はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第295回VDuelCSアドバンス大会の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週の注目デッキ
今活躍しているとデッキを解説していきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『対ビートダウンはお任せ! 受けられるループデッキ!』
【水光ネバーループ】
組みやすさ:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★☆☆☆
【結局シールドブレイクしてくるならシールドで返せばいいじゃない?】
今アドバンスの受けデッキと言えばこのデッキ。
そう【水光ネバーループ】
このデッキはシールドからループできるデッキであり
アドバンス環境は【ガイアッシュ覇道】の《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》での呪文ロック以外ですと
【アポロワンショット】や【水闇Doom】、【火闇ドルマゲドン】などはシンプルにシールドブレイクしてくるので
デッキに内蔵されているシールドトリガーの数が多ければ多いほどカウンター率が上昇し、そのまま勝率へと繋がります。
このデッキの構築面では
・《電脳の海を彷徨うエレキギター》を採用したデッキタイプ
・《ドレミ団の光魂Go!》を採用したデッキタイプ
という2つのパターンがあります。
オリジナル構築戦では《電脳の海を彷徨うエレキギター》を採用した型が多いイメージがありますが
アドバンス構築戦では《ドレミ団の光魂Go!》を採用した型が多い印象があります。
理由としては【ガイアッシュ覇道】や【4cギャラクシールド】に採用されている《インフェル星樹》
【4c邪王門】に採用されている《勝熱と弾丸と自由の決断》
【火自然モルトネクスト】に採用されている《超英雄タイム》
これらのカード指定除去を搭載したデッキが多いことにあります。
ループ条件が《エレキギター》型より難しくなるとはいえ、除去されてしまうと意味がなく
ハンデスするデッキが少ないこともあり、《ドレミ団の光魂Go!》型が多く採用されているようです。
人によって構築理論や採用カード枚数に差があり、個性がでることも魅力の一つかもしれません。
↓サンプルリスト↓
サンプルリスト【メインデッキ】
【外部ゾーン:GRゾーン】
【外部ゾーン:超次元ゾーン】
【今、なんでこのデッキが活躍してるの?】
【モルトNEXT】【水闇Doom】【自然単オービーメイカー】【アナカラージャオウガ】【火水アポロ】
等といった呪文ケアをしないビートダウンが増加しているためです。
また、オリジナル環境と違い、ハンデスが少ないという追い風もあり
ループパーツが欠けにくく、豊富な受けとシールドからループへと繋がることからも活躍を伸ばしています。
特にこれらのシールドトリガーが現環境に刺さりがよいものとなっています。
《護天!銀河MAX》
【今一番対応力の高いシールドトリガー!?】
種類:呪文
文明:水/光
コスト:4
種族:チーム銀河
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。バトルゾーンに自分の光のクリーチャーと水のクリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、両方選んでもよい。
▶自分の手札を1枚表向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
◆なぜ今銀河MAXが強いの?
こちらによって【火水アポロ】の《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の動きを大きく制限することができます。
【火水アポロ】の一番強い動きというのが皆様ご存知の通り
『《ネ申・マニフェスト》+《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》による選ばれない+ブロックされないを付与されているアポロ』となります。
そこで活躍するのが銀河MAXのシールド化の効果です。
『選ばれない+ブロックされない』では当然のことながら、除去もブロックもできないのですが、シールドが増えるなら話は別。
確実にダイレクトアタックされない上に手札にある好きなシールドトリガーを踏ませることができるので
例えば《唸る鉄腕 ギリガザミ》や《爆殺!! 覇悪怒楽苦》などといったスーパーシールドトリガーを意図的に狙うことができます。
さらにはクリーチャーバウンス効果もついているので
【闇自然ケンジ】の《地封龍 ギャイア》といったクリーチャーロックカードも難なく除去できる点も非常に魅力的です。
続いてはこちらのカード。
《オリオティス・ジャッジ》
【踏み倒しは絶対に許さない! 正義の審判が今下される!】
種類:呪文
文明:光
コスト:3
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
各プレイヤーは、自身のマナゾーンにあるカードの枚数以上のコストを持つクリーチャーをすべて、好きな順序で自身の山札の一番下に置く。
◆なぜ今オリオティス・ジャッジが強いの?
実は『コスト以上』という点がかなり重要になってきます。
【火水アポロ】はもちろんのこと【モルトネクスト】のようなビートダウン。
さらには【水闇Doom】の《超神星DOOM・ドラゲリオン》
【闇自然ケンジキングダム】などに搭載されている大型クリーチャーすべてにもカウンターできるのも魅力です。
また、『コスト以上』という対象の条件があることから
6マナ時に《流星のガイアッシュ・カイザー》を普通に召喚したターンに唱えると、デッキ下に送られることになります。
総じて、器用に相手のクリーチャーを除去できる貴重な一枚となります。
以上の理由からなぜ【ネバーループ】が活躍しているのかがご理解いただけたかと思います。
もうまもなく新弾「ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~」が発売され、一気に環境が変わることが予想されます。
今後のアドバンス環境での【ネバーループ】の立ち位置が未知数ですが
サガループ対策の速攻デッキや【火水アポロ】が増加すると思われますので、悪くない立ち位置になりそうです。
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
今回はあるカードが猛威を奮いました!
決勝戦では粘り強く、まさにネバーギブアップな一戦となりました!
それではそんな大会結果を見てみましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第295回VDuelCS アドバンス構築戦~
『Never Give Up』
38名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『Never Give Up』とは?
今回の大会では《ナウ・オア・ネバー》が大活躍!?
タイトル通り「諦めない意思」が勝敗を分けました!
それでは早速見てみましょう!
↓大会の様子はこちらから↓

【アナカラージャオウガ】が最大母数に。
同数で【4cギャラクシールド】となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:水光ネバーループ/ぬをー

準優勝:火自然モルトネクスト/nemui

3位:クローシスアポロ/rire

4位:シータモルトネクスト/釜玉ガルボ

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【ギャラクシールド】の使用母数が圧倒的上昇傾向に。
・【ガイアッシュ覇道】が前回と比較した際に半分以下になるなど非常に少なくなってきています。
・【オービーメイカー】が先週同様に母数を減らしています。
【アナカラージャオウガ】の母数増加と【アナカラーグラスパー】が多いというメタ読みが理由だと思われます。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【アナカラージャオウガ】【4cギャラクシールド】が使用率を伸ばしていますが、勝率が3割以下とあまりよくない状況です。
【ガイアッシュ覇道】の減少と共に同様にその勝率が減少しています。
・ここで注目していただきたいのが【水光ネバーループ】の勝率です。
数々の環境デッキを薙ぎ払っており、77%と非常に高く、かなり安定した勝率を誇っています。
理由としては環境的に【モルトネクスト】などビートデッキが多く、受けデッキが刺さりやすくなったこと。
加えて、今回は【アポロワンショット】【水闇Doom】も減少傾向にあり、不利対面がほぼいなくなっていることが要因だと思われます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては新規カードレビューです!
【らふぁにぃの新カードレビュー!】
新カード発表ウィーク!
話題となったカードを【話題性・汎用性・独自性】の3つの観点から私なりにレビューしていきたいと思います!
『その能力まさにワールド級!?』
【星魂接続 パーフェクト・ワールド】
話題性:★★★☆☆
汎用性:★★★★☆
独自性:★★★★☆
《砕慄接続 グレイトフル・ベン》
【このカード以上相性のいいカードはない!? ディスタス・ディスペクターを接続!】
種類:クリーチャー
文明:自然/光/闇
コスト:8
種族:ディスペクター/キング・コマンド・ドラゴン/ガイア・コマンド
パワー:13000
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の墓地のカードをすべて、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
■各ターンに一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。それがディスタスならコストを支払わずに召喚する。
《ディスタス・ゲート》
【開かれしディスタスの門!】
種類:呪文
文明:光/闇/自然
コスト:5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■コストの合計が7以下になるよう、ディスタスを好きな数、自分の墓地、手札、またはマナゾーンから選び、出す。
《Disジルコン》
【ササゲールで破壊されても、自身の効果で戻ってくるドローソース!】
種類:クリーチャー
文明:自然/水/闇
コスト:3
種族:スピリット・クォーツ/ディスタス
パワー:3000
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーを、自分のマナゾーンまたは墓地から召喚してもよい。
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
『禁断の切り札が新たに登場!』
【禁断の轟速 ブラックゾーン】
話題性:★★★★★
汎用性:★★★★☆
独自性:★★★☆☆
『騒然のループは相手にとっての絶望!』
【絶望神サガ】
話題性:★★★★★★★★★★
汎用性:★★★★☆
独自性:★★★☆☆
新カードのここが凄い!!
①たった2枚でEXWINループへと誘う最強のループカード!!
絶望神サガを出すことでサガを蘇生し、効果を使ったサガの効果で破壊され
出てきたサガの効果でサガを蘇生し、効果を使ったサガの効果で破壊され
出てきたサガの効果で・・・
とたった2枚のカードで好きなだけドローし、好きなだけ墓地を肥やせることが魅力の今話題沸騰中のループカード!
②墓地を肥やせるその汎用性!
もちろんサガループの効果でEXWINしてもよし!
墓地を肥やせるので【墓地ソース】にしてもよし!
墓地利用デッキに革命を起こすその汎用性!
③水/闇のカラーリングによる汎用性の高さ!
火/水/闇【クローシス】として【墓地ソース】とするもよし。
自然/水/闇【アナカラー】として《天災 デドダム》を使って安定性を上げるのもよし。
光/水/闇【ドロマー】として《終末の時計 ザ・クロック》でカウンターするのもよし。
その汎用性が非常に高いことも魅力的!
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ新弾発売!
果たして次の環境ではどのようなデッキが活躍するのでしょうか!
【サガループ】その強さが与える影響とは!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!