はじめに
みなさんこんにちは、せるぷーです。
2022年度最後のグランプリ大阪も終わり、総決算のJCSが間近に迫ってきましたね。
今回のコラムでは、そのグランプリ大阪のメタゲームについてと
発売が近づいてきた第4弾「天星神話」から注目カードを見ていきたいと思います。
Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 大阪 結果
参加人数1445名
引用元
https://sve-gp.com/news/62/
https://sve-gp.com/news/64/
■クラス分布
ウマ娘 プリティーダービー 38.9%(-3%)
ビショップ 14.1%(+9%)
ロイヤル 13.7%(+8%)
ドラゴン 12.9%(-20%)
エルフ 8.5%(+3%)
ナイトメア 6.2%(+1%)
ウィッチ 5.7%(+3%)
※()は前環境最後のグランプリ名古屋からの増減
■上位クラス分布
優勝:ウマ娘
準優勝:ウマ娘(タッチ《紡がれてゆく想い》型)
TOP4:ウマ娘、ウマ娘
TOP8:ウマ娘3、童話卵ビショップ
メタゲームは完全に前回のコラムの予想通り。
そしてTOP8もある意味予想通り。
発売から5カ月。
研究されてプレイングの効率化が極まっているウマ娘の牙城を長丁場のBO1で崩すのは至難の業です。
現時点で発表されている次のグランプリは2023年5月開催と、この間に第4弾・第5弾と2つのセットが出ることもあり
他のクラスもだいぶ強化されると思いますが、それでもウマ娘はまだメタの中心にいることでしょう。
ウマ娘以外で唯一TOP8に残ったのは卵童話ビショップ。
過去に紹介したのとは少し採用カードが異なり、
全力でカードをサーチするほうに特化しています。
《スノーホワイトプリンセス》などの童話【守護】を全部外している関係で
特にロイヤルデッキに相性が悪くなっていますが、
長丁場では安定してゲームができる構成になっています。
第4弾「天星神話」注目カード
当初はグランプリ大阪のメタとデッキについて解説する予定でしたが、
ウマ娘デッキについてはこれまでの記事を含めて、もう語り尽くした感もありますので
今回は予定を変更して、2/8までに公開された第4弾のカードから注目カードを紹介していきます。
各クラス1~2枚ずつピックアップしていきますが
次回コラムで毎弾恒例の徹底解剖も行う予定です。
そこで、今回のコラムではカードの強さだけではなく
アプリ版で登場した頃の話やイラストといったところも触れさせていただきます。
カードについては以下のアーカイブより引用しています。
https://shadowverse-evolve.com/bp04_cardarchive/
また、一部第4弾のカードに関してはリンクが切れているものがあります。
エルフ
深き森の異形
期待度:★★★ インパクト:★★★★★
特殊勝利能力はアプリ版と同じですが
・ルールの関係でスタンド状態だと攻撃されない
・進化能力で相手のフォロワー1体をバウンスできる
と、より強力になって登場します。
アプリ版では出された返しでほぼ対処されてしまうため、環境で使われることはなかったのですが
このスペックであれば結構使われる可能性があるのでは……? というくらいになってますね。
コストが高いため《エクスキューション》を筆頭に対処可能なカードは多いのですが
このカードを見据えてそれらをデッキに入れるのか
はたまた《エイシンフラッシュ》のように汎用的に使えるカードでお茶を濁すのか。
深き森の異形を出してきても、逆に倒せますよ? というようにプランを作るのか。
たとえ使われなくても、このカードが環境にあるということで面白くなる1枚。
カシオペア
期待度:★★★★★ イラスト:★★★★★
通常版、UR版、コラボのC.C.版。
3種類どのイラストも最高ですね。
バラバラに入れるも良し、お気に入りで固めるも良し。
皆さんはどのイラストのカシオペアを使いますか?
アプリ版ではスキンを頑張って取ったことを思い出します。
ファンファーレ効果は大変強力なのですが
5ターン目《ダイワスカーレット》&《ウオッカ》を返すには、自分の手札とEXエリアに9枚必要……。
とはいえ、体力5は《おどれ、さわげ、フェスれ!》1枚では落ちないので、プレッシャーを掛けられます。
《フェアリープリンセス・アリア》などのフェアリーデッキでの居場所を考えてましたが
童話デッキもEXエリアにカードが溜まっていくので出番がありそうですね。
ロイヤル
円卓の騎士・ガウェイン
期待度:★★★★ イケメン度:★★★★
UR版の絵の印象が強くてLG版に違和感を感じる、円卓シリーズのエース枠。
コストに対してスタッツは小さいものの、PP回復する効果は強く
能力を生かして《宝杖の司令官》を出すことがぴったりな感じがします。
効果の1枚目の指揮官のコストが下がるってガウェイン該当してない?
と一瞬思ってしまいますが、「兵士・円卓」です。
5コストフォロワーなのでいっぱい入れたくないカードではありますが
「兵士」なので、《アドバンスブレーダー》から他の円卓カードと一緒に持ってこられたりとサーチ手段も豊富。
ロイヤルの特徴の一つであるサーチによる安定した挙動に一役買ってくれそうです。
ドラゴン
原初の竜使い
期待度:★★★★★ トラウマ度:★★★★★
アプリ版で一時代を築いたとんでもフォロワーが第4弾で登場。
アプリ版と違うところは対象関係。
・ファンファーレ効果でダメージ与える相手のフォロワーを選べる
・対象を選ぶ必要があるので、場に相手のフォロワーが居ないときはリーダーにダメージを与えられない
また、アプリ版でも【威圧】を持つための条件として覚醒状態になっている必要がありましたが
そもそもスタンド状態のフォロワーに攻撃できないエボルヴではそうそう攻撃されません。
そうなると3コスト体力5という硬さもあって
3ターン目からずっと場に残り続けてくれそうで今から頭が痛いです。
とはいえ、現時点ではアプリ版での実装時ほど3コスト以下のドラゴンフォロワーが盤石でないことが救い。
ウイッチ
エウロペ
期待度:★★★★ イラスト:★★★★★
カシオペアと並びイラストが美しい一枚。星座キャラ最高。
能力の特性上、UR版のエボルヴは1枚あれば事足りるのも助かります。
進化後の能力は【疾走】【必殺】【守護】(そういえばゼウスさん出てこないですね…)
体力5あるので《フローラルフェンサー》などの4/4進化組に一発で倒されないこと
バウンスされてもコストが小さいうえに【疾走】のおかげでテンポ損する幅が小さく済みます。
次に出るときは能力で+1/+1ずつ大きくなれることもあり、大変取り回しが良いですね。
ウィッチというあまりフォロワーでの盤面の取り合いをしないクラスなのが気になるところ。
チェスデッキや秘術デッキの序盤牽制役がまず思いつきますが……
ナイトメア
ハウリングデーモン
期待度:★★★☆ 威圧感:★★★★
アプリ版で昔のカードにいたっけと調べてみたら第26弾収録。
《レーヴァテインドラゴン》と同じ現役ローテーション枠からの登場。
アプリ版では相手のフォロワー全体に5ダメージでしたが
エボルヴでは、相手のフォロワー1体に4(【真紅】状態なら8)ダメージに。
とはいえ、進化コストが重い代わりに効果も派手。
進化前のファンファーレ効果でフォロワーを除去しながら7点疾走として
《アザゼル》や《ケルベロス》と組み合わせてワンショットキルを狙いやすそうです。
体力回復効果の量も大きいのですが
ちょっとコストが重いので【真紅】条件を満たすことが大変そう。
アミュレットでコストを掛けずに【真紅】を達成できる何かがあればいいのですが。
ビショップ
白翼の守護神・アイテール
期待度:★★★☆ イラスト:★★★★☆
UR版のイラストが素晴らしい一枚。
アプリ版でのアイテールは後に出てきたロイヤルのほうも印象強いですが
ビショップ時代のこちらも《ヘヴンリーイージス》を確定で場に出したりと
縁の下の力持ちとして働いてくれたのをテキストを見て思い出しました。
イージスの他に何持ってきてたかしら……
アプリ版の「最大コストのフォロワーからランダムで持ってくる」効果は
エボルヴでは再現することが難しいため、リクルート能力になってます。
選べるとなるとさすがに強いので7コストに格上げ。
それに伴って、アプリ版と比べると本体の性能も大幅アップ。
6コスト以下で持ってきたいカードを探してみたのですが
《ジャンヌダルク》《ソウルコレクター》《ホワイトスワン・オデット》《ムーンアルミラージ》
と、現段階では一気に形勢を決められるとまではいかない印象。
8ターン目に持ってくる7コスト枠として《テイエムオペラオー》が使われる、かも?
9ターン目以降は《ヘヴンリーイージス》が1コスト少なく出せるので、進化して《守護の陽光》を付けることが楽になります。
ニュートラル
風の軍神・グリームニル
期待度:★★★ イケメン度:★★★★★
アプリ版では中二病な台詞と長いエフェクトに加え
全体4点という強力な効果で一世を風靡した軍神も第4弾で登場です。
元となった神撃のバハムートの中でも間違いなくトップクラスのイケメンですが
アプリ版の演出では上司のオーディンが居るとヘタレちゃうのも可愛いです。
そういえばオーディンさんもエボルヴにはまだ出てきてませんね。
相手のリーダーにも4点ダメージが入ります。
スタッツもエボルヴ基準に合わせて3/3/4になり、
4点全部与えるのに必要なPPも10から8+1になりました。
エボルヴの場合、8コストで《ファフニール》が出てきてしまうので比較されてしまうこともありますが
リーダーに直接ダメージが入るカードはなんだかんだ貴重なので、活路を見出すデッキもあるのではないでしょうか。
イスラーフィール
期待度:★★★★ サハクィエルどこ:★★★★★
最後は第4弾のパッケージにもなっているこのお方。
姉妹であるサハクィエルは現段階では出てないですが
第3弾の《セラフィックレオ・ガルエル》がある程度近い役割を果たしてくれます。
ただ、この場合ですとイスラーフィールを進化させないと【突進】できず
そのためにイスラフィールを進化すると《セラフィックレオ・ガルエル》が進化しないので
そのままイスラフィールがデッキの下に置かれ、エボルヴカードは表向きになるという問題を抱えてしまっていますが……。
アプリ版で《イスラフィール》と一緒に使われた他のカードを眺めてたのですが
・《無謀なる戦》は【疾走】が付かないので進化の必要がある。
・《言霊遣い・ジンジャー》はアプリ版と違い1ターン早く出せるので、対処されなければかなり良さそう。
みんなが使える《ファフニール》枠として、とにかくコストを踏み倒したい。
現段階では「これ!」という相棒がいないのですが
ニュートラルであることからクラスを選ばないこともあり、今後のカード発表に期待です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2023年度のグランプリの日程が発表されましたが
次のグランプリは5月のため、第4弾環境のグランプリがありません。
大型大会を頑張る勢にとってはちょっとした息抜きタイム。
好きなクラス・カードをふんだんに使ったデッキで遊びたいですね。
次回は新弾恒例の第4弾分析記事となります。
それでは、また次回コラムでお会いしましょう。