はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第272回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
今週は話題となったデッキをおさらいしていきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『主人公の進化は止まらない』
【闇単アビスロイヤル】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★☆☆
【まるで百鬼夜行!? メタカードに耐性付与のお通りだ!】
先日発売された【ゴッド・オブ・アビス 第2弾「轟炎の竜皇」】
もちろん強化されたのがシリーズ主人公のデッキである【アビスロイヤル】
果たしてどのように強化されたのか。またどのようなカードが採用されているのか。
徹底的に解説していきたいと思います!
まずは今回収録された強力なアビスロイヤルをご紹介したいと思います。
↓新規アビスはこちら↓
《邪龍 ジャブラッド》
【・・・デメリットが行方不明です】
文明:闇
パワー:9000
コスト:3
種族:アビスドラゴン/ACE
■ W・ブレイカー
■このタマシードが出た時、または自分のアビスが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。
■自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■自分のアビスが離れる時、かわりにカードを4枚自分の墓地から選び、シャッフルして山札の下に置いてもよい。
《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》
【その後の能力がいぶし銀で実は一番強い!?】
文明:闇
パワー:4000
コスト:4
種族:アビスロイヤル
■スレイヤー
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を見てクリーチャーを1体選び、捨てさせる。
■シビルカウント3:このクリーチャーが攻撃する時、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計3つ以上あれば、相手の墓地にあるカードを1枚選んでもよい。そのカードの、出た時にトリガーする能力を、自分が1つ使ってもよい。その後、相手はそのカードを山札の下に置く。
《セリヴィエット=エリー》
【少なくしてもよい。[対戦相手]いいわけないだろ!!(笑) アビス垂涎のサポートカード!】
文明:闇
パワー:2000
コスト:2
種族:アビスロイヤル
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
■自分のアビスを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。ただし、そのアビスのコストは0以下にはならない。
《ブルーム=プルーフ》
【いよいよアビスにメタカードが登場! 今後の活躍に期待!】
文明:闇
パワー:3000
コスト:2
種族:アビスロイヤル
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーを出した時、そのクリーチャーを破壊する。
今回の新弾では【ボルシャック】がメインに強化されると思っていたのですが
蓋を開けてみると【アビスロイヤル】がしっかりと強化され、一番評価された状況となっています。
内容としては【コスト軽減・耐性付与・踏み倒しメタ・ピーピングハンデス】と今環境において、ほしい能力が勢揃い!
さらにそれぞれ【ハンデス・墓地肥やし・スレイヤー】とオマケのようについている能力がオリジナル・アドバンス両環境で大活躍!
それでは見事に合わさった芸術のようなデッキを見てみましょう。
↓サンプルリストはこちら↓
サンプルリスト
美しい・・・本当に美しい。絵画で溢れた【アビスロイヤル】のクリーチャー達。
クリーチャー達が連続してアビスラッシュで墓地から召喚されてくる姿はまるで百鬼夜行。
ただバトルゾーンに召喚されるだけでなく
・《セリヴィエット=エリー》《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》によるハンデス。
・《ブルーム=プルーフ》による踏み倒しメタ。
・《ゴブレット=ブレゴ》によるカード指定除去。
今の環境にとって、ほしい要素が全て詰まっているアビスロイヤル。
新シリーズの主人公が扱うデッキですので、今後も継続して強化されそうです!
さらには、オリジナル・アドバンス双方での活躍も期待できます!
果たしてそんな注目の【アビスロイヤル】は活躍したのでしょうか!
早速結果を見ていきたいと思います!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
今回のイベントでは新弾初のオリジナル環境となりました。
注目のアビスロイヤルはどこまで活躍したのでしょうか。
また既存のデッキに強化はあったのでしょうか!
早速見ていきましょう。
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第272回VDuelCS オリジナル構築戦~
『深淵からの百鬼夜行』
31名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『深淵からの百鬼夜行』とは?
今回はなんと新弾発売による強化を受けたデッキが見事優勝!
それでは早速大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから↓

【
アナカラーグラスパー
】が最大母数に。
続いて【闇自然ケンジ】となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:闇単アビスロイヤル/てのりん

準優勝:5cコントロール/クロワッサンU

3位:自然単キャベッジ/C.プジョル

4位:ハザード退化/越智光夫

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【アナカラーグラスパー】の母数が圧倒的上昇傾向に。【水魔導具】の増加が原因かと思われます。
・【闇自然ケンジキングダム】の母数が一定数いるため、カード指定除去による対策が必要になりそうです。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】

~特筆点~
・【闇単アビスロイヤル】が約7割と圧倒的勝率を叩き出しています。
・今回は【アナカラージャオウガ】【水魔導具】の母数が少なかったため【アビスロイヤル】との今後のデータに期待です。
・【5cネバー】は【闇単アビスロイヤル】【闇自然ケンジ】以外への勝率が過半数を超えていることから、今後の活躍に期待できそうです。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
現在のメタゲームとしては、以下の通りとなっています。
【ケンジキングダム】【水魔導具】【アナカラージャオウガ】
現在のメタはこの3種類で分けられており、以前より【アナカラージャオウガ】の母数が増えてきているように思えます。
さらに今後も増加傾向にあることが想定されます。
理由としては【ケンジキングダム】【闇単アビスロイヤル】に対して有効札になり得る《若き大長老 アプル》の存在です。
【アビスロイヤル】が活躍するからこそよりその重要性が高まります。
殿堂入りがまだどうなるか分かりませんが
【アビスロイヤル・アナカラージャオウガ】に有利とされている【水魔導具】の立ち位置が非常に気になります。
《卍 新世壊 卍》がなくても戦えるようになった【水魔導具】
理由としては呪文主体の受け性能が環境に通りが良く、またその呪文ロックも効かないのが大きな理由とされています。
がしかし、カウンターするためには必ず《卍 新世壊 卍》を使用しないといけない点からカード指定除去の重要性が非常に大きいものとなりそうです。
カード指定除去においては【闇自然ケンジキングダム】の進化元を破壊できることも魅力的です。
それでは筆者が今注目しているデッキタイプを挙げていきたいと思います。
アナカラーのデッキありすぎませんか?【アナカラーゲンム】
超英雄タイム+アルモモ=最強?【火自然ボルシャック】
超攻撃的なデッキが少なくなっているため、中速ロックデッキの活躍に期待できます。
【アナカラーゲンム】に注目する理由。
①【水魔導具】に対して魔導具呪文の封殺。
②【闇自然ケンジキングダム】に対してメインウエポンの無効化。
③【闇単アビスロイヤル】に対してメインクリーチャー達の無効化。
④【4c邪王門】に対してほとんどのクリーチャーが無効化。
つまり《∞龍 ゲンムエンペラー》の通りが良いことが伺えます。
また【5cコントロール】が少ないため《お清めシャラップ》など墓地リセットがなく
手札からも能力が使える【ムゲンクライム】が注目の理由となります。
【火自然ボルシャック】に注目する理由。
今回の新弾で念願のボルシャック強化! とはならなかったのですが
今の環境で《アルカディアス・モモキング》を使用しながら速度を保つことができるデッキはこのデッキを置いて他にはないでしょう。
もちろん【シータノヴァ】の選択もあると思います。
①【水魔導具】に対して《超英雄タイム》による《卍新世界卍》の破壊。
②【闇自然ケンジキングダム】に対して《超英雄タイム》による進化元の破壊。
③【闇単アビスロイヤル】に対して過剰打点形成と《王来英雄 モモキングRX》+《ボルシャック・ドギラゴン》による複数攻撃。
④【4c邪王門】に対して《アルカディアス・モモキング》による《百鬼の邪王門》の無効化。
これらが【火自然ボルシャック】の注目の理由となります。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ新弾発売を迎えたオリジナル環境。
カード指定除去が今まで以上に重要になってきた環境と言えそうです。
【アビスロイヤル】の対策が必須になってきそうなので、今は受けが強いデッキを握るのがいいかもしれません!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!