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2023.2.7

Vol.45「光水火【「正義星帝」】」 | yk800のWeekly Pick Up Deck!!

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Vol.45「光水火【「正義星帝」】」 | yk800のWeekly Pick Up Deck!!
目次

はじめに

 初めましての方は初めまして、『yk800』です。


 このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!


 今回の特集は【「正義星帝」】


 競技シーンでも比較的見かける機会の多い《「正義星帝」<鬼羅.Star>》《「正義星帝」<ライオネル.Star>》の二大「正義星帝」がタッグを組んだこのデッキ。見た目のヒロイックさはもちろんのことながら、きちんと環境上位のデッキと戦えるような構成になっていて感銘を受けたのでピックアップいたしました。


 ありそうでなかった踏み倒し連鎖デッキ・光水火【「正義星帝」】について、今回も基礎から解説していきたいと思います!

光水火【「正義星帝」】のサンプル構築

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光水火【「正義星帝」】ってどんなデッキ?

 2種類の《「正義星帝」》でクリーチャーを大量に展開しつつ、《奇天烈 シャッフ》による呪文ロックや《キャンベロ<レッゾ.Star>》クリーチャー登場制限を駆使して相手の動きを封じ込めながらフィニッシュに向かう、妨害要素を多分に取り入れた特殊なビートダウンデッキです。


 2マナ域の軽量メタクリーチャーは基本的に採用されておらず、序盤の動き出しはドローソースが中心。まずは手札を整えて、《エヴォ・ルピア》+進化クリーチャーや《「正義星帝」<ライオネル.Star>》+光のタマシードなど、特定の組み合わせで真価を発揮するカードたちのペアをかき集めていきます。

 そして、4ターン目以降は《エヴォ・ルピア》《スロットンの心絵》を起点に展開開始。


 《「正義星帝」<鬼羅.star>》から《奇天烈 シャッフ》《ブランド-MAX》に2枚目の《エヴォ・ルピア》《「正義星帝」<ライオネル.Star>》からは《スロットンの心絵》《カーネンの心絵》を踏み倒して能力で《キャンベロ<レッゾ.Star>》《「正義星帝」<鬼羅.Star>》など、展開できる限りのクリーチャーを盤面に並べていきます。


 この過程で相手に幾重にもロックを仕掛け、逆転の芽を摘みながら召喚酔いしない進化クリーチャーたちで相手に打点を押し付けて勝利を目指します。

 

 フィニッシュ補助に用いられる《奇天烈 シャッフ》《キャンベロ<レッゾ.Star>》は環境柄あまり意識されていないうえに有効性が高く、多くの対面にクリティカルなロック手段です。特にオリジナル環境最上位と名高い【4c邪王門】に関しては2種どちらも有効なので、これらのロックを押し付けて勝利することはそう難しくありません。


 また、《「正義星帝」<鬼羅.Star>》《エヴォ・ルピア》経由で、《「正義星帝」<ライオネル.Star>》《スロットンの心絵》はもちろん自身の能力でも、もう一方の「正義星帝」へとアクセスでき、さらなる展開に繋げることができます。


 うまく展開を連鎖させることで、【鬼羅.Star】系デッキの妨害手段を絡めた安全なフィニッシュと、【ライオネル.Star】系デッキの進化クリーチャーを活かした爆発的な打点形成の両方を活用できることがこのデッキの強みだと言えるでしょう。

光水火【「正義星帝」】に採用されるカードについて

 リソースを失わずに展開できる可能性を持った3マナタマシード。


 手札が増える可能性もありますが、タマシードが合計8枚しか採用されていないこのデッキでは2ヒット率はやや低め。基本的には進化クリーチャーをサーチする手段と割り切りつつ、おまけで後続のタマシードも拾えるカードとして運用するのが良いでしょう。


 貴重な光のタマシードというところで、可能な限り《「正義星帝」<ライオネル.Star>》で踏み倒して能力を誘発させるために使うのが理想的。緊急時には初動としても運用できますが、他の初動ドローを引けているのであればそちらから使っていきましょう。

 初動となる3マナドローソース2種。デッキの基本となる動きが、3ターン目にドローソースを撃ってから4ターン目以降に手札から踏み倒しコンボを連発する流れとなるため、このデッキに2マナ域は一切入っていません。手札調整を挟むタイミングも限られていることから、3ターン目のドローソースはかなり重要です。


 超高効率の《T・T・T》は確定枠として、デッキ内の多色比率に合わせて《エナジー・Re:ライト》《「伝説のサイバーパワー!」》のどちらかを追加で3〜4枚採用し、合計7〜8枚体制にするのが一般的です。


 これだけの枚数ともなれば、《カーネンの心絵》も合わせて10〜11枚前後。3ターン目にドローソースが撃てないゲームはほとんどなくなるでしょう。

 相手の進化クリーチャー・スピードアタッカー・マッハファイターといった出たターンに攻撃できるクリーチャーたちをタップインで抑え込みつつ、自分のコスト4以上のクリーチャーにスピードアタッカーを付与できる、優秀なシステムクリーチャーです。


 【火単ブランド】のような高速ビートダウンデッキの突撃を封じ込めつつ、自分の《奇天烈 シャッフ》を加速して登場したターンに2つの数字を宣言することもでき、さらには色マナとしてもこの上なく便利な3色カード。


 あらゆる要素でデッキを支えてくれる1枚です。

 指定した数字と同じコストである相手の呪文使用とバトルゾーンにある相手クリーチャーの攻撃とブロックを禁止させられる、軽くて汎用性の高いロッククリーチャーです。


 攻撃を介するため一定のリスクはありますが、一度着地してそのままターンが返ってくれば半永久的にコストを宣言し続けられるため、《百鬼の邪王門》のような特定の呪文に強く依存したデッキはこのカードを連打するだけで機能停止に追い込める可能性すらあります。


 また、《その子供、可憐につき》とは様々な面で相性抜群。登場して即時攻撃に回ることで同一ターン中に2つの数字を宣言できることはもちろん、呪文と盤面をロックするだけでは対応しきれないスピードアタッカー・マッハファイターを《その子供、可憐につき》が止めてくれるので、並び立つと隙が非常に小さくなります。

 登場時能力でこのクリーチャーから進化できるコスト5以下のクリーチャーを踏み倒す3色レインボーのファイアー・バード。チャージャーやコスト軽減を挟まずともコスト5のクリーチャーを1ターン早く出せるため、《「正義星帝」<鬼羅.Star>》デッキでは定番の1枚です。


 今回の構築では《「正義星帝」<鬼羅.Star>》はもちろん、《キャンベロ<レッゾ.Star>》《「正義星帝」<ライオネル.Star>》といった進化先が豊富に用意されているため、多くの場合で何かしらの使い道を見込めます。


 《「正義星帝」<鬼羅.Star>》しか進化先がいない場合、1種4枚ずつのコンボパーツを都合よく両方引いておく必要がありました。進化クリーチャーとして5マナで召喚できる《「正義星帝」<鬼羅.Star>》はともかく、進化クリーチャーとセットで使うことが前提の能力ですので、進化先のバリエーションが追加されたのは嬉しい点ですね。

 攻撃時に自分の他のクリーチャーを1体アンタップして、そのクリーチャーのシールドブレイク数を1枚増やすS-MAX進化クリーチャー。


 進化元不要の進化クリーチャーとして事実上のスピードアタッカーに換算でき、コスト4なので《「正義星帝」<鬼羅.Star>》からも踏み倒し可。攻撃時能力で《「正義星帝」<鬼羅.Star>》をアンタップして連続攻撃を決めるのは鉄板ムーブです。


 また、火文明かつコスト4以上のレクスターズなので、このクリーチャーから《キャンベロ<レッゾ.Star>》に侵略可能な点も見逃せません。


 ドローソースで手札を整えても《エヴォ・ルピア》が引けなかった場合などは、4ターン目に《ブランド-MAX》+《キャンベロ<レッゾ.Star>》でビッグアクションを防ぎつつ、5ターン目に《スロットンの心絵》などから展開していく動きが期待できます。

 現代のデュエル・マスターズでも屈指の性能を誇るロック能力持ちクリーチャー。


 登場した次のターンには相手がクリーチャーを1体しか出せないため、ループはおろか革命チェンジや侵略すら使用不可に。よほど盤面で押されていたり、呪文主体でクリーチャーのロックが意味を為さないデッキだったりといったことがなければ、出すだけでほぼ確実に1ターンをもらえることがこのカードの大きな強みです。


 詰めに行くターン、横に添えてトリガーを踏んでも事実上逆転不可能な状況を作りに行くのはもちろん、こちらの準備が整う前に出して相手の動きを封じ、実質的な追加ターンを取っていくことも場合によっては非常に有効です。


 侵略はもとより、《エヴォ・ルピア》《「正義星帝」<ライオネル.Star>》の能力で踏み倒せる点はお忘れなく。

 1枚トリガーするだけで爆発的な展開を形成し、一気に戦況を逆転しうる強力な受けトリガー。


 《「正義星帝」<ライオネル.Star>》とのセット運用の強さは言わずもがなですが、さらに《「正義星帝」<鬼羅.Star>》が追加されて受け方のバリエーションが増加。コスト4以下のクリーチャーを踏み倒しつつブロッカーを付与できるため、相手の打点は一気にストップ。こうしてターンを凌げば大量のクリーチャーが盤面に残ってくれるので、返しに勝ち切ることも難しくありません。


 手札からプレイできるコストの軽さも嬉しく、1ターン遅れるものの進化元がない状態からでも進化クリーチャーを展開できるため、追加の《エヴォ・ルピア》のような役割を担うこともできます。手札に来てもシールドにあっても嬉しい1枚です。

 登場時と攻撃時の両方でコスト4以下のクリーチャーを踏み倒しつつ、味方のコスト4以下のクリーチャーにブロッカーを付与してターン終了時にアンタップさせる能力まで持ち合わせた、小型クリーチャーの総大将とも言える進化クリーチャーです。


 【鬼羅.Star】系のデッキではお馴染みの軽量メタクリーチャーは今回の構築に入っていませんが、《その子供、可憐につき》《奇天烈 シャッフ》《エヴォ・ルピア》《ブランド-MAX》などなど、踏み倒し先は粒揃い。


 このクリーチャーから飛び出す《奇天烈 シャッフ》《ブランド-MAX》経由の《キャンベロ<レッゾ.Star>》のロック能力で、《「正義星帝」<ライオネル.Star>》で形成した打点を通しやすくするのがこのクリーチャーの主となる役割です。もちろん単体でも【鬼羅.Star】系デッキのように盤面を形成していけるカードの強さが嬉しいですね。


 このクリーチャーから《エヴォ・ルピア》を踏み倒して《「正義星帝」<ライオネル.Star>》に繋げたり、逆に《「正義星帝」」<ライオネル.Star>》の能力で《「正義星帝」<鬼羅.Star>》を踏み倒したりと、潤沢な手札が前提にはなるものの相互に展開を形成していけるのがこの構築の面白さです。

 登場時に光のタマシードを踏み倒し、タマシードがバトルゾーンに出ると手札からコスト6以下の進化クリーチャーを踏み倒せる、自己完結性の高い展開補助進化クリーチャーです。


 タマシードの枚数がそれほど多くないため手札調整に気を配る必要があるものの、うまく機能した際の爆発力は随一。


 特に《スロットンの心絵》を起点とすれば、一気に2体の進化クリーチャーを展開して打点を一気に増加させることもできます。ここに《「正義星帝」<鬼羅.Star>》まで噛み合えば、1ターンでゲームを決着させるほどの打点を生み出すことも。


 このクリーチャーの打点形成能力がこのデッキのフィニッシュ力を大きく支えていると言ってもよいでしょう。

おわりに

 というわけで、今回は【「正義星帝」】について解説していきました。


 《「正義星帝」<鬼羅.Star>》《「正義星帝」<ライオネル.Star>》の同時採用は登場時に全DMPが考えたドリームタッグだと思う(※個人の感想です)のですが、この構築はうまく環境にアジャストした形で両立がなされていて非常に面白いデッキだと思います!


 両「正義星帝」に共通する引いて出して引いて出して……の連続展開の面白さがさらに際立ち、何より回していて楽しそうなのがいいですね。個人的にもぜひ組んでみたいと思うようなデッキでした。


 それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした! 記事が面白かったらぜひTwitterでのシェアをお願いします!

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このコラムのライター

yk800

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