はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第288回VDuelCSアドバンス大会の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週の注目デッキ
今活躍しているとデッキを解説していきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『オリジナルで猛威を奮ったデッキがついにアドバンスに!』
【アナカラージャオウガ】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★★☆☆
【闇入るならとりあえずCRYMAX入れとく!?】
ついにアドバンス構築戦でも【アナカラージャオウガ】が流行中!
今まで【アナカラージウォッチ】や【アナカラーダークネス】のフィニッシャーとして採用されていた《CRYMAX ジャオウガ》がついにデッキ名にまで浸食!
オリジナルとは違い、《ジャオウガ》への最速ルートや豊富なメタカードを引き連れて、Tier1のデッキたちを翻弄する構築となりました!
↓まずはサンプルリストから↓
サンプルリスト【メインデッキ】
【外部ゾーン:GRゾーン】
【外部ゾーン:超次元ゾーン】
【今、なんでこのデッキが活躍してるの?】
理由は明確です。
【CRYMAX ジャオウガ】が圧倒的すぎる。
とまぁオリジナルでも証明されていることなので、冗談というか基本的なことは置いときまして。
早速解説していきたいと思います。
まずは《伝説の禁断 ドキンダムX》の採用理由から。
①《テック団の波壊Go!》のケア。
→低コストメタカードで構成されているため、5コスト以下を手札に戻す能力を使用されていても禁断開放での押し込みが可能になる点。
②デッキを圧縮することで《天災 デドダム》を引く確率の上昇。
→正確に言うと【全てのカードの引く確率】を上げるということになります。
40枚が39枚になっているため、シンプルに確率が上がっていることももちろんですが
【封印に目的のカードが埋まっていない】時の確率を考慮した際に、目的のカードが手札にある確率を上げるというのも一つの理由になっています。
続いて現環境においてTier1とされているデッキタイプは以下の通りです。
【火水アポロ】【ガイアッシュ覇道】【水闇Doom】
これら3つのデッキの共通点を挙げていきましょう。
①マナコスト以上のクリーチャーをフィニッシャーとしている
【ガイアッシュ覇道】についてはマナが非常に伸びるので何とも言えませんが
カウンターによる早期フィニッシュの場合、どうしてもマナが伸びていない中での《流星のガイアッシュ・カイザー》と《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》はマナコスト以上の状態になりやすいので共通点として挙げました。
そこで採用されているのが《ベイB セガーレ》の一度きりの能力ではなく、複数回使用できることが魅力であるこちらのカード。
《キャディ・ビートル》
【しっかりマナを確認しな! 俺はマナの案内人!】
種類:クリーチャー
文明:自然
コスト:2
種族:ジャイアント ・インセクト
パワー:1000
■相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
今回のイベントはThe環境デッキ最強決定戦のようなイベントでした!
がしかし、今大会は静かに息をひそめていたあのデッキが活躍!
ど派手な踏み倒しは理不尽そのもの!? なデッキが優勝!?
早速見ていきましょう。
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第288回VDuelCS アドバンス構築戦~
『CRYMAX Jump』
43名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『CRYMAX Jump』とは?
今回はコストをジャンプしながら進化を遂げるあのデッキが優勝!?
それでは早速見てみましょう!
↓大会の様子はこちらから↓

【ガイアッシュ覇道】が最大母数に。
続いてなんと新デッキ【アナカラージャオウガ】となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:闇自然ケンジキングダム/SubMaR!

準優勝:5cモルト/げま

3位:ガイアッシュ覇道/ヨネヤマ

4位:4c天門ディスペクター/なかむ

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【アナカラージャオウガ】の使用母数が圧倒的上昇傾向に。
・【零龍使用デッキ】が前回と比較した際に半分以下になるなど非常に少なくなってきています。
・【アナカラーグラスパー】のデッキタイプが上昇傾向にあります。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【アナカラージャオウガ】が使用率を伸ばしており、勝率も55%と【ガイアッシュ覇道】と同様に安定しています。
・【オービーメイカー】が非常に母数を減らしています。
不利対面が減ったという訳ではないのですが
【アナカラーグラスパー】の増加により《九番目の旧王》が採用されたデッキが多くなったためと考えられます。
・ここでご覧いただきたいのが【5cモルト】の勝率です。
数々の環境デッキを薙ぎ払っており、71%と非常に高く、安定した勝率を誇っています。
理由としては環境的に【ハンデス】が刺さりやすくなったこと。
加えて、今回は【アポロワンショット】が数を減らしているからだと思われます。
→墓地利用デッキタイプに対しては《お清めシャラップ》
→中速以上のデッキに対しては《ロスト・Re:ソウル》
これらが有効になっており、様々な対面に対応し、かつ環境に合わせたチューニングもできることから安定した勝率を叩き出したと思われます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【アドバンス】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
現在のメタゲームとして使用率が高いデッキは以下の4つのデッキタイプとなっています。
そのうち、3つのデッキは2週間前と変わらずの環境となっています。
・【火水アポロヌス】
・【ガイアッシュ覇道】
・【水闇Doom】
新たに登場したのが【アナカラージャオウガ】。
【オービーメイカー】と入れ替わりで使用率を挙げています。
理由などに関しては今週の話題になったデッキで解説しています。
ここでは上記4つのデッキが環境において使われている前提で考えた時に
今、使用をお勧めしたいデッキをご紹介したいと思います。
『再び環境に返り咲くとの噂! 二重のパルテノンで相手を縛る!』
【火闇ドルマゲドン】
組みやすさ:★★★★☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★☆☆
メインデッキ
【外部ゾーン:ドルマゲドン】
【外部ゾーン:超次元ゾーン】
『墓地退化? いやいや今のトレンドは究極進化っしょ!』
【闇自然ケンジキングダム】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★☆☆☆
構築自由度:★★★☆☆
メインデッキ
【外部ゾーン:超次元ゾーン】
~デッキ単位としての見解~
対【オービーメイカー】 有利不利なし約5割以上の勝率
シンプルに速度勝負です。先に大型クリーチャーを展開できた方が勝利です。
ただし読み合いが一つ発生します。そのキーカードは《とこしえの超人》
相手が【闇自然ケンジキングダム】と分かった時、【ケンジ+ギュンター】が手札以外のゾーンから場に出すことから、どうしても最速で出してしまうのが《とこしえの超人》。
がしかし【闇自然ケンジキングダム】には《ツクっちょ <メイ様.Star>》が採用されているため
進化元を用意しつつ、自分の《とこしえ》を除去されてしまいます。
こうなると【オービーメイカー】側としては貴重な1コストカウント稼ぎクリーチャーをただ失っただけになります。
そうならないためにも相手が2マナのときには出さず、【つくっちょ・ズンドコ】のどちらかを場に出したあとか
どちらもいない場合は3マナもしくは4マナのときに出すことで上記の勝率が変化します。
もし!《進化設計図》で《ツクっちょ <メイ様.Star>》を2枚回収した時は【闇自然ケンジキングダム】の優勝です。
帰ってパーティです。
正直、他のTier1のデッキに対してはほんとに速度勝負と《神羅ケンジ・キングダム》の捲り運によります。
【ガイアッシュ覇道】に対しては《星空に浮かぶニンギョ》を先攻で場に出すことができれば
4~5ターン獲得できるので、強いて言えばそこが情報としてご提供できるものになります。
もし自分の運がいいと思った日にアドバンスCSがあった場合は是非お試しください!
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
少しづつ【零龍】使用デッキが少なくなっており
メタ対象が変わってきそうな環境を見せているアドバンス環境。
新弾まではまだまだ2週間もあるので
是非今の環境での答え合わせをしてみてはいかがでしょうか。
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!