はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は2023/4/5(水)第321回VDuelCS【オリジナル】の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
先日行われたDMGP2023-1stで活躍したデッキをフィーチャーしていきたいと思います!
↓配信はコチラ↓
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『あなたが好きなアナカラーは?』
【アナカラージウォッチ】
組みやすさ:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★★☆
【時を止めよう! その名はラグナロク!】
先日のGP2023-1stでも活躍した様々な【アナカラーデッキ】
その中でもベスト8で母数を伸ばしたのが【アナカラージウォッチ】です。
水・闇・自然の強力なメタカードである《とこしえの超人》
3色持ちで強力なリソース札である《天災 デドダム》と《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
フィニッシャーとしての《CRYMAX ジャオウガ》
相手の動きを制限させる《終末の監視者 ジ・ウォッチ》と《流星のガイアッシュ・カイザー》
これらに代表される現代デュエル・マスターズにおいて非常に強力なカード達を集めたデッキとなっております。
圧巻のコントロール力は【5cコントロール】以上と評価されることも。
特にDMGP2023-1stの準々決勝では【アナカラージウォッチ】vs【アナカラージウォッチ】ではその真髄が見届けられると思います!
まずはサンプルリストをご覧ください。
↓サンプルリストはこちら↓
アナカラージウォッチ
上記のサンプルリストだけでなく【アナカラージウォッチ】は様々な形が確認されております。
《龍頭星雲人 / 零誕祭》を搭載した構築や《キャディ・ビートル》を搭載した構築など多岐に渡っていることもあり
対面したときに想定するデッキタイプを絞りきれないことも対策の難しさに拍車をかける結果となっています。
↓メインカードはこちら↓
《終末の監視者 ジ・ウォッチ》
【10コストは実質6コスト! ターン制限なしの時飛ばし!】
種類:クリーチャー
文明:水
コスト:10
種族:アウトレイジMAX
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、クリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
■相手のクリーチャーが出た時、または相手が呪文を唱えた時、ターンの残りをとばしてもよい。
『やっぱり火単こそがデュエル・マスターズ最強!?』
【火単我我我】
組みやすさ:★★★★☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★★★
【様々な進化を遂げ、我を突き通す最強の槍!】
最強位決定戦での優勝、さらには先日のGP2023-1stで優勝した【火単我我我】
古から引き継がれてきたThe デュエルマスターズともいえるアーキタイプが
様々なメタクリーチャーや環境によって構築を変え、環境を蹂躙しています。
現環境を席巻している【サガループ】に対して有効なメタカードを採用しつつ
さらには環境に復活しつつある【水魔導具】に対しても有効なカードを入れ、見事優勝。
変幻自在な速攻デッキで見る人を魅了していきました。
↓サンプルリストはこちら↓
デュエルマスターズの歴史と共に脈々と受け継がれてきた火単というアーキタイプ。
その爆発力のトリコになってしまうかもしれませんが、一度はお試しください!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第321回VDuelCS オリジナル構築戦~
『 終 末 』
55名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『終末』とは?
終末を表すカードが大活躍!? 果たしてそのカードとは!
↓大会の様子はこちらから↓

最大母数は【アナカラーオービーメイカー】となりました。
サガループ・4c邪王門が増加傾向にあるためその2つに有効なデッキタイプである本デッキが再び最大母数に。
同率が【水闇サガ】となりました。
母数が多いことはもちろんですが、様々な形を持っている【水闇サガ】が同率母数1位。
その次にGPでも活躍した【火単我我我】【水魔導具】が母数を増やしています。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:水魔導具/ゆうせいみらくる

準優勝:4c天門ディスペクター/てのりん

3位:水闇サガループ/蒼猫

4位:闇単アビスロイヤル/Kait0

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
【水魔導具】が再び母数を増加させています。
【水魔導具】が増加した要因
→【サガループ】に対して有効かつ自身には影響がない《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を採用したタイプや《堕∞魔 ヴォゲンム》を採用した速度特化の形など工夫を加えて、環境に再び舞い戻ってきました。
※今回のDMGP2023-1stでも準優勝したのはパルテノン搭載の水魔導具でした。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【火単我我我】の勝率が「減少傾向に」
~理由~
受けデッキが多く《九番目の旧王》の採用デッキが多いことから勝率を下げています。
特に今開催では全体除去搭載のデッキが多かったこともあり、影響が大きかったと考えられます。
・【水魔導具】【闇単アビスロイヤル】の勝率が「増加傾向に」
~理由~
【水闇サガ】以外のデッキに強くでることができるこの2デッキが母数を増加させ
相性そのままに苦手とするサガ以外のデッキタイプに対して、非常にいい勝率を出したことが結果につながったと想定されます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いてはGPが終了した今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
それではGP2023 1stの結果を受けて今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。
火単我我我 編
~環境増加の理由~
今HOTなビートジョッキー! 除去できない3コストクリーチャーの自然な採用に飛び跳ねる!
【水闇サガ】に対して出せば勝ちともいえるほど価値があるカード。
【サガ】だけでなく、次点で多い【水魔導具】に対しても実質選ばれないアタッカーと化すクリーチャーがいます。
それこそが《U・S・A・BRELLA》。
《パイセンチュリス》で回収できることに加え、4コスト以下の呪文には選ばれない耐性があることも非常に魅力的です。
アナカラージウォッチ 編
~母数増加しそうな理由~
アナカラーの現環境TOP構築!? その自由度はデドダム級!
現在、様々なアナカラーデッキが存在している現環境。
その中でも一際輝いたのが【アナカラージウォッチ】
もちろんこの構築が強力なのは言わずもがなですが……
フィーチャー卓では他にも様々なアナカラーデッキが大活躍!
まずはそんなアナカラーの多彩なデッキをまとめていきましょう。
サンプルデッキリスト一覧
~アナカラージウォッチ~
~アナカラーオービーメイカー~
~アナカラーハンデス~
以上がアナカラー系統の主なデッキタイプになります。
その中でも決勝トーナメントにおいて同系統で対決していた【アナカラージウォッチ】です。
他のアナカラーデッキとの目立った違いはトリガーの多さ。
《テック団の波壊Go!》や《九番目の旧王》、《B.F.F. モーメント》など様々な全体除去が搭載されており
【火単我我我】や【アナカラーオービーメイカー】などの多面展開デッキに強く設計されています。
デッキの性質上カード指定除去が採用されていないため、《水魔導具》が不利対面となります。
《キャディ・ビートル》搭載型であればまだ少し勝率を上げることができますが
代わりに受けのカードを犠牲にするため【火単我我我】に少し不利が付く形となります。
~4c邪王門~
~母数増加しそうな理由~
全方面に対して圧力をかけられる上に、その汎用性・拡張性・対応力において他の追随を許さないレベルで戦うことができる【4c邪王門】
パワーカードの塊でありますが、選択肢が多いが故にプレイングによって勝率が大きく左右されるデッキでもあります。
今後、【火単我我我】が多くなると増加傾向に転じるのでは? と言いたいところですが
そもそもこのデッキはファンも多く、さらには上記で挙げた通り様々なデッキに対応できるため、迷ったらコレ! ということもあり、一定の母数はいることが想定されますので、常に警戒は必要だと考えられます。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
GP2023-1stではベスト128に【火単我我我】が最大母数となり
自分の動きを押し付ける+【サガ】対策ができるということで母数の多さに納得の状況でした!
アナカラー系統のデッキもとても多かった印象のある大会でしたが
いわゆるGP特有の「新しいデッキ」のようなものが現れなかったことに少し寂しい印象を持ちます。
故に環境が読みやすくなると思うので【火単】【アナカラー】【4c邪王門】を意識したデッキ構築・デッキ選択が求められると思われます!
DMGP2023-2thも10月に開催と発表されているので、今のうちから鍛錬を積む必要がありそうです!
「みんなでCSに出よう!!」
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!