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2024.5.11

「ティムールランプ」 | 黒田正城のスタンDojo!

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「ティムールランプ」 | 黒田正城のスタンDojo!
目次

はじめに

みなさん、こんにちは。BIG MAGIC ELDERの黒田です。


楽しい連休を過ごされましたか?

プロツアー『サンダー・ジャンクション』で始まったGWでしたね。

日本人プレイヤーが上位を独占するという素晴らしい結果に終わりました。

多種多様なデッキが活躍しており、スタンダード環境の面白さが十二分に伝わったと思います。


決勝戦で井川選手の優勝が決まった瞬間、高橋選手が優しい笑顔で拍手をしていた瞬間が私は一番好きです。

本当に素敵な瞬間で感動しました。


それでは今回のデッキ紹介に入りましょう。

これまで、この記事でも何度か名前だけ出していたティムールランプです。

メインデッキ

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サイドボード

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ティムールランプの基本的な動き

【ティムールランプ】は約30枚の土地が入っている特殊なデッキで、序盤はとにかく大量のマナを用意することに専念します。


一番の立役者は《事件現場の分析者》です。

墓地が肥えていると、反則と言えるほど大量の土地を一気に墓地から戦場へ戻すことができます。

それ以外にも《洞窟探検》《好奇心の神童、ケラン》がよく使われており、ランプ戦略を後押しします。


序盤は防戦一方になりますので、《舞台座一家の中庭》など、大量に採用されている疑似フェッチランドのライフ回復がとても嬉しい存在になります。

ただ土地を置くだけでは無抵抗ですぐやられてしまいますから、道中で除去を使い、相手の攻勢を適度にしのぎます。

《間の悪い爆発》は全体除去+追加ドロー+墓地の土地を増やす、という3役を1枚でこなすカードで、このデッキにピッタリの性能です。


この4枚だけでは足りないので、2マナ域に赤い除去呪文を採用するのが一般的です。

《策謀の予見者、ラフィーン》など、タフネスが高めのクリーチャーを倒せる《勝利の炎》が一番人気です。

他にも、《削剥》や私の大好きな《火山の悪意》もいいかもしれません。

中盤に登場する《復活した精霊信者、ニッサ》はこのデッキのキーカードになります。
4ターン目に3マナでプレイしたあと、疑似フェッチランドをプレイ→上陸が2回誘発して《事件現場の分析者》をゲット→上陸で出た2マナでプレイ、という流れが理想的です。

《分析者》が大量の土地を戻すと、とんでもない数の上陸が誘発し、大量のマナが出ます。

このマナを再び有効活用すると、まるで追加ターンを得たような感覚になります。

7枚以上の土地が場に並んだ状態でライフが残っていれば、概ねこちらのペースです。

《記憶の氾濫》を使ってキーカードを探しに行きましょう。

《強靭の徳目》で墓地からクリーチャーを拾って再利用しつつ、本体の方をプレイして生み出せるマナを3倍に伸ばします。

最後は聞いたことのないような数字で《世界魂の憤怒》を対戦相手にプレイしてゲームセットです。

デッキ相性

【ティムールランプ】は再現性の高いコンボデッキであり、メイン戦の勝率が非常に高いデッキです。

ですが墓地に依存しているところが大きいため、サイドボード後に相性差が逆転することも多く、決して万能ではないところが面白いと思います。

まず速攻系のアグロに対してですが、【赤単】のスピードには間に合わないんじゃないの? と最初思っていました。

しかし実際に戦ってみると疑似フェッチランドのライフ回復は想像以上に効果的で、有用な除去を2回ほど挟むと概ねティムールランプ側が勝つ傾向にあると感じています。


【ボロス招集】は赤単と全く違う種類のアグロデッキで、対応も大きく変わります。

全体除去が刺さるかどうかにかかっており、1回リセットできればコンボまで間に合うでしょう。

単体除去だけだとさすがに厳しいので、初手のキープ判断が重要です。

ミッドレンジ系は序盤に余裕を持って準備ができるため、どのタイプに対しても比較的有利です。

とは言え手札破壊と打ち消しの組み合わせには手を焼くことでしょう。


【エスパーミッドレンジ】が《大洞窟のコウモリ》《策謀の予見者、ラフィーン》と展開し、猛スピードで手札を最適化されるとさすがに受けきれません。

序盤はランプや手札整理よりも、場をきれいにすることが最優先です。

最強候補の一角である、【ドメインランプ】に対して有利な戦いができるのも、【ティムールランプ】の大きな利点です。

特にメイン戦はこちらの動きをほぼ妨害されることがありませんし、相手のクロックも7ターン以上かかって出てくるものばかりです。

よほどのことがなければ、1本目を勝った上でサイド後の2本中1本を取る、という流れで勝つことができるでしょう。

【青白コントロール】など、打ち消しを構える低速デッキに対しては、余裕を持ってマナ差をつけていくことができますので特にメイン戦は有利だと思います。

《喝破》《かき消し》など、追加マナを要求してくる打ち消しが刺さらないように余裕を持って動きましょう。

サイドボード後は相性が逆転するような印象がありますので、入れ替えも含めて慣れが必要です。


サイド後の戦い方についてはまとめて後述します。

さいごに

【ティムールランプ】は非常に派手な動きが魅力的なデッキです。

コンボでも、クリーチャーでも戦うことができるので、この手のデッキが好きな人にはたまらない構成ですね。


また、デッキに入っている土地が基本土地ばかりなのですぐ用意できます。

《復活した精霊信者、ニッサ》だけどうにかできれば、かなり組みやすいデッキだと思います。

ただ、このデッキは誘発が非常に多く、ライフの変動も多いです。

思った以上に時間がかかるので、素早いプレイングを意識しましょう。


まずは何度も一人回しして、挙動を確認しておくのが良いと思います。

やみつきになると思いますよ!

おまけ

最後のコーナーですが、今回はサイドボードの方法について少し詳しく書いておきたいと思います。

まず、【ティムールランプ】はすでにメジャーなデッキとして誰もが意識しています。

そのため、何らかの形で対策を講じていると考えましょう。


簡単に言うと、サイド後に《安らかなる眠り》《未認可霊柩車》《石の脳》などで完封されてしまうような入れ替えをしてはいけません。


メインの勝ち筋に加えて、バックアッププランを用意しておくことがとても大事です。

そこで強力なクリーチャー陣にスポットライトが当たります。

今のスタンダード環境は除去呪文がとても優秀ですから、メインデッキのクリーチャーはほぼ生き残りません。

《復活した精霊信者、ニッサ》も除去される前提でプレイしており、使い捨てのような気持ちです。

ですが、サイド後は相手も墓地対策や手札破壊など、コンボを止める手段を追加する都合上、代わりに除去が抜ける構図になりがちです。


そのスキを突いて、ボス級の強力なクリーチャーを活用しましょう。
最もメジャーなのは《乱伐者、ボニー・ポール》《産業のタイタン》の2枚です。

最近は《落星の学者、ロクサーヌ》もたまに見かけます。

フィニッシャーではありませんが、《温厚な襞背》も汎用性が高く、重宝すると思います。

これらのクリーチャーをサイドから入れる場合、何を抜くか悩む場面もあるでしょう。

ここはできる限りメインデッキの形を崩さず、各パーツを1枚ずつ抜く手法を活用するのがおすすめです。

特定のパーツを全部抜いてしまうと、コンボデッキの側面が損なわれて機能不全になってしまうため注意が必要です。

《強靭の徳目》《事件現場の分析者》《復活した精霊信者、ニッサ》《洞窟探検》《世界魂の憤怒》あたりが候補になると思います。


最初はとても悩むと思いますが、経験値が増えてくると、相手のデッキタイプに合わせて入れ替えのプランが固まってくることでしょう。

たくさん練習して、ポテンシャルを最大限に発揮してください。


そうそう、【エスパーミッドレンジ】に当たったら《毒を選べ》もお忘れなく!


では、また次回お会いしましょう。

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このコラムのライター

黒田正城

黒田正城