはワザのダメージでも効果でもないため、もし「いてつくとばり」の効果で相手のポケモンがきぜつした場合、以下の効果は働きません。


【ポケモンチェック時のきぜつで効果が働かない例】





また、以下のカードは前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていないと使えないため、「いてつくとばり」によるきぜつでは前提条件を満たせず、使用することができません。


【前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしていないと使えないカードの例】

最後に、特性によって乗るダメカンは、今のスタンダードレギュレーションでは防ぐ手段がほぼありません。


現在のカードプールに存在する『相手の特性の効果を受けなくなる』効果は《ラブトロスV》の特性しかなく、いくつか存在する『相手の特性をなくす』効果の中でユキメノコに刺さるものは《ディンルーex》の特性「じゅばくのだいち」のみなので、よほどのことがない限りダメカンをばら撒くことができます。

ユキメノコと相性のいいカード

ということで、意外と侮れない打点補助が可能な《ユキメノコ》と相性のいいカードを紹介します。


特性を持たないアタッカー

まずはメインアタッカーの候補として、特性を持たないポケモンたち。


ユキメノコの特性によってダメカンが乗らないため、デメリットを気にすることなく攻撃することができます。

特に同じ「変幻の仮面」に収録されている《ドラパルトex》や、「クリムゾンヘイズ」に収録されている《ゲッコウガex》は2進化exということで単体性能も非常に高く、ユキメノコによる打点補助との相性も良いポケモンになっています。


ミナナセの個人的な好みとしては《ジュペッタex》もいいですね。

早い段階でグッズロックを仕掛けることで相手が動き出すまでの時間を稼ぎ、その間にユキメノコで大量のダメカンを乗せることができます。

相手に乗せたダメカンを利用する

続いて相手のポケモンにダメカンが乗っている時に追加効果やダメージが上昇するカード群。

他にも色々ありますが、ぱっと思いつく代表的なカードを挙げてみました。


《ディンルーex》は現環境で唯一《ユキメノコ》の特性を止められるポケモンですが、ユキメノコの特性は自身にダメカンを乗せないため、実は組み合わせることで様々なポケモンの特性を消すことができます。


《マスカーニャex》《ギャラドスex》は、相手のバトル場にダメカンが乗っていれば打点が上昇するワザを持っており、特に《ギャラドスex》は要求エネこそ重いものの破格の360ダメージを叩き出すことが可能。

ユキメノコと同じ水タイプということもあり、《カイ》を4枚積んだデッキで《セグレイブ》《ハイパーアロマ》と組み合わせて使ってみると案外強いかもしれません。


他には、《サンダーex》《ワザマシン やみうち》のような、ダメカンが乗っている相手ポケモンに対してベンチ狙撃が可能なワザとも相性がいいですね。

自分に乗せたダメカンを利用する

ここからが本題みたいなところがある。


ユキメノコは自身を除く特性を持っているポケモン全てにダメカンを置くので、もちろん自分の場にいる特性持ちポケモンにもダメカンを乗せてしまいます。

それを逆手に取れるのが、自分に乗ったダメカンを利用して火力を上げることができる《ドードリオ》や、自分の場にダメカンが乗っているポケモンが多いほど火力が上がる《ゾロアークVSTAR》です。


特にドードリオは自身の特性でも自分にダメカンを乗せることができるため、《ダメージポンプ》と組み合わせてダメカンの量を調節することで早期に高火力を出すことができます。

そしてどのカードよりも相性抜群なのがこのポケモン、同じく「変幻の仮面」に収録されている《マシマシラ》になります。


ここまでに挙げてきたほぼ全てのアタッカー候補と組み合わせて利用可能な補助要員であり、《ユキメノコ》《マシマシラ》の組み合わせはもはや一つのシステムと言っても過言ではないでしょう。

マシマシラの特性「アドレナブレイン」は、自身に悪エネルギーがついている時だけ利用できる特性で、自分の場のポケモン1体に乗っているダメカンを最大3個まで相手の場に好きなように乗せ換えることができます。


これを《ユキメノコ》と組み合わせると、往復2回のポケモンチェックで《マシマシラ》に乗ったダメカン2つを毎ターン相手の場に送り込むことができます。

しかも《マシマシラ》が複数体いればその分「アドレナブレイン」も多く使用できるので、放置していると結構な量のダメージに繋がります。


これもう完全にキタカミのクイックシューターなんよ。

ユキメノコを採用したサンプルデッキ集

というわけで、ユキメノコを採用したサンプルデッキをいくつか紹介します。

ハピナスマシマシラユキメノコ

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《ドラパルトex》に有利と言われるハピナスマシマシラにユキメノコを積んだデッキです。


《ハピナスex》は1進化でありながらHP300という超大型の耐久アタッカーとなっており、基本的にはハピナスで受けたダメージを《マシマシラ》で返していくことになります。

ただし、ハピナスを一撃で倒すことができる大火力には弱いため、その場合は《ユキメノコ》《マシマシラ》を盤面に並べ、ハピナスの火力を補うことで突破を図ります。


注意点として、ユキメノコの特性によってハピナスにもダメカンが乗ってしまうことには留意しましょう。

ユキメノコ&ヒスイゾロアークVSTAR

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自分の場のダメカンが乗っているポケモンが多いほど火力が上がる《ヒスイゾロアークVSTAR》と、自身に乗っているダメカンが多いほど火力が上がる《ドードリオ》をアタッカーに据え、ドードリオの特性と《ダメージポンプ》も併用して場のダメカンの数をコントロールしながら高火力を出し続けるデッキです。


特性を持ったポケモンが多く並ぶため、ダメージ管理に気をつける必要がありますが、序盤は《ヒスイゾロアークVSTAR》で火力を出すためダメカンを散らしておき、終盤は《ダメージポンプ》《マシマシラ》を使ってできるだけ《ドードリオ》にダメカンを集めることで高火力を維持することができます。

ドラパルトex&ユキメノコ

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現在環境で猛威を振るっている《ドラパルトex》《ユキメノコ》を積み、純粋な打点補助要員とする構築です。


《ドラパルトex》のワザ「ファントムダイブ」はダメカン6個を相手のベンチにばら撒くことができるため、これとユキメノコの特性を組み合わせることでHP70の特性持ちポケモンを倒すことができるのがポイント。


具体的な仮想敵としてはロストの軸となる《キュワワー》が該当しますが、相手が《マナフィ》《ジラーチ》でスタートしてしまった場合等にも刺さります。

また、相手のバトル場のポケモンが特性を持っている場合は《ドラパルトex》の200ダメージという微妙に足りない打点を補助することもできます。

ゲッコウガex&ユキメノコ

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最後は特性を持たないアタッカーである《ゲッコウガex》を主軸にしたデッキです。


《カイ》によって《ユキメノコ》だけでなく《ケロマツ》《ゲコガシラ》をサーチすることもできるため、見た目以上に安定感の高いデッキになっています。

《ゲッコウガex》はHP310と耐久力が高く、ワザの効果で好きなカードを手札に加えられるため、一度進化してしまえば盤面を作る力は非常に大きいですね。


こちらのリストでは《ユキメノコ》の進化ラインを3-3と多めに採用し、《マシマシラ》はチャンスがあれば使うくらいの気持ちで1枚採用しています。

おわりに

ということで、急に推しが来たので推しのコラムを書きました。


実は今回の《ユキメノコ》はシティリーグの入賞デッキでも採用されている例がいくつかあり、オンリーワンな特性ということもあってめちゃくちゃテンションが上がっているミナナセです。

今後も面白そうなデッキが組めたらお知らせしていきます!


それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

対戦ありがとうございました。

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このコラムのライター

三七瀬
なくり

三七瀬<br />なくり