はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第291回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
今週話題となったデッキをフィーチャーしていきたいと思います!
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『アプル+ブランド=終』
【火自然逆悪襲(ギャラクシー)】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★☆☆
【過剰打点よりメタカード!? 今の時代はメタビート!!】
「墓地・マナからの展開を許さない《若き大長老 アプル》」
「マナコスト以上のカードを許さない《キャディ・ビートル》」
「手札以外からの展開を許さない《とこしえの超人》」
今の環境に通りのよいメタカードを搭載したメタビート。
それこそが【火自然逆悪襲】
速攻デッキは【火単我我我】でいいんじゃない?
私もそう思っていた時期がありました。
がしかし今の環境を見返すと【4c邪王門】【闇単アビスロイヤル】【アナカラージャオウガ】など
墓地を利用した攻守の整ったデッキが活躍しており、環境が速攻環境ではなく少し中速ビートダウン寄りになっています。
そのため、環境をよく鑑みたデッキでは速攻対策の枠を減らし、全体除去ではなく単体除去に重きをおくことになります。
こうなってくると再び速攻デッキの通りがよくなります。とはいえ、ただの打点ではすぐに返されてしまいます。
そこで活躍するのがビートダウンするクリーチャーの「数」ではなく「質」です。
どのような「質」を求められるかというと、それが「メタ性能」になります。
ではどのようなメタカードが搭載されているのか。
まずは理解するためにサンプルデッキリストを見ていきましょう。
サンプルリスト
ご覧いただいた通り、多くが1コスト・2コストのクリーチャーで構成されています。
メタカードである《キャディ・ビートル》《ベイB セガーレ》《若き大長老 アプル》を搭載しており
これらの枠は環境によって採用するカードを変えられる点も魅力の一つです。
環境次第で《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《とこしえの超人》などに置き換えることで、ずっと通りのよいデッキタイプとなる可能性があります。
逆に弱点としては全体除去である《九番目の旧王》が挙げられます。
採用デッキは【アナカラーグラスパー】【闇単アビスロイヤル】の2種類です。
この2種類のデッキが対面に現れた時はブレイクの仕方に気を付けましょう。
高火力のクリーチャーを除去されるより、メタカードを除去される方がしんどいので
なるべく高火力のクリーチャーは後から攻撃することをオススメします。
そんな革新的な速攻デッキ! 【火自然逆悪襲】!
果たして今大会ではどこまで活躍したのでしょうか!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
今回のイベントでは様々なデッキが蠢くオリジナル環境となりました。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第283回VDuelCS オリジナル構築戦~
『逆我轟罰ァン!』
54名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『逆我轟罰ァン!』とは?
どこかのハンターが使いそうですね・・・。
(分かる人いるんでしょうか・・・(笑))
↓大会の様子はこちらから↓
最大母数は【アナカラーグラスパー】となりました。
【アナカラー
ジャオウガ
】が再び母数上昇傾向に。
続いて【
4c邪王門
】となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:4c邪王門/Rikky
準優勝:火単我我我/つぶ貝
3位:火単我我我/モノクマ
4位:火単我我我/なっと@バイク紛失者
今回のイベントではまさかの【火単我我我】が上位3名も入賞!
再び【火単我我我】が環境に返り咲き!
しかし【4c邪王門】には不利が付いてしまう…
なぜ【火単我我我】が活躍したのか。
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
283回のコラムより
・全体的に【アナカラー】系統のデッキ母数が増加中。特に注目デッキは【アナカラーグラスパー】です。
【アナカラーオービーメイカー】の増加により《九番目の旧王》が採用できる点から増加していると思われます。
と前回予測した通り【アナカラーグラスパー】の母数が上昇傾向に。
・【闇自然ケンジキングダム】が減少傾向に。
・【火単我我我】の母数が大幅上昇。数で攻めることが今の環境に通りがよいのかもしれません。
がしかし、【4c邪王門】に大きく不利を受けてしまうことが鬼門になってしまうので、マッチングによる運が絡むと思われます。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】
~特筆点~
・【火単我我我】が「約7割」と圧倒的な勝率を叩き出しています。
~理由~
今回のイベントでは【4c邪王門】と対戦した回数が2回と非常に少なく、他のデッキに対して圧倒的な勝率。
ミラーマッチ、【4c邪王門】以外のデッキには勝率がほぼ100%という衝撃の結果に。
今活躍を魅せている【アナカラーグラスパー】や【アナカラージャオウガ】に対しても勝率が抜群。
【4c邪王門】を意識するあまり、メタカードを搭載する兼ね合いから全体除去トリガーの意識がどうしても薄れがちです。
【火単我我我】にとっては、踏まなきゃ勝てるではなく、踏んでも勝てる時代が来たのかもしれません。
現環境においては、今一番使うべきデッキと言える可能性もあるでしょう。
・【アナカラーグラスパー】を見ると全体的に悪くないことが伺えますが、勝率としては52%。
【火単我我我】【アナカラージャオウガ】に全敗しており、ここが勝率を下げた原因であることは明確です。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
それでは今再び活躍を期待されているデッキタイプをその理由と共にご紹介させていただきます。
ドロマーギャラクシールド 編
~活躍しそうな理由~
【4c邪王門】【アナカラー系統のデッキ】タイプの増加による環境の中速化。
ハンドリソースを確保するデッキの少なさにもあると思われます。
では【アナカラージャオウガ】でいいのではという視点もありますが
ここでネックになるのが今回のイベントでも活躍している【火単我我我】。こちらが本当に厄介。
初動《天災 デドダム》なんて悠長にプレイしているとそのターンの返しに負けます。
後手ならプレイするまでに負けます(確信)
そこで【受けの堅いハンデスデッキ】が求められます。
それが【ドロマーハンデス】です。
フィニッシュはもちろん《CRYMAX ジャオウガ》。
全体的にパワーが高いので、環境的に考慮すべき全体除去である《九番目の旧王》も効きづらく
さらには意識外の《天使と悪魔の墳墓》も【アナカラーグラスパー】やマナブーストを仕掛ける多くのデッキに刺さります。
【火単我我我】【アナカラーグラスパー】に負けたくない方は是非今一度注目してみてください!
続いては新コーナー!!
【らふぁにぃの新カードレビュー】
【らふぁにぃの新カードレビュー!】
いよいよ先週から始まった新カード発表ウィーク!
話題となったカードを【話題性・汎用性・独自性】の3つの観点から私なりにレビューしていきたいと思います!
『墓地利用ができるモモキングRX!? 汎用性の塊が登場!』
【魔光神官ルドルフ・アルカディア】
話題性:★★★★☆
汎用性:★★★★★
独自性:★★★★☆
新カードのここが凄い!!
①墓地肥やし・蘇生が任意
この効果が本当にすごいです。墓地蘇生のメリットにはデメリットが付き物。
今回のような効果では、使いすぎると山札がなくなってしまうことが懸念材料となっていました。
がしかし、このカードは墓地肥やしも蘇生も任意!
②光/闇・5コスト・コマンド・ブロッカー
なんと《ヘブンズ・ゲート》対応!
さらには《百鬼の邪王門》も対応しているという破格の性能っぷり!
アドバンス構築戦では《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》や《時空の禁断 レッドゾーンX》の両方にも対応済!
オリジナル・アドバンス双方での活躍が期待されています!
③蘇生できる条件の緩さ。
このクリーチャーから進化できる【8】コストまでのクリーチャー。
②のポテンシャルを持っているため、非常に進化条件が緩いことも魅力的。
4マナで5コストのクリーチャーを踏み倒すことができる方法は多数あるので
最大値として実質3ターン目に8コストの進化クリーチャーを出すことも可能です。
それでは相性のいいカードをご紹介していきます。
《百鬼の邪王門》
【今一番旬のカードはルドルフとトップクラスに相性のいい一枚!】
種類:呪文
文明:火/闇
コスト:6
種族:鬼札王国
■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。こうして墓地に置いたカードの中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
《魔の革命 デス・ザ・ロスト》
【ロスト・ソウル? 2023年はデス・ザ・ロスト!】
種類:クリーチャー
文明:闇
コスト:8
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン/革命軍
パワー:13000
■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
■革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、相手のシールドをすべてブレイクする。
《革命魔王 キラー・ザ・キル》
【革命2が革命的! すべて出す! 嫌な予感がしますね・・・(笑)】
種類:クリーチャー
文明:闇
コスト:8
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン/革命軍
パワー:11000
■進化-自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。
■革命2-このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、自分の墓地にある進化以外の闇のクリーチャーをすべてバトルゾーンに出す。
《時の革命 ミラダンテ》
【いよいよこちらのミラダンテも環境入り!?】
種類:クリーチャー
文明:光
コスト:8
種族:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍
パワー:13500
■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。それらは次の相手のターンのはじめにアンタップしない。
■革命0―自分のシールドが1枚もなければ、相手はクリーチャーを召喚できない。
《死神明王 XENIA》
【進化やコストも関係なし! 更なる蘇生の連鎖がここに!】
種類:クリーチャー
文明:闇
コスト:8
種族:デーモン・コマンド
パワー:12000
■NEO進化:闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、それがNEO進化クリーチャーなら、闇ではないクリーチャーをすべて破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、闇のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》
【人気急上昇中!? 強力なカウンター性能とEXWINを兼ね備えた白騎士!】
種類:クリーチャー
文明:光
コスト:8
種族:エンジェル・コマンド
パワー:15000
■進化:エンジェル・コマンド1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、光ではないクリーチャーをすべて、表向きにシールド化する。
■各ターンの終わりに、表向きのカードを含むシールドが10以上あれば、自分はゲームに勝つ。
《灰燼と天門の儀式》
【受けに蘇生対象にカラーリングまで抜群の相性!】
種類:呪文
文明:火/闇/光
コスト:6
■S・トリガー
■コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》
【対メタクリーチャー! ルドルフと種族が一致した優れもの!】
種類:クリーチャー
文明:光
コスト:3
種族:エンジェル・コマンド
パワー:3500
■ G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある他の、コスト3以下のカードを1枚選び、シールド化してもよい。
《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》
【ルドルフと組み合わせることで全てのクリーチャーが蘇生可能に!】
種類:D2フィールド
文明:火/闇
コスト:7
■S・トリガー
■自分のクリーチャーすべてに「ウルトラ・セイバー:多色クリーチャー」を与える。(自分の多色クリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のクリーチャーを1体破壊してもよい)(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、各プレイヤーは自身のクリーチャーをすべて山札の一番下に置き、その後、進化ではないクリーチャーをすべて自身の墓地からバトルゾーンに出す。
以上のカードの組み合わせることで非常に強力なコンボとなりうる
【魔光神官ルドルフ・アルカディア】
果たして環境にどこまで影響を与えるのでしょうか。
特に《百鬼の邪王門》《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》との相性も抜群なので
これらのデッキを使った【デイガ邪王門】【MDWワンショット】などといったデッキが活躍しそうです!
デッキが作成出来たら、また皆様にご紹介していきたいと思います!
以上、新カードレビューでした!
次回のコラムでは様々なカードが公開されていると思うので、また皆様にご紹介していきたいと思います!
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
環境が固定化されており、メタを読むことが大事になってきていますが
新弾まであとわずか! 噂ではとてもヤバいカードが収録されるとか・・?
今の間にこの環境を楽しみましょう!w
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!