はじめに
みなさんこんにちは、せるぷーです。
エボルヴもついに1周年。記念となる第5弾の発売も目前に迫って参りました。
リーダーカードのラインナップの本気度合いからも周年に掛ける意気込みを感じる第5弾。
絶傑を中心に注目カードが目白押し。ということで今回は第5弾徹底解析をお届けいたします。
※テキスト分量が多いため、カードテキストについては以下の略号を使用したり一部省略をしています。
(F):ファンファーレ (L):ラストワード
セット概説
総論
・第3弾の童話やヒーロー等と同じく、テーマに沿ったカードのグループがいくつもあるセット。
各グループは「絶傑」を中心としているのでわかりやすい。
ただ、童話ほどの枚数はないため、各種コンセプトを既存デッキに付加する形になる。
・単独で強いと言えるカードは多くはないが存在する。
《神弓の堕天使・リリエル》など、ニュートラルにも有力なカードが多い。
・除去は単体だらけ。フォロワーの(F)や進化時にダメージを与える系がかなり多い。
条件付きでロイヤルに2コスト5点ダメージが登場。
・全体除去は以下の4枚。どれもこれも癖が強い。
《マグナレガシー》《覇極》《唯我の絶傑・マゼルベイン》《破壊の歌声》
・リーダーに直接ダメージを与えるカードが過去最高に多い。
(14種、進化前後両方でダメージを与えるものは1枚計算)
参考までに第4弾は3種。ウマ娘が7種。
・ルール的に特殊なことをやるカードが増えている。特注カードは各クラス内で紹介。
絶傑
タイプに「絶傑」と入っている、10人の絶傑を中心としたカード群。
各クラスに存在。ニュートラル、ナイトメア、ウィッチに2キャラ、他クラスに1キャラ。
・メインキャラ1枚
・絶傑関連のスペル1枚(サーチや十傑が場にいるとボーナス)
・メインキャラの能力と相性のいいカード0~4枚(使徒、信者、従者)
基本的には絶傑(メインキャラ)の性能が高く、それをさらに強化するためのカードで周りを固めている形になっているので、
出されたカードを見て、本体の絶傑が何をしてくるのかをまずは抑えたい。
絶傑関係のみでシナジーがものもあれば、「狩人カード」など他のカードともシナジーを形成するものもあるため、各クラスでの絶傑紹介時に説明する。
超克(ネメシス)
タイプに超克と入っているものはアプリのネメシス勢。
もともとは「アーティファクト」や『操り人形』関係を得意とするクラスで、
エルフやウィッチに固まるかと思いきや、全クラスにばらけている。
《神秘の番人・スピネ》のように単独で使えるカードもちらほら。
アーティファクト・トークンはあるが、アーティファクトを参照するカードはない。
「トークン・フォロワー」を強化するカードが2種類(《重力戦士》、《古代の増幅器》)、
EXエリアのトークンを複製するカードが1枚(《ハーメルン》)。
ニュートラル
飢餓の絶傑
絶傑:《飢餓の絶傑・ギルネリーゼ》
関連カード:《飢餓の使徒》《飢餓の輝き》《グリザレイ》
ギルネリーゼはアプリ版の初代と二代目を足したような能力。
実は【ドレイン】を最初から持っているフォロワーは初めてだったりする。
ややコストは重いものの、《飢餓の使徒》との組み合わせでリーダーの体力を一気に戻せる。
関連カードはどれも除去カードということもあり、
この1枚で試合を決めるというよりかは勝ち筋のサポートをする役回りになりそう。
唯我の絶傑
絶傑:《唯我の絶傑・マゼルベイン》
関連カード:《ミヒライテ》
唯我の絶傑は絶傑最小の2枚のみで構成。
手札枚数が少ないほうがいいこと、《ミヒライテ》のバフ効果を考えると、
真っ先にヒーローデッキに入れることを思いつく能力。
手札が2枚以下の「リーダー5ダメージ」でも発動すれば十分強い。
サーチ系/特定のタイプを見るカード
《爆砕の傭兵・フィーナ》:(F)チョイス【1】上5枚を見てコスト1のフォロワーを1枚手札に加える【2】相手の場のコスト1のフォロワーを破壊する
その他注目カード
《神弓の堕天使・リリエル》
リーダーへの直接火力をクイックで持つのでほとんどアクト状態にならないインチキ天使。
3コスト体力5と固いのにリーダーへの能力ダメージをシャットアウトするので無視するわけにもいかない。
ルール的にも特殊な挙動をしやすいカードなのでFAQも確認しておきましょう。
・フォロワー破壊+リーダーダメージの場合(《炎の握撃》など)
→処理順で破壊されてからリーダーダメージを解決するのでダメージが入る
・フォロワーダメージ+リーダーダメージの場合(《死の舞踏》など)
→ダメージによって破壊されるのはカードの効果をすべて処理した後。
処理中にはまだリリエルは破壊されてないので、リーダーダメージは入らない。
エルフ
不殺の絶傑
『操り人形』関係
サーチ系/特定のタイプを見るカード
その他注目カード
コンテンツ《むつらの刻印》
対象を取らない1回ダメージ軽減。主に対疾走(フォルテ)用。
0点のダメージは軽減扱いにはならない。1点以上与えられたときに軽減する。
「クイック」を使えるタイミングでないと使えないので、
《白銀の矢》などの攻撃以外のダメージを軽減するのは普通はできないが、
フォロワーがリーダー以外に攻撃してきたタイミングで使うと軽減できる可能性がある。
逆に言うとクイックを使わせるタイミングを不用意に作らないように。
ロイヤル
簒奪の絶傑
絶傑:《簒奪の絶傑・オクトリス》
関連カード:《簒奪の使徒》《簒奪の信者》《簒奪の従者》《簒奪の蛇剣》《アヴァリティア》
これらは全て「簒奪・盗賊」カード。兵士でも指揮官でもないのは注意。
「簒奪」シリーズは(F)能力で相手のデッキから墓場にカードを送り(以下「デッキを削る」と表記)、
相手の墓場が10枚以上でボーナス。
《簒奪の蛇剣》は条件が必要とはいえ貴重なクイック&5ダメージ除去。
オクトリスの進化能力もあるので、相手にするときは自分の墓場も気にしながら戦いたい。
オクトリスのFAQには起動型能力について丁寧に書いてある。→FAQへ
コストは0になるけれど他の使用条件がある場合はそれを満たす必要がある。
☆第4弾以前にロイヤルやニュートラルに相手のデッキを削るカードはない。
☆オクトリスは相手のカードを扱うことになるので、丁寧な扱いを心掛けよう。
また、ゲーム終了後に相手に返すのを忘れずに。本当に忘れやすい。
サーチ系/特定のタイプを見るカード
《熱狂の機兵士》:(F)指揮官・カード1枚を捨てる:デッキから指揮官・カード1枚を探し手札に加える。
《機構職人・ジノ》:【進化時】アミュレット1枚を探し手札に加える。
→第5弾にはロイヤルとニュートラルにはアミュレットが存在しない。
《アヴァリティア》:デッキ上4枚を見て盗賊・カードを手札に加える。オルトリスを加えた場合はこのカードが手札に戻る。
→第4弾以前の「盗賊・カード」は《アルビダの号令》のみ。
その他注目カード
《簒奪の使徒》《天威の剣士》
今回のロイヤルは4~5コストという中堅どころに除去持ちフォロワーが追加されている。
どちらも優秀なのでデッキに合わせて使われることになりそう。
同じ役目もある《白銀の騎士・エミリア》も含めて与えるダメージが4なので、
対ロイヤルはコスト5までは体力5以上が対応されにくい、と覚えておきたい。
ウィッチ
真実の絶傑
破壊の絶傑
絶傑:《破壊の絶傑・リーシェナ》
関連カード:《破壊の歌声》《白の章・黒の章》《破壊の信者》《破壊の従者》
テーマは「アイドル」。リーシェナ以外のフォロワーはアイドルに見えないけど、
『白き/黒き破壊のアーティファクト』含めてアイドル・カード。
アイドルの種類が少ないのに枚数をチェックするカードだらけなので、
とにかくリーシェナ経由で白黒アミュレットを並べることが前提。
ただリーシェナのサイズがが4/2/4と小さいこと、アミュレットを出すにもコストがかかるので
いかに7PPを支払う間の隙を少なくできるかがデッキの課題。
サーチ系/特定のタイプを見るカード
《破壊の歌声》:チョイス【1】《破壊の絶傑・リーシェナ》を手札に加える【2】相手のフォロワー全てに「自分の場のアイドル・カードの枚数」ダメージ
《製造術》:デッキ上2枚からスペル1枚を公開して手札に加える
《鉄杖の機構士》:(F)&【進化時】1コストのカードを探してEXエリアに置く。このターンそれをプレイする際、コスト-1する。
その他注目カード
《造られし獣人・サフィラ》
攻撃力アップの数がアプリ版では「破壊されたアーティファクトの数」だったものの、
エボルヴでは流石に無理なので、墓場のウィッチ・フォロワーの数に変わっている。
コストに対してかなり大きくなるので(4/6/6【突進】でも十分有能)、
【疾走】を狙わずとも単独展開でかなり強いプレッシャーを掛けられそう。
真実の絶傑シリーズが魔法使い・フォロワーを使う関係で噛み合う。
ドラゴン
侮蔑の絶傑
サーチ系/特定のタイプを見るカード
その他注意カード
《カースドストーン》 →FAQへ
能力を失う効果は初出なのでルールを確認しておくのが吉。
進化時のタイミングで能力を失わせるだけなので、この効果の後に得た効果は付与されます。
ナイトメア
欲望の絶傑
沈黙の絶傑
サーチ系/特定のタイプを見るカード
ビショップ
安息の絶傑
サーチ系/特定のタイプを見るカード
その他注目カード
《古き護り手》
コントロール(イージス)ビショップにとっては待望の、先置きできる延命カード。
それはそうと、チェックタイミングの処理順を理解してないと、
《深き森の異形》に殴られた時など、どうなるか分からなくなるケースが多い。
その他にも体力が0以下になると1まで「回復する」など、
見落としやすいルールもあるので、とりあえずはFAQを抑えておこう。
《悪魔のエピタフ》
どうせ手札を全部捨ててしまう卵ビショップにとって、薄かった2コスト域を埋めるナイスガイ。
PPが必要ないこと、爆発では対処できないフォロワーに【必殺】で対応できる、
ラストワードの直接ダメージと能力全てが噛み合っている。
最後に
いかがでしょうか。
第4弾はグランプリがなかったので比較的まったりとした環境でしたが、
第5弾・第6弾環境ではグランプリが開催されることもあり
新デッキの台頭や淘汰が激しくなっていくと思います。
次回のコラムでは第5弾グランプリ前ということで、
各CSの結果から注目デッキを紹介する予定です。
その他、カードの効果が少し複雑化してきましたので、
一度総合ルールについてのワンポイントレッスンを挟めたらなあと考えています。
それでは、次回コラムでお会いしましょう。