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2023.5.16

Vol.57「水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】」| yk800のWeekly Pick Up Deck!!

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Vol.57「水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】」| yk800のWeekly Pick Up Deck!!
目次

はじめに

 初めましての方は初めまして、『yk800』です。


 このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!


 今回の特集は自然【CRYMAX ジャオウガ】


 しばらくは環境上の活躍が控えめでしたが、「双竜戦記」から登場した新カードを取り込んで大躍進。高いポテンシャルで数々の入賞例を生み出しています。


 たった1種4枚で大幅に強化された新弾環境の水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】について、今回も基礎から解説していきたいと思います!

水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】のサンプル構築について

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水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】ってどんなデッキ?

 現代を生きる優秀なメタクリーチャーたちで相手の動きを制限し、その隙に《天災 デドダム》をはじめとする水/闇/自然基盤の優秀なクリーチャーたちがリソースを確保。これらの小型クリーチャーを《キユリのASMラジオ》で強力にバックアップしつつ、頭数が揃ったところで《CRYMAX ジャオウガ》を召喚。そのまま溢れる打点でゲームを決める、メタクリーチャーによる妨害を主軸としたデッキです。


 各種取り揃えられたメタクリーチャー、特に自然の低コスト域のクリーチャーたちの刺さりがいい環境では使い勝手がよく、フィニッシュも《とこしえの超人》《若き大長老 アプル》を添えて蘇生呪文やマナからの踏み倒しによるカウンターを許さずに押し切れます。


 その性質上妨害に弱く除去も少ないようなデッキにはめっぽう強力な反面、メタが刺さりづらくテンポの良い除去を素直に採用できるようなデッキは苦手。


 また、タカードの採択次第で相性が大幅に変わる対面も多いため、やや環境を選ぶデッキタイプと言えるでしょう。




 元々存在したデッキタイプではあるのですが、ハンデスと自壊クリーチャーの使い回しに主眼を置いた水闇自然【ハンデス】、大量の面除去トリガーでビートダウンを押し返しつつゆっくりゲームをコントロールして重量級フィニッシャーを叩きつける水闇自然【ジ・ウォッチ】、小型クリーチャーを大量に搭載して序盤の妨害をこなして《十番龍 オービーメイカー Par100》で蓋をする水闇自然【オービーメイカー】などなど、水/闇/自然基盤のスペシャリストたちに立ち位置を奪われる結果となりました。


 しかし、この度《ボン・キゴマイム》を採用した構築が開発され、多くの大会で入賞。シンプルな構成に回帰した水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】に、再び注目が集まっています。

《ボン・キゴマイム》のここが凄い!

 先述した通り、シンプルな《CRYMAX ジャオウガ》軸の構築が復権する最大の要因となったのが《ボン・キゴマイム》の登場です。


 では、このカードのどこがどう強いのでしょうか? あらためて振り返っていきましょう。

【クリーチャー側】
《ボン・キゴマイム》
水文明 コスト3 パワー4000
クリーチャー:マジック・マーフォーク
■相手のクリーチャーが出た時、このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。そのクリーチャーがコストを支払わずに出ていたら、カードを1枚引いてもよい。

【呪文側】
《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
水文明 コスト2
呪文:マジック・ソング
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

 メインとなるのはやはりクリーチャー側の《ボン・キゴマイム》


 ひとつのテキストで書かれていますが、実質としては登場したクリーチャーにそのターン中の攻撃禁止を付与する能力と、相手のコスト踏み倒しに反応して1ドローする能力の2つの能力を持っているものと考えていいでしょう。


 攻撃禁止は過去にも活躍した《全能ゼンノー》《レク・シディア》と機能としては全く同じ能力。常在型能力ではなく誘発型能力なのがクセモノで、一度誘発してしまえばこのクリーチャーがバトルゾーンを離れたとしても効果が持続します。


 よく取り上げられるのが《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》


 登場場時能力で厄介なメタクリーチャーをバウンスしつつマッハファイターで即座に革命チェンジする動きで対メタクリーチャーデッキ性能に定評のあるクリーチャーですが、《ボン・キゴマイム》は仮に登場時能力でバウンスされたとしてもそのターン中は《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》の攻撃を止めてくれます。


 スピードアタッカーを攻めの主軸に据える火文明絡みのビートダウンデッキはもちろん、水/闇/自然基盤の《CRYMAX ジャオウガ》や【オービーメイカー】系デッキのマッハファイター、【ラッカ「正義星帝」】は進化クリーチャーで打点を形成しますし、【サガループ】さえも《超神星DOOM・ドラゲリオン》がストップ。


 スピードアタッカー・マッハファイター・進化クリーチャーといった現在のデュエル・マスターズの中心的なポジションを占めるカードたちが軒並み止まるため、環境だけで見ても多くのカードが《ボン・キゴマイム》の餌食となります。


 同じように除去を受けても攻撃を止めてくれるカードとして《その子供、可憐につき》も有力ですが、タップインさせるクリーチャーに条件があるあちらと違って《ボン・キゴマイム》は出てきたクリーチャー全てに一律で「攻撃できない」能力を付与してくれるため、スピードアタッカー付与などにも対応できる点が非常に強力。【火単ブランド】の《“罰怒”ブランド》展開もなんのそのです。




 もうひとつの踏み倒しに反応して1ドローする能力もなかなかに厄介。流石に踏み倒しを止められるわけではないものの、その分有効な範囲は相応に広く取られています。


 トリガー条件がコストを支払ったか否かでのみ判定されるため、通常の踏み倒しはもちろんのこと、G・ゼロやメクレイドをはじめとする「コストを支払わずに召喚する」能力にも反応。ターンの指定もないため相手のトリガークリーチャーやニンジャ・ストライクに対しても1ドローできます。


 ロック能力として見れば非常に心許ないですが、単純に相手の行動に反応してドローできるおまけ能力としてみれば十分以上に強力。それどころか、「展開してもこのターン中には勝てないし、特定のカードを引かれれば負ける」というような、どうしても引かせたくないカードが相手視点で存在する場面では、ほとんど踏み倒しロックとして機能することもあるでしょう。




 カタログスペックも悪くなく、【サガループ】の《「敬虔なる警官」》で止まらない最小コストかつ《キユリのASMラジオ》で踏み倒せるコスト3は現在の環境において一種のステータス。パワー4000は《絶望と反魂と滅殺の決断》で落とされるものの《九番目の旧王》で落ちない絶妙なラインです。


 下面の呪文は手札が減ってしまうことも加味すると積極的に使いたいわけではありませんが、余った2マナで盤面を止められるカードとしては実用に足るスペック


 コストを指定した範囲選択のおかげで複数体同時に止まることもありますし、選ばれないクリーチャーの攻撃も止められるのはこの手の能力の中ではトップクラスの使い勝手の良さです。




 除去されても残り続ける非常に強力な攻撃制限能力は、現環境に鋭く刺さるメタ能力。環境上位のデッキで役割を失う対面は【水魔導具】以外にいないといってもいいほどです。


 その【水魔導具】にしてもドルスザクの登場に合わせてドローできるなど、相手のコスト踏み倒しに反応するドローも非常に多くの対面に役割を持てることから、何の仕事もできない相手がほとんどいないことこそが最大のメリットと言えるでしょう。


 《キユリのASMラジオ》などのトレンドカードとも相性がよく、逆に相手の《キユリのASMラジオ》展開は2ドローで抑制できたりと、現環境のカードプールとも噛み合っており、今後も目が離せないメタクリーチャーです。

水闇自然【CRYMAX ジャオウガ】に採用されるカードについて

 オリジナルでもお馴染みとなった軽量メタクリーチャー。


 単純にアクションの過程で余ったマナはもちろん、《極楽鳥》《天災 デドダム》から浮きがちな1マナを有効活用しやすいのがこのクリーチャーの魅力。


 メタの刺さる範囲も十分に広く、G・ストライクで防御力の底上げにも役立ってくれるため、現環境において採用しない手はない1枚です。

 《奇石 ミクセル》に代表されるような、相手のマナ数より大きいコストのクリーチャーを咎めるメタクリーチャー。こちらは登場すらさせずにマナに送るため、単純なロックの強度で言えばそれ以上です。


 【オービーメイカー】の《十番龍 オービーメイカー Par100》《∞龍 ゲンムエンペラー》、【火単ブランド】の各種「ブランド」、【5cコントロール】の《ナウ・オア・ネバー》あたりがメインとなる役割対象。


 コスト軽減にも反応する点で《ボン・キゴマイム》と、手札からの踏み倒しも役割対象となる点で《とこしえの超人》との相性補完に優れており、単体では活かしきれない相手も少なくないものの、他のメタカードの穴埋めとしての性能が高い点が評価できるクリーチャーです。

 こちらも水/闇/自然基盤ではお馴染みになりつつある、デュエマでは数少ないマナクリーチャー。


 即座に多色マナとして運用できるため差し引き1マナで出せる点がかなり強力で、軽量メタカードとのくっつきが良好。《とこしえの超人》はもちろん、3マナの場面から2+2で動いたり、《天災 デドダム》から繋いだ5マナで2+《キユリのASMラジオ》といった動きで無理なく展開できます。


 もちろん2ターン目に出して3ターン目に《キユリのASMラジオ》を唱える2→4の動きだけでも十分に強力。


 飛行を持っており、除去は当たるものの殴り返しの心配は無用。シールドはブレイクできないもののダイレクトアタック時には単にブロックされないクリーチャーとなるなど、打点としても仕事ができるクリーチャーです。

 主に《母なる星域》として使い、終盤にメタクリーチャーを《CRYMAX ジャオウガ》に変換するためのカード。踏み倒しメタや呪文ロックで機能しなくなりますが、わずか3マナでフィニッシュカードを投下できる破壊力は計り知れません。


 クリーチャー面は一応初動換算できるため全く使わない……わけではありませんが、フィニッシュパーツかつ単色マナ要員にもなるカードを埋めてまで使いたいかと言われると、手札消費の荒さも加味するとやや疑問。よほど手札が重くて序盤に動きたい場合を除けば、基本的には取っておくほうが後々に良い影響を及ぼしそうです。

 デッキの基盤を支える水/自然+αの3マナクリーチャー軍団。構築のベースとなった【オービーメイカー】でよく採用されるカードがそのまま持ち上がった形ですが、《キユリのASMラジオ》との相性がそもそも良いため、もちろんこのデッキにおいても強力です。


 《天災 デドダム》は言わずもがな、現代デュエル・マスターズでも一、二を争うほど強力な基盤カード。手札調整、マナ加速、墓地肥やし、どれをとっても一級品です。


 《Disメイデン》は手札を調整しながらマナを伸ばせるうえ、多色カードをアンタップインにできる色サポート性能が魅力。ブロッカーを持っておりビートダウンデッキに対しても壁として機能します。


 《Disジルコン》はマナが伸びないものの中盤以降にマナや墓地から召喚してリソースを強引に広げるカード。こちらもブロッカーを持っており、破壊されても何度でも出てくるため防御力の乏しいこのデッキでは頼れる防御要員でもあります。


 3体全てが色基盤として強力で、かつ《キユリのASMラジオ》から出てきてアドバンテージを取れるためランダム踏み倒しの出力安定に貢献。デッキの土台をがっしり支えるカードです。

 カードとしての詳細は冒頭の紹介でも語った通り。


 デッキ単位で見れば水文明単色というカラーもかなり嬉しいポイントです。


 2ターン目までに《天災 デドダム》《Disジルコン》と自然マナを埋めて3ターン目に3色カードをプレイする際、水か闇の単色カードはマスト。


 3ターン目を迎えれば相手に合わせてこのカードを埋めて《天災 デドダム》からプレイしてもいいですし、逆にビートダウンなど早めにこのクリーチャーを出したい相手には既に確保できている水マナからこのクリーチャーを召喚してもOK。


 アンタップインできるため先置きする必要がなく、分岐が発生する3ターン目まで抱えておくことのリスクが0。多色カードだけで3色をプレイしようとするとこうはいきません。


 闇の単色カードは《絶望と反魂と滅殺の決断》《CRYMAX ジャオウガ》で確保できているため、逆に少なくなりがちな水文明を補完してくれるのがこのカードです。

 デッキのメインエンジンとも言える大規模踏み倒しカード。あまり積極的に出したくない《幻緑の双月》を抜いても27枚がコスト3以下のクリーチャーで構成されているこのデッキでは、ほぼ確実に2ヒットを見込めます。


 単純にカード1枚から2体出しているためカード1枚分の得になったり、メタクリーチャーとアドバンテージ要員を同時に踏み倒して手を進めながら妨害ができたり、欲しいけれど見えていないカードを強引に探しにいけたりと、同時に2体をデッキトップから踏み倒すメリットは大きいです。


 小型クリーチャーをランダムでしか出せないため、ゲームを破壊するまでのことはそれほどないものの、堅実にリターンを得られる点が何よりの魅力。デッキの主軸に据えるだけの価値があるカードだと言えるでしょう。

 3→5の流れで相手のリソースをテンポよく攻めていける闇のパーフェクト呪文。


 《ボン・キゴマイム》《U・S・A・BRELLA》《とこしえの超人》など、現環境においてパワー4000はひとつのボーダーライン。そこを無理なく処理しつつもう1アドを見込める《絶望と反魂と滅殺の決断》は非常に優秀な除去カードです。


 ハンデス効果がほとんどの場面で役割を失わない優秀な効果であることも併せて、特にメタクリーチャーで《キユリのASMラジオ》を咎めようとしてくる相手にはクリティカルヒット。【水魔導具】のような「クリーチャーも出さず、置きドロソで延々とアドバンテージを稼げる」ような一部のデッキ以外には何らかの仕事が期待できます。


 《ボン・キゴマイム》の項でも触れたように闇の単色マナである点も色基盤の安定に繋がっており、4枚という大量採用にも頷けます。

 押しも押されもせぬ現環境最強格のフィニッシャー。


 今回紹介した構築はゆっくりとリソースを制圧しゲームに蓋をしてフィニッシュするようなデッキではなく、メタクリーチャーで時間を稼いだあとは速やかに勝利したいデッキということで、引けば即座にゲームを終わらせられる《CRYMAX ジャオウガ》も最大枚数の4枚採用。《母なる星域》も終盤のトップデックでマナの《CRYMAX ジャオウガ》にアクセスできますので、フィニッシャーに計5枠が割かれています。


 妨害を挟みつつも素早くゲームを畳みたいという意志が強く感じられる構築です。


 ただし、一番動かす余地がある枠も《CRYMAX ジャオウガ》1枚と《絶望と反魂と滅殺の決断》1枚の2枚ほど。残りの部分は《キユリのASMラジオ》の出力を考えると削りづらいのが正直なところです。


 やや心許ない防御力を補強する《九番目の旧王》《秩序の意志》、軸の異なるフィニッシャーとして《∞龍 ゲンムエンペラー》あたりを1〜2枚採用するのは選択肢のうちでしょう。

おわりに

 というわけで、今回は自然【CRYMAX ジャオウガ】について解説していきました。


 《ボン・キゴマイム》の登場によって、メタクリーチャー+《キユリのASMラジオ》基盤が堂々の復権。ここしばらくは【オービーメイカー】にお株を奪われていた基盤でしたが、水単色のメタクリーチャーを1種4枚とはいえ採用するとなると《十番龍 オービーメイカー Par100》が使いにくいのは道理でしょう。


 筆者も最初は「まあまあ強いかなぁ」程度に思っていたのですが、実際に相手してみると攻撃ロックも踏み倒し反応ドローも強いのなんの。攻撃ロックはマッハファイターでの除去に慣れきった現環境では攻撃を抑制する手段でありながら半ば除去耐性としても機能しますし、踏み倒しドローも条件の緩さから予想以上に動きづらくなります。


 逆に相手の《ボン・キゴマイム》を除去するうえでは《絶望と反魂と滅殺の決断》《ボルシャック・フォース・ドラゴン》が非常に有効だと感じたので、相対的にこれらのカードの評価は上がっていきそうですね。


 それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした! 記事が面白かったらぜひTwitterでのシェアをお願いします

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このコラムのライター

yk800

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