はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第317回VDuelCSアドバンス大会【3/29開催】の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週はアドバンスCSの開催が非常に少ないため、注目デッキはお休みさせていただきます。
それでは早速大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第317回VDuelCS アドバンス構築戦~
『紺色のうねり』
58名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『紺色のうねり』とは?
紺色とは「青」と「黒」の混ざった色。
となれば今活躍しているカードは思いつきますよね?
決勝戦はあのデッキ対決!
↓大会の様子はこちらから↓

最大母数は【アナカラージャオウガ】となりました。
続いて【4c万軍投】となりました。
【水闇サガ】に対して《お清めシャラップ》+《とこしえの超人》の両方を採用できるデッキであることが増加の要因だと考えられます。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:水闇サガ/ZweiLance

準優勝:クローシスサガ/モノクマ

3位:火単我我我アポロ/ishibumi

4位:火自然モルトnext/つぶ貝

アドバンス構築戦でも【サガループ】を意識した環境となっております。
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【4c万軍投】使用の6人中3人が決勝トーナメント進出と好成績を残しています。
・アポロ・モルネク等ビートダウンデッキの母数が上昇しています。【ガイアッシュ覇道】の減少が影響していると思われます。
・意識されている中でも【サガループ】が1.2位フィニッシュという結果になりました。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【クローシスサガループ】の勝率が7割近い勝率となっており
負けた対面もサガループということから、非常に好成績であることが伺えます。
~理由~
メタカードが基本的に《とこしえの超人》へと寄っているため
それらを乗り越えやすい《超英雄タイム》が搭載されていることから勝率を伸ばしています。
~特筆点~
・【火自然ブランド】の勝率が6割と勝率がよいことから
総じてビートダウンデッキの勝率が上昇傾向にあることが伺えます。
~理由~
サガループを意識してメタカードを搭載しているデッキは基本的に受けのカードが減少する傾向になります。
そのため、積極的なデッキに対して耐性を持たないことが理由だと考えられます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【アドバンス】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
それでは新弾発売を受けて今話題を生んでいるデッキタイプをその理由と共にご紹介させていただきます。
4c天門・4cギャラクシールド 編
~活躍しそうな理由~
《水闇サガ》の登場によりナチュラルなメタカードを搭載しつつ、受けられるデッキ。
【サガループ】対策として話題を呼んでいる《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》と《空間型無限収納ストラトバッグ》。
この双方を採用できるデッキなのが上記2つのデッキ。
さらに2デッキともに禁断を採用することでアドバンス最強ともいえるリソースの稼ぎ頭である《インフェル星樹》の活用が可能。
それだけではなく、《流星のガイアッシュ・カイザー》+《終末の監視者 ジ・ウォッチ》を採用できるのもこの二つのデッキ。
この二つの構築は後ろ寄りのデッキタイプのため
【ガイアッシュ覇道】にどうしても不利が付く上に《メガ・マナロック・ドラゴン》が天敵であったことから、今まで活躍の場が限られていました。
しかし【水闇サガ】の登場で【ガイアッシュ覇道】が苦しくなったこともあり、不利対面が減少傾向に。
さらに受けデッキのため、【火水アポロ】に対しても回答がきちんとある上に堅いので【火単我我我】なども突破が難しいことから活躍が見込めます。
特にアドバンスCSの開催が非常に少なく、環境考察やメタゲームが進んでいないため
プレイヤーが【サガループ】or【アポロ】or【アナカラージウォッチ・ジャオウガ】を使用することが予想されます。
そのため、これらのデッキに有利を取ることができる上記のデッキが初見殺し+知識を生かした構築に可能なことからオススメとなります。
またパルテノンの刺さりが非常に良いこともあり、無理なく採用できる本デッキの使用価値が高まっていると予測できます。
以上、環境考察でした!
そして今月新弾発売ということであのコーナー!!
【らふぁにぃの新カードレビュー!】
いよいよ先週から始まった新カード発表ウィーク!
話題となったカードを【話題性・汎用性・独自性】の3つの観点から私なりにレビューしていきたいと思います!
『ツインパクトが再び環境を謳歌する!?』
【マジック・A・セミプーロ/閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン】
話題性:★★★★☆
汎用性:★★★☆☆
独自性:★★★★☆

(出典:デュエル・マスターズ公式twitterアカウント- より引用)
新カードのここが凄い!!
①トリガークリーチャーかつ破壊された時に発動する強み!
この能力ですが、一見ただトリガーしただけではすぐに召喚されるだけに思えるこのカード。
がしかし、ブロッカーを持ち合わせており、5000より大きいクリーチャーをブロックした時は自身が破壊されるため、バウンスが可能な優れもの。
下の呪文面は《ブレイン・ストーム》とは違い、3枚【まで】ではなく
3枚引くことが強制になっていますが、初動としてはそれも苦にはなりません。
新弾の新たな能力「メクレイド」との相性もピッタリな1枚です!
②水文明随一の種族。【サイバー・コマンド】
サイバー進化やコマンド侵略など、様々な恩恵を受けることができる種族。それがサイバーコマンド。
その種族にS・トリガーがついており、他には殿堂カードである《サイバー・I・チョイス》が代表として挙げられます。
それでは相性のいいカードをご紹介していきます。
《不夜城艦 クランヴィア》
【メクレイドより凶悪な捲りがここに!?】
種類:クリーチャー
文明:水
コスト:4
種族:ムートピア
パワー:4000
■このクリーチャーが出た時、自分の山札をシャッフルする。その後、上から3枚を表向きにし、その中の呪文をすべて、このクリーチャーの下に置く。残りを墓地に置く。
■自分の手札から呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下から、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。
《ガチャンコ ガチロボ》
【捲りといえばこのカード!! 6軸ガチロボ界に激震が走る!】
種類:クリーチャー
文明:水
コスト6
種族:グレートメカオー/侵略者
パワー:6000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それがすべてコストが同じクリーチャーなら、出す。それ以外なら、好きな順序で山札の下に置く。
■相手のシールドが2つ以下なら、自分の水のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
以上のカードの組み合わせることで非常に強力なコンボとなりうる
《マジック・A・セミプーロ/閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》
果たして環境にどこまで影響を与えるのでしょうか。
少なくとも捲りデッキには大きな影響が!?
続いてはこちら!
『これからはエレメント除去が最先端!』
【der'Zen Mondo/必殺で つわものどもが 夢の跡】
話題性:★★★★★
汎用性:★★★★☆
独自性:★★★★★

(出典:デュエル・マスターズ公式twitterアカウント- より引用)
新カードのここが凄い!!
①初の水文明クリーチャーエレメント除去!
今まで水文明のカード指定除去と言えば《龍脈術 落城の計》や《堕呪 エアヴォ》など
呪文によるカード指定除去しかありませんでした。え? なかったですよね?(笑)
そこで現れたのがエレメント除去と呼ばれるこのカード。
エレメント除去はカード指定除去と違い、表向きのカード1「枚」ではなく「個」で選ぶため
進化クリーチャーや複数枚で構成されるカードも1発で解体できるのが「エレメント除去」となります。
この唯一性は非常に話題を生んでいます。
②神の試練がパワーアップ? これが真の姿。
《神の試練》とは違いコストが増加していますが
なんと【山札が0枚】の時点でEXターンを取得することができるため
《お清めシャラップ》などによる山札回復を挟む必要がなくなり、話題を呼んでいます。
今環境で一番使用されているあのカードを組み合わせることで無限にEXターンを取得することができます。
それでは相性のいいカードをご紹介していきます。
《龍素記号wD サイクルペディア》
【殿堂入りの予感しかしないんですけど…まだ大丈夫ですか…?】
種類:クリーチャー
文明:水/闇
コスト:5
種族:クリスタル・コマンド・ドラゴン/ダークロード
パワー:5000
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■このクリーチャーが出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の手札から呪文を唱えた時、その呪文を自分の墓地からもう1度、コストを支払わずに唱えてもよい。この能力は各ターン1度しか使えない。
■自分の墓地から呪文を唱えた時、唱えた後で、墓地のかわりに山札の下に置く。
以上のカードの組み合わせることで非常に強力なコンボとなりうる
《der'Zen Mondo/必殺で つわものどもが 夢の跡》
果たして環境にどこまで影響を与えるのでしょうか。
たった2枚でループできるのはなにやら嫌な予感が・・・?(笑)
以上、新カードレビューでした!
次回のコラムでは様々なカードが公開されていると思うので、また皆様にご紹介していきたいと思います!
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ来週にはGP2023が開催。
開催数が非常に少なく、情報が少ないアドバンス構築戦!
本当に知識だけが頼りになりそうです・・・。
そんな知識の一部になれば幸いです!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!