はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第273回VDuelCS~アドバンス~大会の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週話題となったデッキ【「轟炎の竜皇」発売で強化されたデッキ】
今週話題となったデッキをフィーチャーしていきたいと思います!
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【今週注目しているデッキ】
幾万のGR軍が再び投下!
【4c万軍投】
超天編で生まれた強力コントロールが再び!
組みやすさ:★★★★☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★☆☆
「今再びGR達が目覚める」
現在のアドバンス構築戦においては
【モルトNEXT】【オービーメイカー】【零龍】の母数が多く
《とこしえの超人》が手放せないことが環境の定石となっております。
そんな中【5cモルト】が活躍を魅せていたのは《とこしえの超人》を使用したコントロールデッキであることが一番の要因でありました。
ここにきて【アナカラーダークネス】ではなく、なぜ【4c万軍投】なのでしょうか。
新弾発売によってどのような影響を受けたのか。
まずはキーカードを確認していきましょう。
↓キーカードはこちら↓
《イデア・パラドックス》
【超軽量・超高性能のカード指定除去が爆誕!】
文明:火/水
コスト:2
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶バトルゾーンにある相手の、コスト4以上のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。
▶バトルゾーンにある相手の、コスト3以下のカードを1枚選んで破壊する。
《龍月 ドラグ・スザーク》【クリーチャー面】
【万軍投のコスト軽減に一役買い、ガイアッシュの軽減も効く最高の1枚!】
文明:闇
パワー:11000
コスト:10
種族:ドルスザク・ドラゴン/チーム零
■ ムゲンクライム 4(自分のクリーチャーを4体タップし、 [闇4]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、GR召喚を4回する。
《龍・獄・殺》【呪文面】
文明:水
コスト:2
■ カードを1枚引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。
■GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
メインデッキ【40枚】
超次元ゾーン
超GRゾーン
少し前までは【アナカラーダークネス】というデッキがコントロールの代表となっていたアドバンス構築戦。
それがなぜ今姿を消し、【4c万軍投】が姿を再び現したのか。
その原因は【自然単オービーメイカー】の登場にあります。
基本的には3.4ターン目に出た時能力を打ち消す《十番龍 オービーメイカー Par100》
【アナカラーダークネス】にはこのカードに対する除去手段が用意しづらく
除去呪文である《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》ではパワーが高いため除去できず
メインウエポンであるGRクリーチャーでのハンデスも《とこしえの超人》によって、それも封じられています。
そこで活躍できるのが【4c万軍投】です。
火文明が搭載されているため除去手段が用意されており
さきほどご紹介した《イデア・パラドックス》が【オービーメイカー】に対して最強ともいえる回答札となりえました。
さらに一度《とこしえの超人》を除去した瞬間に《龍・獄・殺》で手札を捨てながらGR。
手札を捨てるごとにコストを軽減する《〝魔神轟怒”万軍投》はこれを受けて2コストで詠唱できるため
4マナで4回のGR召喚ができることから、圧倒的なリソース差を広げることが可能です。
また【アナカラーダークネス】より受けの手段が豊富に用意されているため、【モルトNEXT】に対しても一矢報いることができます。
以上の理由から評価を上げています。
それではそんな強力なコントロールデッキが活躍を魅せる中での今回のイベントを確認していきましょう。
それでは第273回VDuelCSの大会結果・母数・勝率を見ていきます。
大会結果・母数詳細
【大会結果】
~第273回VDuelCS アドバンス構築戦~
『零龍×邪龍』
34名で開催されたVDuelCS。
【水魔導具】【オービーメイカー】が活躍を魅せる中、オリジナルでも活躍中のあのデッキが大活躍!?
《とこしえの超人》も怖くない!?
はたしてどんなデッキなのか! 是非ご覧ください!
↓大会の様子はこちらから↓
ここにきて【火水アポロヌス】【闇単アビスロイヤル】が最大母数に。
次点で【オービーメイカー】【4c万軍投】【ガイアッシュ覇道】【水魔導具】【アナカラーグラスパー】【モルトNEXT】となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:闇単アビスロイヤル/まりもっこり
準優勝:アナカラーグラスパー/フータロー!
3位:水魔導具/越智光夫
4位:モルトNEXT/ダイ@高木瀬勢
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
・【ループ系統】【ゼーロ系統】デッキが大幅減少。
・【アポロデッキ】が増加。【オービーメイカー】が環境で大流行しているという訳ではないので
全体的に【火自然・火水アポロ】の通りが良くなっています。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いて、今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】
~特筆点~
・【ガイアッシュ覇道】の勝率が低迷。
【水魔導具】の勝率が7割以上と現環境においては非常にいい立ち位置であることが分かります。
ここで気になるのが【闇単アビスロイヤル】。
《とこしえの超人》が搭載されている【アナカラーグラスパー】や【オービーメイカー】に対しても、勝率がよい点が非常に興味深いです。
しかし【水魔導具】に対してはどうしても不利がつくため、これまでのデータからも割り切り対面ということになりそうです。
以上が【大会結果・母数詳細・勝率詳細】になります。
それでは【今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察】を見ていきたいと思います。
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
ここまでご覧いただきましたが、今回の入賞結果と母数を確認すると
【強固な受け性能】を意識する。
このポイントが重要になりそうです。
理由としては
最速3ターン目のロックデッキ【オービーメイカー】
最速3ターン目の踏み倒しデッキ【闇自然ケンジキングダム】
最速4ターン目のEXターン【水魔導具】
ここに加えて【闇単アビスロイヤル】が登場。
アドバンス環境では【ループデッキ】が減少しています。
そのため【モルトNEXT】も含めて、積極的にシールドブレイクしてくるデッキが多くなっている印象です。
そこで今後の環境では非常に強固な受け性能を持ったデッキが求められそうです。
↓注目カードはこちら↓
《テック団の波壊Go!》
文明:水/闇
コスト:7
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
▶︎相手のコスト6以上のクリーチャーを1体破壊する。
《イデア・パラドックス》
【超軽量・超高性能のカード指定除去が爆誕!】
文明:火/水
コスト:2
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶バトルゾーンにある相手の、コスト4以上のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。
▶バトルゾーンにある相手の、コスト3以下のカードを1枚選んで破壊する。
《ヴィオラの黒像》
【ミラダンテやラフルルラブも関係なし!】
文明:闇
コスト:7
種族:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/レクスターズ
■S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その破壊したクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
現状この3枚が今の環境において、非常に効果的であるカードとなります。
これらのカードが使用できるデッキといえば・・・?
そうです。【5cモルト】です。
ただ通常の【5cモルト】では、既に《テック団の波壊Go!》が採用されており
《イデア・パラドックス》や《ヴィオラの黒像》の採用枠を捻出することに時間を費やしそうです。
《ロスト・ソウル》の通りについては、ミラー対面や【ガイアッシュ覇道】に対しては有効ですが
その他の対面に有効かどうかは少し怪しくなっているため、その枠との調整になりそうです。
殿堂発表があるかは分かりませんが
もしあった場合は大きく環境が動きそう・・・?
来年からの環境が楽しみです!
【最後に】
皆様今年1年はいかがでしたでしょうか?
このコラムが今年最後のコラムとなります。
私のコラムが少しでも皆様のデュエマライフに影響を与えることができれば幸いです。
今年1年私もコラムを通して実践したり、実況解説における知識を蓄えたりと
皆様のおかげで少しは成長できたと感じております。
まだまだ文章力は拙いものとなっておりますが
こちらも成長していきますので、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様よいお年を!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただけると非常に嬉しいです!
もしこのコラムがよかったと感じていただけたら、SNS等で拡散していただけると幸いです。
今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!