はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第299回VDuelCS【オリジナル大会】の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
新弾発売後話題となったデッキをフィーチャーしていきたいと思います!
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『サガループ、してますか?』
【水闇サガループ】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★☆☆☆
構築自由度:★★★★★
【最速3ターンは上振れじゃなくて安定!? 驚異のループデッキ爆誕!】
いよいよ生まれてしまったデュエルマスターズ史上最速かつ最安定のループデッキ。
メタカードがなければ突然の敗北がそこに待っている。
そんな驚異的なデッキが生まれました。必要パーツは1種2枚!
それこそが【水闇サガループ】
↓他のライターさんも解説しておりますので是非ご覧ください!↓
Vol.47「水闇【サガループ】」|yk800のWeekly Pick Up Deck!!
発売前からその特異なテキストにより、他のカードゲーマーでさえも話題に出していたその性能。
なんといってもその拡張性。
現在【水闇・アナカラー・クローシス・ドロマー】軸と4種類のデッキタイプが構築されており
中でも【水闇・アナカラー】が多数入賞している状況になっています。
上記のコラムにてサンプルリストも掲載されておりますが、こちらでは少し違ったサンプルデッキリストを見ていきましょう。
サンプルリスト
ループパーツが1種2枚で完結できるため、自身の動きを強くするのもよし。
メタカードに対して、さらなるメタカードを採用できることは非常に強みであり、その拡張性はバツグンです。
サガとフィニッシャー以外の枠は環境によって採用するカードを変えられると言っても過言ではないでしょう。
環境次第でカラーリングも変化するので、ずっと通りのよいデッキタイプとなる可能性があります。
そのためか、発売前からユーザーの間で殿堂入りすると噂が絶えません。
発売前からこれだけ騒がれ続けているカードって多分初めてな気がします。
それぐらいの話題性・拡張性を兼ね備えています。
【ループ方法も至って簡単】
ループ条件①墓地にクリーチャーが3体以上
ループ条件②墓地に《絶望神サガ》があること。
なんとこれだけです!!!!!!
しかも出た時能力だけでなく、ターン開始時にも同じ能力が使用できるため
3ターン目に召喚することでなんと2回もチャンスが生まれます!
もちろん既に《絶望神サガ》が2枚あればループするんですが・・・(笑)
詳しい動き方は
Vol.47「水闇【サガループ】」|yk800のWeekly Pick Up Deck!!
にてご紹介されていますので、是非ご覧ください。
代わりに私の方ではその拡張性を証明するように様々な構築をご紹介したいと思います。
アナカラーサガループ
【アナカラーサガループ】のここが凄い!
①対サガループカード《若き大長老 アプル》を搭載しているので
既存の【水闇サガループ】に強い【サガループ】デッキとなります。
( ^ω^)・・・?
???「言ってること全然分かりません!」
サガループがサガループをメタる現象が起きています。
②《極楽鳥》の対応力+《CRYMAX ジャオウガ》のフィニッシュ力によるサブルートでのフィニッシュ力が強化。
もちろん苦手なデッキは【アナカラージャオウガ】となっていますが
仮に《若き大長老 アプル》を出されたとしたら除去するのではなく
横展開やブーストを重ね《CRYMAX ジャオウガ》で押し込むことができます。
とりあえずジャオウガ入れとけ感すごくないですかね???
ただシンプルに強いので、色が合うなら入れたくなりますが《超神星DOOM・ドラゲリオン》からは蘇生できないのでご注意を。
と、対サガループデッキの【アナカラーサガループ】。
その分、受け性能は水闇と比べると少し犠牲にしているため《火単我我我》の突破力は流石に返せません。
《水魔導具》への回答はマナを伸ばしてジャオウガでフィニッシュ。
そんな《火単我我我》《水魔導具》に対して強く作られたのがこちらのデッキ。
ドロマーサガループ
様々なサガループデッキが爆誕!
環境は一気にサガvsサガメタデッキの環境に!!
果たして今大会ではどこまで活躍したのでしょうか!
と言いたいところですがすみません!
今回の記事ではサガ環境前のイベント(2/15開催分)となります!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第299回VDuelCS オリジナル構築戦~
『嵐の前の静けさ』
50名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『嵐の前の静けさ』とは?
サガ環境では使いづらいデッキが大集合!
果たして優勝したのは・・・?
↓大会の様子はこちらから↓

最大母数は【アナカラージャオウガ】となりました。
【水魔導具】が再び母数上昇傾向に。
続いて【アナカラーオービーメイカー】となりました。
新環境前のテストであり、今の環境で大暴れしているデッキタイプの母数が多いイベントとなりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:闇単アビスロイヤル/ブライトン

準優勝:火自然ボルシャック/nemui

3位:水闇タマシード/セキボン

4位:トリーヴァギャラクシールド/黒死無葬

今回のイベントでは来たるサガ環境のテストやサガ環境下では使いづらくなるデッキが入賞!
なんと【闇単アビスロイヤル】vs【火自然ボルシャック】はまるでアニメの再現!
アツい決勝戦でした!
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【火単我我我】の母数が増加を受けて減少中だった【アナカラージャオウガ】が再び増加傾向に。
【アナカラージャオウガ】の増加により対策デッキである【水魔導具】の母数が上昇傾向に。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【闇単アビスロイヤル】が「約7割」と圧倒的な勝率を叩き出しています。
~理由~
今回のイベントでは【水魔導具】・【アナカラージャオウガ】のデッキが多く
デッキ相性として【闇単アビスロイヤル】の有利対面が多いことが原因だと思われます。
【水魔導具】の母数に対して勝率が6割以上と非常に安定しています。
特に【アナカラージャオウガ】に対しての勝率が非常に高く
その他のデッキに対しても勝率が安定しており、そのデッキパワーの高さが伺えます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
それでは新弾発売を受けて今話題を生んでいるデッキタイプをその理由と共にご紹介させていただきます。
アナカラーオービーメイカー 編
~活躍している理由~
【サガループ】の増加の影響を受けて、墓地メタデッキの価値が上昇。
このデッキは【4c邪王門】を意識したデッキタイプであるため
《とこしえの超人》や《若き大長老 アプル》などが搭載されており
フィニッシャーである《∞龍 ゲンムエンペラー》も環境に刺さりがよく
少しずつではありますが、不利対面である【火単我我我】が減少傾向にあるので、さらに追い風となっています。
今後の環境として【サガループ】【水魔導具】【火単我我我】が主にメタ意識として候補になりますが
現在【水魔導具】も非常に強力なデッキであるため
上記3つのデッキに対するアプローチとして《∞龍 ゲンムエンペラー》が採用されているデッキタイプが活躍すると思われます。
もちろんマナが伸びるので《CRYMAX ジャオウガ》の採用も検討されており、実際に採用しているタイプもあります。
今後除去呪文搭載のデッキタイプが増加していくと立ち位置が難しくなるので
【サガループ】の使用者が多い今こそ使うデッキタイプであると思われます。
水魔導具 編
~活躍している理由~
《堕呪 ブラッドゥ》の登場により不利対面のが減少。
【水魔導具】として除去耐性が多い【闇単アビスロイヤル】はなるべく避けたい対面でありました。
ですが《堕呪 ブラッドゥ》で墓地リセットできつつ、さらに1ドローのおまけもついており
更なる《堕呪 ブラッドゥ》を引き込むことができるので墓地利用デッキに対して完全に有利の状況を作ることができます。
墓地メタをしながら《ガル・ラガンザーク》の着地は非常に強力なムーブなので
もし【サガループ】を使用してそのムーブされたら素直に投了しましょう。
前世で悪いことした可能性もありますし、悪いものが憑いてるかもしれません。お祓いに行ってみるのもいいかも。
そもそも【水魔導具】というデッキパワーが非常に高いので
【サガループ】以外のデッキタイプに対しても非常にテンポよく
ゲームを進めることができるのでこちらも今使うべきともいえるデッキの一つです。
そして何より2週間後に控える【殿堂発表】。
これだけが唯一の懸念点です!! 今のうちに遊びつくしましょう!
トリーヴァギャラクシールド 編
~活躍している理由~
墓地メタ・速攻対策・呪文除去の3つを兼ね備えたギャラクシーなデッキ。
墓地メタが搭載されている上に
《空間型無限収納ストラトバッグ》が【4c邪王門】の革命チェンジメタにもなります。
さらには受けも非常に堅く
《流星のガイアッシュ・カイザー》+《終末の監視者 ジ・ウォッチ》のパッケージはどのデッキにも非常に刺さりがよく
現在コンボデッキが流行中のため、突破は容易ではありません。
唯一【水魔導具】が何とも言えない有利不利ですが
2→4→6→10とガイアッシュ+ジウォッチと立てることができれば、まだ可能性はありそうです。
3/4に行われる【最強位決定戦】では、サガループの次に活躍が見込まれるデッキタイプな予感がします!
↓イベントの詳細はこちら↓
最強位決定戦
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
以上3つのデッキが活躍を見込まれており、最強位決定戦では【サガループ】一色とはならなさそうです。
【火単我我我】や【水魔導具】増加に伴い、再び関西では【4c邪王門】が母数を伸ばしているとの情報もあります。
果たしてVDuelでは今後どのようなデッキが活躍するのでしょうか!
また最強位決定戦で強豪プレイヤーが使用するデッキに新しい構築はあるのでしょうか! 非常に楽しみです!
デュエチューブでも配信されるとのことですので、是非見ていきたいと思います!
そんな中、私(らふぁにぃ)のチャンネルでもミラー配信をさせていただくことが決定しました!
皆さんと一緒に猛者の戦いを見守っていければと思います!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!