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2022.11.15

Vol.36「水火自然【モルトNEXTSAGA】」 | yk800のWeekly Pick Up Deck!!

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Vol.36「水火自然【モルトNEXTSAGA】」 | yk800のWeekly Pick Up Deck!!
目次

はじめに

 初めましての方は初めまして、『yk800』です。


 このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!


 今回の特集は自然【モルトNEXTSAGA】


 以前も紹介したデッキタイプですが、さすがは押しも押されもせぬ人気テーマと言うべきか。つい先日発売された「レジェンドスーパーデッキ 龍覇爆炎」によって大幅な強化を受け、早速アドバンス環境に爪痕を残しています。


 今ノリにノっている激しく熱かりしデッキ、水火自然【モルトNEXTSAGA】について、今回も基礎から解説していきたいと思います!

水火自然【モルトNEXTSAGA】のサンプル構築

メインデッキ

4

4

4

3

4

4

4

4

4

3

1

1

超次元ゾーン

2

1

1

1

1

1

1

水火自然【モルトNEXTSAGA】ってどんなデッキ?

 マナを伸ばして、ドラグナーを出し、高火力のドラゴンを並べて殴る。


 【モルトNEXT】は度重なる強化を受けていますが、基本となるプレイ感に関しては何一つ変わっていません。


 「ドラゴンデッキだけに許されたマナブースト手段で一気にゲームを加速させ、いかにして早く《超戦龍覇 モルトNEXT》を起点にドラゴンを大量に踏み倒すか」が、今も昔も変わらぬ【モルトNEXT】の至上命題です。


 この目標を達成するために必要として待望されていたのが、初動・サポートカードといった「足回り」の強化です。「デュエキングMAX 2022」や「龍覇爆炎」に収録されたマナブーストカードや踏み倒し手段の追加は、十分すぎるほどの恩恵を【モルトNEXT】にもたらしてくれたと言えるでしょう。

 《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》は3コスト域の選択肢を大きく広げ、《爆龍覇 グレンアイラ/「助けて! モルト‼︎」》はトリガー付きのコマンド・ドラゴン/ドラグナーでありながら4ターン目に重量級ドラグナーを踏み倒す最も優れた踏み倒しカードとしてデッキの速度を底上げしました。


 もちろん追加となるドラグナー《爆炎龍覇 モルトSAGA》のパワーも非常に魅力的。合計8枚採用された高出力ドラグナーにより、単純に動き出すためのカードを確保しやすく、さらにドラグナーからドラグナーを踏み倒して連鎖的に展開していく動きもより決まりやすくなりました。


 これまでは《メンデルスゾーン》ありきだった4ターン目の再現性が大きく高まり、5ターン目以降の出力も一気に安定するように。新たな【モルトNEXT】は、これまで以上により速く、より強く展開を作っていけるデッキへと進化しています。

水火自然【モルトNEXTSAGA】に採用されるカードについて

 ドラゴンデッキであれば外せない、2マナジャンプアップする初動群。どちらも「龍覇爆炎」に4枚ずつ収録されており、入手性が格段に向上しています。


 これらのマナブーストを序盤に連打して、4〜5ターン目にフィニッシャー格であるグレンモルト2種に繋げるのが【モルトNEXTSAGA】の基本戦術です。


 どちらも強力ですが、特に3ターン目に5マナ用意できる《メンデルスゾーン》は、後述する《「助けて! モルト!!」》の登場によってさらに価値が上がりました。

 期待のニューフェイス、3マナで手札を減らさずにマナ加速できる可能性のあるチャージャー呪文付きドラゴンです。


 単色のチャージャーということで確定でアンタップインマナが増え、2アクションが視野に入るマナ域では実質2マナとして運用できるのがミソ。


 《メンデルスゾーン》《オールイン・チャージャー》+《ボルシャック・栄光・ルピア》と動いて4ターン目に8〜9マナまで伸ばしたり、《ボルシャック・栄光・ルピア》《オールイン・チャージャー》+《「助けて! モルト!!」》+《爆炎龍覇 モルトSAGA》で装備するドラグハートの合計コストを7に水増しできたりと、細かいところで小回りの効くカードです。


 また、クリーチャー側の《R.S.F.K.》も単純にスピードアタッカーを持ったドラゴンであるため踏み倒した際の出力が高く、攻撃時能力のガチンコ・ジャッジに連続で勝利すれば相手のシールドが何枚あろうと無理やりダイレクトアタックに持ち込める可能性を秘めています。




 ライバルとなるのは「龍覇爆炎」収録の《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》。呪文側が手札の枚数が減らないブーストで、相手のハンデスで捨てた際に山札の上3枚からドラゴンを踏み倒す能力を持っています。


 《「爆流秘術、暴龍の大地!」》の方は手札枚数維持の確実性が高く、戻ってくるカードが自分自身であるため次のターン以降も連続でマナブーストをプレイできるのが強みです。一度見せれば相手目線でハンデスが撃ちづらくなる点も◎。


 一方で、手札に戻ってくるカードが必ずこのカード自身であるため、手札に多色が溜まっていく上に無理やり山札を掘り進めて解決札を探しに行くことはできません。また、増えるマナ自身もタップインであるため、全体として融通があまり効かないことは決して小さくない弱点だと言えるでしょう。


 また、クリーチャー側の踏み倒し能力はハンデスに対するカウンターとしては機能するものの、登場時能力としては召喚して出した際にしか働かず、自前のスピードアタッカーを持っていない点から《爆銀王剣 バトガイ刃斗》との相性もあまり良くありません。


 《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》も強力なカードではありますが、デッキコンセプトやデッキ全体の多色カード比率と相談してどちらを採用するか検討することになりそうです。

 サンプルデッキから順番は前後しますが、セットで考慮しなければならないカードなのでひとまとめでご紹介。


 5→8の爆発的マナブーストを叩き込みながらリソースを確保できる、アドバンスを代表する5マナ域です。


 《メンデルスゾーン》から繋げてプレイした際のバリューが非常に高く、アドバンス環境でドラゴンデッキが強い理由の大きなひとつとなっています。


 このデッキで相方となるのは《爆炎龍覇 モルトSAGA》。2→5→8の動きで綺麗に4ターン目まで繋がり、しっかりとマナを伸ばすことでマナ武装やドラグハート装備に至るまで最大限のバリューを発揮させられます。


 注意点として、このデッキには火のコマンド・ドラゴンがこれでもかと採用されており、踏み倒しによってガンガン横展開を作っていくデッキであるため、【ガイアッシュ覇道】のようなデッキ以上に次々と封印が外れていきます。


 ある程度禁断解放のタイミングをコントロールすることを考えれば、《インフェル星樹》はゲーム中に1回しか出せないでしょう。しかし、火のマナ武装に貢献しづらい《インフェル星樹》は極力マナに逃したくないカードでもあります。ハンドキープに苦慮することはもちろん、ランダムマナブーストで落ちることもあまり望ましくありません。


 非常にバリューに優れたカードですが、4枚採用するかどうかは良く検討するべきかもしれません。

 こちらもドラゴンデッキ定番の5マナ域。とはいえ革命チェンジがそれほど採用されない【モルトNEXT】系のデッキでは、マナが伸びないこのカードを能動的にプレイすることはそれほど多くありません。どちらかといえば受け札・水マナ確保としての役割がメインとなります


 とはいえ、バトル除去や火力除去偏重になりがちな火文明主体のドラゴンデッキにおいて、バウンスという形でパワーに拠らない除去を飛ばせるのは嬉しいポイント。マッハファイターと合わせて2面処理も可能であり、《爆龍覇 グレンアイラ》と合わせて《とこしえの超人》をはじめとするメタクリーチャーへの耐性を底上げしてくれます。


 《革命の絆》の革命0トリガーでめくった時のリターンは言わずもがな。

 上下ともに役割の多い「龍覇爆炎」の新規ドラグナー。


 《爆龍覇 グレンアイラ》はS・トリガー付きのコマンド・ドラゴン/ドラグナー。登場時に強制バトルしつつ、バトルに勝利すればコスト4以下の火のドラグハートを装備できるパワー5000のクリーチャーです。


 防御性能だけを見ればやや頼りないものの、小型クリーチャーを叩きながらドラグハートを装備できるのはテンポの面で非常に優秀。


 S・トリガーで登場し、バトル勝利時の効果で《将龍剣 ガイアール》を装備してさらに強制バトルを誘発させれば小型クリーチャーを2面処理。返すターンに《爆龍覇 グレンアイラ》自身の攻撃で《猛烈将龍 ガイバーン》に龍解させれば、都合3打点をカウンターで叩き込めます。


 メタクリーチャーを多用するデッキや序盤から軽量クリーチャーを並べてくるデッキに対しては非常に有効であるものの、相手にパワー5000未満のクリーチャーがいなければほとんど能力が機能しないことは大きなウィークポイントです。




 このカードの本領となるのは、呪文面の《「助けて! モルト!!」》


 コスト・文明の制限に一切とらわれず、手札から好きなドラグナー1枚をバトルゾーンに出せる踏み倒し呪文。5マナの段階で《超戦龍覇 モルトNEXT》を登場させられるカードということで、「ターゲットをドラグナーに絞り込むことで成立させた調整版《スクランブル・チェンジ》」といった趣の強い1枚です。


 《メンデルスゾーン》から3ターン目に走りはじめられるのはもちろん、《ボルシャック・栄光・ルピア》《オールイン・チャージャー》と合わせて引くだけで簡単に4ターン目《超戦龍覇 モルトNEXT》を繰り出せるため再現性がアップ。


 《爆炎龍覇 モルトSAGA》についても4ターン目に出して《爆銀王剣 バトガイ刃斗》で殴りかかるのはもちろん、7〜8マナ域でマナ加速+《「助けて! モルト!!」》から繰り出してドラグハートの装備数を強引に増やせます。


 手札消費の荒さは無視できませんが、デッキの平均速度を大幅に引き上げるカードとして重要な1枚です。

 約6年近くデュエル・マスターズとともに走り続ける、屈指のヒロイックカード。


 今回のデッキで得た強化は非常に多岐に渡りますが、5マナあればフルスペックを発揮できるカードとしては、追加の早出し要員である《「助けて! モルト‼︎」》の獲得が非常に大きなトピックです。


 今後もドラゴンが登場するたびに強化されていくため、ますます目が離せません。

 ついに登場した新たな形態のグレンモルト。


 《最終龍覇 グレンモルト》が独特の文明構成で【モルトNEXT】には組み込みづらかったのに対し、こちらは《超戦龍覇 モルトNEXT》とセットで使うことを前提とした構成です。


 早出し適性も高いですが、このカードが真価を発揮するのはマナをしっかりと加速した後。「マナ加速が伸び切った後に1枚でゲームを終わらせられる高出力カード」という点で、火自然【ボルシャック】における《ボルシャック英雄譚》に似た役割を持っています。


 一度にドラグハートを複数出せる能力によって、これまでに難しかった組み合わせでドラグハートを装備できるのがこのカードの面白いポイント。特に《爆炎龍覇 モルトSAGA》自身に除去耐性を付与できる《無敵剣 プロト・ギガハート》を添えることで、マナ武装7のドラグハート強制裏返し能力と合わせて安全に大量のドラグハートをひっくり返せます。


 また、登場時能力のドラグハート踏み倒しは文明・コスト以外の制限がないため、ウェポン・フォートレスはもちろん、クリーチャー面を直接出しても構いません。


 特に、龍解に2回の攻撃を要求する《熱血星龍 ガイギンガ》を直接出せるのはかなりの破格。《熱血星龍 ガイギンガ》もこのクリーチャー自身ももともとスピードアタッカーを持っており、実質的に選ばれない能力と合わせて詰め性能が非常に高いので、是非とも念頭に置いておきたいところです。

 水文明を含む大型ドラゴンフィニッシャーです。ジャストダイバーでGSや確定除去を無視、全体除去に対してもEXライフで耐性あり、ブロッカーもパワー6000以下であれば攻撃時能力で除去可能と、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》でめくればそれだけでゲームが終わりかねない破壊力を誇ります。


 非常に高い決定力の高いフィニッシャーですが、それと同等かそれ以上に、文明が強くマナ基盤として優秀である点が際立ちます


 火文明のマナ武装・《メンデルスゾーン》のための自然文明の枚数を維持でき、多色である点を除けばデッキの邪魔になる要素がありません《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》と合わせれば水文明が合計8枚採用でき、水文明を含むカードを手札からのプレイも十分視野に入ります。


 EXライフによる盾追加は革命0トリガーとの相性も良好で、防御面でもささやかながら貢献してくれます。

 決して防御の厚くないこのデッキにおいて、最終防衛ラインとなる革命0トリガー。


 光文明は他に採用されておらず、一見すると単色である《ボルシャック・ドギラゴン》の方が取り回しが良く見えますが、こちらの利点はブロッカーによって受けの確実性が強制バトルより高いことと、NEOクリーチャーであるため《爆銀王剣 バトガイ刃斗》でめくれても踏み倒し対象になり龍解の邪魔をしないことが挙げられます。


 NEOクリーチャーである点は《革命の絆》自身で《革命の絆》をめくった際にも出せる点で優れており、単純な革命0トリガー成功率も《ボルシャック・ドギラゴン》よりやや高め。多色を押してでも採用する価値はあると言えるでしょう。


 余談ですが、このクリーチャーの攻撃時能力による非クリーチャーカードの破壊は自分のカードも対象に取れます。


 残り1枚になっている《禁断 〜封印されしX〜》の封印を破壊することで、相手のクリーチャー全てに封印除去を飛ばしながら打点を確保できるのは覚えておきましょう。

 多色環境の現代デュエル・マスターズにおいて極めて強力なマナ拘束を叩き込む最終兵器。


 《ボルシャック・栄光・ルピア》から4ターン目にこのカードを投げ込んで1ターンもらい、次のターンに7マナ揃うのでちょうど《超戦龍覇 モルトNEXT》に繋がる流れは非常に秀逸です。


 懐かしの「スクチェンマナロ」=《スクランブル・チェンジ》とのコンボはデッキに組み込まれていないものの、それでも十分すぎるほどの出力で相手の動きを制限できます。

 《爆熱天守 バトライ閣》がプレミアム殿堂入りした今、最も《超戦龍覇 モルトNEXT》のスペックを活かしきれると言えるドラグハートです。


 スピードアタッカー付与・デッキトップからのドラゴン踏み倒しと欲しい要素は全て備えながら、裏面でさらに3打点を叩き込みつつ手札から任意のドラゴンを踏み倒せるため、何らかのトリガーでストップが掛からなければほぼ確実にゲームセットまで持ち込めます。


 《爆炎龍覇 モルトSAGA》が装備していてマナ武装が達成できている時は、龍解能力でひっくり返さずに《爆炎龍覇 モルトSAGA》の能力に頼るのが吉。


 攻撃終了後にひっくり返せるためG・ストライクを受けず、除去も《爆炎龍覇 モルトSAGA》《無敵剣 プロト・ギガハート》を装備させれば1枚までならかわせます。

 主に《爆龍覇 グレンアイラ》の装備先か、《爆炎龍覇 モルトSAGA》で直接裏面を出すカードとしての役割が期待される1枚。


 コスト4までしか装備できない《爆龍覇 グレンアイラ》の選択肢としては最も火力が高く、横に《ボルシャック・栄光・ルピア》がいるだけで最大4打点として機能します。


 コスト5以上のドラグハートも装備できるモルト2種に装備する機会はあまりありませんが、《熱血星龍 ガイギンガ》のフィニッシュ力の高さを活用できる場合は選択肢になりえます。

 こちらも火のドラグナーにスピードアタッカーを付与できるドラグハート。打点には直結しづらいものの、カードアドバンテージを取りながら比較的安全に龍解できる点が魅力です。


 龍解後はコストを支払わずに登場したクリーチャーと強制バトルする能力を持つドラゴンへと変身。多色クリーチャーとのバトル時にはパワーが上がります。


 龍解するまでのターンが比較的遅く、パワーもわずかに5000と踏み倒しメタと呼ぶにはやや不確か。しかし、自分のターン中に機能することを活かして、トリガークリーチャーをケアする手段と見れば話は少し変わります。


 《最終龍覇 ロージア》《ドラゴンズ・サイン》経由で登場した《最終龍覇 グレンモルト》《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》など、アドバンスで多用されるトリガークリーチャーは概ね強制バトルの範囲内。自分のターン中であればこれらのクリーチャーの登場時能力よりも先にこちらの強制バトルが解決できるため、安易なカウンターを許しません。


 扱いはやや難しいですが、ピンポイントで活躍の場面が見込めるカードでしょう。

 主に《革命の絆》からドラグナーが捲れたときに装備候補となる、強制バトルドラグハート。バトル時+3000のパンプアップによってバトルに勝てる範囲の底上げにも貢献します。強制バトルとブロック時の勝利で龍解条件を達成し、そのまま龍解してのカウンターまで視野に入ります。


 《最終龍覇 グレンモルト》における《ドラゴンズ・サイン》のようなカードがないため、どうしても使う場面は限られるものの、防御面を底上げするカードとしては絶好の1枚です。


 《爆龍覇 グレンアイラ》の処理能力を底上げする1枚。


 基本的にその役割しか持てませんが、龍解条件が非常に緩いため簡単に2打点追加できる点は魅力的です。


 ただし、もともとスピードアタッカーを持っていないため、真価を発揮できるのはやはり相手ターン中にトリガーで《爆龍覇 グレンアイラ》を出したタイミングでしょう。


 用途は広くありませんが、《爆龍覇 グレンアイラ》を最大限に活かすためには欠かせない1枚です。

 自軍全体にスピードアタッカーを付与するドラグハート・フォートレス


 龍解条件はやや厳しく、基本的には《超戦龍覇 モルトNEXT》とのセット運用か、もしくは《爆炎龍覇 モルトSAGA》のマナ武装での裏返しを狙うことになります。


 条件さえ整っていれば《超戦龍覇 モルトNEXT》1枚から5打点を形成できるため、トリガーやG・ストライクといった受け札を構造上ほとんど採用できない相手に対しては極めて優れた突破力を発揮します。


 一方で、打点がうまく通らなければ相手に手札を5枚与えたうえでトリガーなどによる逆転を許すリスクもあり、アドバンテージを取れない弱点がモロに反映されます。


 使いどころは難しいですが、適切に運用すれば非常に高火力かつ後続のクリーチャーも全てスピードアタッカーになるため怒涛の攻撃を叩き込めます。是非とも1枚は採用したいフォートレスです。

おわりに

 というわけで、今回は自然【モルトNEXTSAGA】について解説していきました。


 ドラゴンデッキの快進撃は止まるところを知らず!? 《メンデルスゾーン》+《インフェル星樹》とドラグハートというアドバンス環境における強い要素を余すことなく取り込めるとあって、強デッキの風格は十分です


 個人的にはやはり《「助けて! モルト!!」》のリリースが大きかったのではないかなと思います。「メンデルスゾーン初動できなければちょっと物足りないデッキ」というイメージがあったのですが、どんなブーストカードからでも4ターン目にドラグナーを展開できるカードが追加されたことで、その懸念が一気に緩和された印象を受けました。しかもツインパクトでクリーチャー側がドラゴン!


 ツインパクトカードは種族シナジーを強化するうえで一番手軽かつ劇的な要素です。ドラゴンを持ったツインパクトは今後も増えていくことが予想されるため、その度に強化されていきそうです。


 「龍覇爆炎」1セットで、主要な初動周りはもちろんフィニッシャーであるグレンモルト2種やドラグハートまでほとんどが必要数揃ってしまうお手軽さも大きな魅力ですね!


 それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした! 記事が面白かったらぜひTwitterでのシェアをお願いします!

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このコラムのライター

yk800

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