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2022.11.29

Vol.38「水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】」|yk800のWeekly Pick Up Deck!!

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Vol.38「水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】」|yk800のWeekly Pick Up Deck!!
目次

はじめに

 初めましての方は初めまして、『yk800』です。


 このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!


 今回の特集は自然【DOOM・ドラゲリオン】


 2→4→6というタイトなマナカーブを中心としつつも高い再現性を持ったワンショットコンボデッキで、先週末以来全国各地で結果を残している今注目のデッキタイプです。


 研究が進んで、いよいよ本領を発揮し始めた「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」の真打ち・水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】について、今回も基礎から解説していきたいと思います!

水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】のサンプル構築

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水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】ってどんなデッキ?

 2ターン目に2マナブースト、4ターン目に4マナサーチ+ブーストでテンポ良くマナ加速し、4ターン目に6マナを用意して《ナウ・オア・ネバー》+《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》《超神星DOOM・ドラゲリオン》をプレイしてワンショットを決めるコンボデッキです。


 やることが非常にわかりやすく、間に挟む妨害などもなし。マナ加速・サーチカード・コンボパーツの3要素以外にマナを費やす要素がなく、しかも勝利するために手札に揃えるカードは《ナウ・オア・ネバー》《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》の2枚のみ。


 山札を掘り進める手段が豊富に用意されていることもあり、再現性はかなり高いです。


 コンボの成立に全力を注ぐいわゆる「オールイン」型のコンボデッキですが、この手のデッキにつきものなビートダウンへの脆さを、大量のG・ストライクやコンボ始動パーツでありながら防御にも役割を持てる《ナウ・オア・ネバー》がカバー。


 《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》さえ出せれば《爆撃男》が露払いし、《超神星DOOM・ドラゲリオン》が-9000という強烈なパワー低下を放ちながらクリーチャーフィニッシュへと向かえます。除去手段に困らないおかげでメタクリーチャーの1体程度であればそれほど影響がなく、マナブースト手段が豊富なため「マナの枚数よりコストが大きいクリーチャー」へのメタカードも1ターンずらすぐらいしか役割を持てず、メタカードへの耐性もかなり高い部類です。


 「要求値の低い2枚コンボでの4ターン目のコンボフィニッシュ押し付け」と「一定以上のビート耐性・メタ耐性」を高水準で両立しており、できることの幅はあまり広くありませんが、アンフェアデッキとして活躍するための要件は十分に満たしていると言えるでしょう。

水闇自然【DOOM・ドラゲリオン】に採用されるカードについて

 動き出しの基礎となる2マナブースト枠。デッキ構造が2→4→6での動きを前提としているので、少なくとも9枚以上は採用したいところです。


 《フェアリー・ライフ》多め、《地龍神の魔陣》少なめの枚数配分については、多色比率や文明バランスが主な理由。


 2ターン目の2マナ域→3ターン目の4マナ域→4ターン目の《ナウ・オア・ネバー》+《超神星DOOM・ドラゲリオン》と、全てのタイミングでマナをアンタップインさせたいデッキであること。水文明枠にはコンボパーツが多く、早期からマナに埋めてよいカードが少ないことなどが挙げられます。


 ただし《地龍神の魔陣》自体は山札を確認できる範囲が広く、非常に強力なカード。通常はパーツを集めるのに有利な点が魅力ですが、このデッキの場合はむしろ任意のカードを山札の下に残せる点が重要です。


 《ナウ・オア・ネバー》《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》以外のパーツは極力山札にあることが望ましいデッキです。《超神星DOOM・ドラゲリオン》《水上第九院 シャコガイル》が見えたら喜んで山札下に送ってあげましょう。

 コンボデッキでも大活躍の3マナ3色3アドバンテージ製造機。マナブーストと手札調整を同時に行える強みはもはや言わずもがな。墓地の有効活用はそれほど得意なデッキではありませんが、それでも《爆撃男》等とのシナジーが期待できる点は魅力です。


 2→4→6の「4」の部分を担っていますが、コストが1軽い恩恵は小さくありません。2ターン目に動き出せなかった際の次善策としても機能したり、2→4の流れで多色カードが手札でかさばったときに、消化しながらアクションを取れたりと、小さな違いですが器用さに差が出ます。

 2→4→6の4筆頭カード。


 G・ストライク付きで防御力に秀でているうえ、山札の上から5枚を確認できるためコンボパーツを集めるには最適。幸いにして手札に抱えておくコンボパーツはどちらもクリーチャーなので、この呪文をプレイできるだけで再現性は大きく高まります。


 また、マナブースト手段としてのチャージャーは、ランダムブーストと違ってコンボパーツをうっかりマナに落とさない点で非常に優秀。見た5枚のうち4枚を山札の下に置けることから《地龍神の魔陣》と同じくデッキに残しておきたいパーツを確認してボトムに固定する役割も担いやすく、総じてデッキとの噛み合いが優れたサーチ・ブーストカードだと言えるでしょう。

 追加となる9枠目の2→4→6カード。


 このデッキで唯一マナに触れるカードで、取り回しは《ライフプラン・Re:チャージャー》には及ばないものの、2ターン目の《フェアリー・ライフ》系ブーストで落ちてしまったコンボパーツを回収するチャンスを作れます。


 単純にアドバンテージカードとしても強力で、最速でコンボを決められなさそうな対面にはバズレンダでプレイしてリソースを稼げる点も優秀。


 マナ回収はデッキに0か1かで取りうるプランが大きく変わるため、1枚はどうにか採用したいところです。

 《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を5マナで繰り出すためのコンボパーツその①。


 トリガーで踏み倒しができず防御手段にはならない、《ライフプラン・Re:チャージャー》で拾えないなど、純粋なカードとしてのユーティリティでは《ナウ・オア・ネバー》に劣るものの、こちらは一部の踏み倒しメタを無視して《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を早出しできるため、能動的に仕掛ける際のコンボパーツとしては《ナウ・オア・ネバー》よりも優れています。


 引き込む手段はそれほど多くありませんが、引いたゲームではぜひ使いたい1枚。

 《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を5マナで繰り出すためのコンボパーツその②。


 コンボの起点となりながらトリガーとして防御手段にもなる点が非常に強力。


 一見すると防御に使える踏み倒し先が少なく感じますが、トリガー《ナウ・オア・ネバー》からもう1枚の《天命龍装 ホーリーエンド》を出してスパーク呪文のように使ったり、《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》から《爆撃男》を連続投下や《光牙忍ハヤブサマル》擬似的サーチで打点を削ぎつつ返すターンにすぐ動き出せる体勢を整えたりと、防御専用のカードを同時に引き込まずともコンボパーツを手札にかき集めるだけで防御的な動きを補える構成になっています。


 大量に搭載されたG・ストライクと合わせて、コンボデッキでありながらカウンター性能を大きく高めている1枚です。

 登場時に自分の山札から好きなカードを3枚選んで残りを全て墓地に置くという豪快極まりない登場時能力を持つドラゴン・ゾンビ。


 積み込み・墓地肥やしはもちろん、様々な「墓地に置かれた時」誘発を同時に大量誘発させられることができる稀有なカード。《一なる部隊 イワシン》と組み合わせることで山札に置いたカードを引き込むことができ、擬似的なサーチカードとして機能するのがこのデッキのキモです。


 コンボパーツである《超神龍DOOM・ドラゲリオン》を引き込んだり、先述したように相手ターン中のトリガー《ナウ・オア・ネバー》から《光牙忍 ハヤブサマル》を引き込んで確実に1打点を止めたりと、コンボパーツとしてはもちろんのこと、防御面でもコンボ準備と打点排除を同時にこなせるカードとして機能します。


 単色なので複数引いた時にマナに置きやすいことも◎。

 フィニッシュパーツその①。


 メテオバーンで相手のメタクリーチャーを焼き払いながらコンボパーツを踏み倒せるため、メタクリーチャーの1〜2体では《超神星DOOM・ドラゲリオン》は止められません。


 基本的にはコンボパーツとしての色が強いですが、そもそもクリーチャーとしてのスペックが高く、攻撃時能力で除去と展開を同時にこなせるので殴り返し適性が高め。墓地にクリーチャーが5体もいれば7マナとかなり現実的なコストで出せるため、コンボの成立が咎められた際にはこのクリーチャーで盤面を制圧していくことも視野に入ります。

 フィニッシュパーツその②。


 山札の1枚の状態で《超神星DOOM・ドラゲリオン》のメテオバーンを《一なる部隊 イワシン》をコストに起動してこのクリーチャーを踏み倒し。登場時能力の解決前に《一なる部隊 イワシン》の能力を解決して最後の1枚を引き込んで勝利するのがこのデッキの基本となるフィニッシュパターンです。


 それ以外の役割を持たないので、特に難しいことはありませんが、コンボ始動時には必ず墓地に1枚用意しなければならない点だけは注意しておきましょう。

 コストを支払って出すことはまずないにも関わらず、影に日向にこのデッキの立ち回りを支えている功労賞。


 《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》から墓地に置かれた際の擬似確定サーチや、墓地に必要なカードを墓地に振り分け、コンボの最終局面でのフィニッシュ要員など、このカードがなければデッキ自体が成立しないと言っても良いでしょう。


 フィニッシュには2枚絡めば十分なため、手札に来た場合は埋められる水単色マナである点も評価すべきポイントです。


 ただし、何らかの事情でデッキに1枚しか《一なる部隊 イワシン》が残らなかった場合、フィニッシュが1ターン伸びてしまいます。もう1枚手札に《一なる部隊 イワシン》を持っていればそれを捨てて能力誘発させることで解決できるため、1枚はマナに置くとしても2枚目以降は手札に抱えておくのが良いでしょう。

 《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》で墓地に送り込み、小型クリーチャーを焼き払うメタクリーチャー処理班。


 範囲はやや狭く、1体分の能力で処理できるのは《キャディ・ビートル》《奇石 ミクセル》《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などの一部メタクリーチャーに限られますが、メインの動きを一切阻害せず、手札もマナも費やさずに相手のクリーチャーを除去できるカードは他にほとんどありません。


 また、防御面では相手ターン中の《ナウ・オア・ネバー》《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》で相手の小型クリーチャーを焼き払って打点を削ぎ落とす役割も持てます。


 《超神星DOOM・ドラゲリオン》の進化元になるクリーチャー、《天災 デドダム》に絡む単色とカタログスペックも良好ですが、若干過多気味の闇文明単色であるため、全体の色バランスを見て枚数を調整したい枠でもあります。

 手札に抱えておくだけで確実に防御手段として機能する受け札。


 先述した通りトリガー《ナウ・オア・ネバー》+《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》との噛み合わせが非常によく、《一なる部隊 イワシン》を介した擬似サーチの恩恵を思う存分受けることができます。


 ニンジャ・ストライク4は極端に速度に優れた速攻デッキだと間に合わない場面もありますが、2ターン目にブーストを撃った上でシールドに《フェアリー・ライフ》が埋まっていればトリガーで4マナに増え、ニンジャ・ストライクが機能する点は覚えておきましょう。

おわりに

 《超神星DOOM・ドラゲリオン》「カード自体の強さは評価されているものの、どんなデッキで使えば強いのかわからない」という状況でしたが、このデッキの活躍によってようやくテンプレートが定まりはじめた印象です。


 そもそもの話として高い再現性を持つ4ターンフィニッシュコンボは非常に強いのですが、このデッキの場合は始動に必要なパーツが2枚・どちらもクリーチャーであるためマナカーブを埋めつつパーツ集めにも貢献する《ライフプラン・Re:チャージャー》を起用しやすいことが再現性の高さを大きく支えています。


 そして、殴るデッキが強い環境ではやっぱり《ナウ・オア・ネバー》がカードとして強い! ビートダウンデッキや【水魔導具】といった呪文メタの効かないデッキが現環境の上位を席巻しているため、他のデッキとしては呪文メタが採用しづらく、結果として《ナウ・オア・ネバー》の通りが非常に良い環境になっている印象です。


 要求されるメタカードが環境で主流なものと全く異なり、画一的な対策が難しいのも嬉しいですね。


 デッキとしての強さはもちろん大前提としてありますが、環境の追い風を強く受けたデッキであることも間違いないでしょう!


 それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした! 記事が面白かったらぜひTwitterでのシェアをお願いします!

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このコラムのライター

yk800

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