はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第303回VDuelCSアドバンス大会【2/22開催】の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週の注目デッキ
新弾発売後話題となったデッキをフィーチャーしていきたいと思います!
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『サガループ、してますか?』
【水闇サガループ】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★☆☆☆
構築自由度:★★★★★
【最速3ターンは上振れじゃなくて安定!? 驚異のループデッキ爆誕!】
いよいよ生まれてしまったデュエルマスターズ史上最速かつ最安定のループデッキ。
メタカードがなければ突然の敗北がそこに待っている。
そんな驚異的なデッキが生まれました。必要パーツは1種2枚!
‥‥これ前回のコラムでも記載した気がします(笑)
それこそが【水闇サガループ】の魅力。
オリジナル・アドバンス関係なくその強さを発揮しています!
前回のオリジナルのコラムではその拡張性についてご説明させていただきましたが
オリジナルとは違い、【アナカラージャオウガ】というデッキタイプが少なく
激しいメタをされるというよりも、《とこしえの超人》が構築の基本線となっていることもあり
《とこしえの超人》を生かしたデッキで構成され、追加のメタカードを採用されることは正直少ない状況です。
さらに、その《とこしえの超人》を搭載しているデッキも減ってきていることもあります。
まずはオリジナルでも使用されているサンプルデッキリストをご覧いただいた上で
その他のアドバンスデッキの立ち位置を確認していきたいと思います。
サンプルリスト
まずはサンプルデッキリストを確認していただきましたが、【アポロワンショット】が不利対面となります。
さらにアドバンスでは【火水アポロ】が活躍しています。
《ネ申・マニフェスト》の進化パワーで【ブロックされない・選ばれない】の二つを兼ね備えた《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》はどうしても止められない部分が懸念点となります。
【アナカラージャオウガ】の母数が増えるにつれて減少傾向にありますが
【サガループ】の活躍により、再び【アポロワンショット】が増加傾向にあると思われます。
そこで活躍するのがこのカード。
《終末の時計 ザ・クロック》
【何年たっても最強のS・トリガー!】
種類:クリーチャー
文明:水
コスト:3
種族:アウトレイジMAX
パワー:3000
■ S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
ドロマーサガループ
超次元ゾーン
続いてはこちら!
『ブンブンブブブン! シールド! ブンブン! 3枚!』
【火闇バイク】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★★☆
【メタクリーチャー? 関係ないぜ! そのゾーンは俺たちのゾーンだ!】
今回の新弾「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」では【火/闇】の新規コマンドが多数登場!
【火水アポロ】ではない新たなビートダウンデッキが環境を爆走中!
ファンも多いバイクデッキは果たしてどのような強化を得られたのでしょうか。
まずは今回収録された新たなコマンドをご紹介していきます!
↓新規カードはこちら↓
《禁断の轟速 ブラックゾーン》
【待望のバイク強化! 全体除去ではなく、全体封印という強力なcip持ち!】
種類:クリーチャー
文明:火/闇
コスト:7
種族:ソニック・コマンド/S級侵略者
パワー:12000
■ 進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略 [轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
《超音速 ターボ+1》
【ハンドを入れ替えた上にスレイヤー持ち!】
種類:クリーチャー
文明:火/闇
コスト:5
種族:ソニック・コマンド/S級侵略者
パワー:7000
■ 進化:自分の闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を好きな枚数捨てる。その後、その枚数より1枚多くカードを引く。
《轟音 ザ・ブラック GS》
【初速はマッハ! 走って受けられる侵略元!】
種類:クリーチャー
文明:火/闇
コスト:4
種族:ソニック・コマンド/イニシャルズ
パワー:3000
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
《絶速 ザ・ヒート》
【歩くエボリューションエッグ!? 侵略先をつれてこい!】
種類:クリーチャー
文明:火/闇
コスト:4
種族:ソニック・コマンド
パワー:4000
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
まさかの4枚も新規のバイク強化カードが登場!
さらには《影速 ザ・トリッパー》も再録されており
本当はバイク強化パックじゃないんですか? ってぐらい強化されています。
もちろん墓地からの侵略などもあるため、《とこしえの超人》などが重くのしかかりますが
それを上回る火力も兼ね備えたバイクデッキ。
果たしてリストはどのようになっているのでしょうか。
早速見てみましょう。
↓サンプルリストはこちら↓
メインデッキ
超次元ゾーン
なんといってもこのイラストの良さ!
シンプルにかっこいい!!
まずイラストべた褒めしちゃったんですが、イラストだけじゃなくちゃんと強いです。
↓理由はこちら↓
★いつの時代も強い2点! 3点! 《バルチュリス》!★
この動きを再現することが《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》で可能にしており
さらに上記でもご紹介した《超音速 ターボ+1》によって使いどころを逃したカードを入れ替えることで
《龍装者 バルチュリス》や《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》を引き込み、強引に押し込むことができるのも非常に魅力的!
★ドキンダムカウンター+Gストライク8枚のビートダウンとは思えない受け性能★
大量の侵略で攻めきれなくても《ドキンダムの禁炎霊》がトリガーすると
自身がコマンドであり、蘇生先もコマンドなので、合計2枚の封印が外れるため、禁断開放によるカウンターも可能!
以上の点からも実はワンショット力の高いデッキとなっており
G・ストライクやケアできないバルチュリスなど様々な方法で突破できる器用なデッキとなっています!
ぜひその爽快感を味わってみてください!
それでは早速大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第303回VDuelCS アドバンス構築戦~
『侵略vs絶望vs禁断』
31名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『侵略vs絶望vs禁断』とは?
サガ環境初のアドバンス構築戦! 果たしてどのようなデッキが活躍したのでしょうか!
優勝したのは・・・まさかのデッキ!
↓大会の様子はこちらから↓

最大母数は【水闇サガループ】となりました。
続いて【4c万軍投】となりました。
【水闇サガ】に対して《お清めシャラップ》+《とこしえの超人》の両方を採用できるデッキであることが増加の要因だと考えられます。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:4c天門ディスペクター/てのりん

準優勝:水闇サガ/DAIDORA

3位:マーシャルループ/せんべ~

4位:火自然ブランドstar/nemui

アドバンス構築戦でも【サガループ】を意識した環境となり
【サガループ】vs【対サガループ】の構図となりました!
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【水闇サガ】対策のデッキ筆頭である【アナカラージャオウガ】が減少傾向に。
【アナカラージャオウガ】の増加予測により対策デッキである【アポロワンショット】の母数が消滅。
【水闇サガ】に対して有利に取れそうなデッキですが【アナカラージャオウガ】の影が見えたせいかその母数を減らしています。
・一方、コントロールデッキ代表の【4c万軍投】が増加傾向に。
器用に立ち回れるデッキであり人気と使用率を伸ばしています。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】

~特筆点~
・【ガイアッシュ覇道】【4c万軍投】等のコントロールデッキの勝率が芳しくありません。
~理由~
【水闇サガ】の登場で《お清めシャラップ》の要求と《流星のガイアッシュ・カイザー》の要求により
今までの【水闇Doom】より速度と安定性が勝る点。
なんといっても《零龍》を使用しないため
ゲーム開始時の追加1ドローがないのも勝率に影響してきそうです。
ただし、今回は全体的に母数1のデッキにそれぞれ負けてしまっているため、データとしては少し弱い気もします。
今後の環境的母数や勝率に注目したいと思います。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【アドバンス】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
それでは新弾発売を受けて今話題を生んでいるデッキタイプをその理由と共にご紹介させていただきます。
アナカラーオービーメイカー 編
4c天門・4cギャラクシールド 編
~活躍しそうな理由~
《水闇サガ》の登場によりナチュラルなメタカードを搭載しつつ、受けられるデッキ。
【サガループ】対策として話題を呼んでいる《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》と《空間型無限収納ストラトバッグ》。
この双方を採用できるデッキなのが上記2つのデッキ。
さらに2デッキともに禁断を採用することでアドバンス最強のリソース稼ぎカードである《インフェル星樹》の活用が可能。
それだけではなく、《流星のガイアッシュ・カイザー》+《終末の監視者 ジ・ウォッチ》を採用できるのもこの二つのデッキ。
この二つのデッキは後ろ寄りのデッキタイプのため
【ガイアッシュ覇道】にどうしても不利が付く上に《メガ・マナロック・ドラゴン》が天敵であったことから、今まで活躍の場がありませんでした。
しかし【水闇サガ】の登場で【ガイアッシュ覇道】が苦しくこともあり、不利対面が減少傾向に。
さらに受けデッキのため、【火水アポロ】に対しても回答がきちんとある上に堅いので【火単我我我】なども突破が難しいので活躍が見込めます。
オリジナル構築戦と違いコントロールキラーである【水魔導具】がいないことも活躍の場を広げるチャンスとなっています。
そして何より2週間後に控える【殿堂発表】によって大きく環境が変わるかはまだ未知数です!
今の間に【受けられるデッキ】の知識を増やすのもありかもしれません!?
3/4に行われる【最強位決定戦】では、どのようなデッキが活躍するのでしょうか!
オリジナルに比べ比較的緩やかな環境の変化ですが果たして・・・?
↓イベントの詳細はこちら↓
最強位決定戦
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
アドバンス環境でも猛威を奮う【水闇サガループ】
がしかし、素で【アポロ】がいたり、《とこしえの超人》がいたりと割と不利なデッキタイプが多い中で
本当に不利対面である【オービーメイカー】の母数が少ないことがどこまで影響するのか!
一つの答えである最強位決定戦。果たして猛者はどのデッキを選択するのか。
デュエチューブでも配信されるとのことですので、是非見ていきたいと思います!
そんな中、私(らふぁにぃ)のチャンネルでもミラー配信をさせていただくことが決定しました!
皆さんと一緒に猛者の戦いを見守っていければと思います!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!