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2022.11.16

第5期ポケカ四天王決定戦攻略 | サーニーゴのポケモン通信

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第5期ポケカ四天王決定戦攻略 | サーニーゴのポケモン通信

第5期ポケカ四天王決定戦攻略

 みなさんこんにちは。サーニーゴことシマダダイチです。


 先日、第5期ポケカ四天王決定戦が行われました。

 僕を含めた2名は世界大会の結果にてすでに内定をいただいており、残りの2枠を賭けて5名(内第4期ポケカ四天王は2名)の選手が参加するイベントとなりました。


 僕は解説として参加してきたので、今回のコラムでは大会の考察や振り返りをしていきたいと思います。

今大会の形式を考える

 今回の大会形式は5名でのダブルエリミネーショントーナメント。


 1試合50分のBO3(3本勝負2本先取)形式です。

ダブルエリミネーションとは?

 1回までなら敗北しても優勝できる可能性がある敗者復活戦ありのルールです。


 今大会の場合は優勝ではなく、上位2名が決まるまで行います。

 5名なので最短で2回最多では4回勝つ必要があります。

今大会のBO3

 世界大会の基準であれば、時間切れになった時点で追加ターンが発生します。


 しかし、今回は先行プレイヤーの番で時間切れになった場合のみ、後攻プレイヤーの番まで行います。

 後攻プレイヤーの番であった場合、その番は最後までプレイできます。




 1ゲーム目の途中で時間切れとなった場合は比較的わかりやすいです。


 ・サイドの残り枚数が少ない選手がこの試合の勝者となります。


 ・サイドの残り枚数が同じ場合

 →延長戦を行い、なんらかの勝利条件を満たす。もしくは、サイドの残り枚数が先により少なくなった選手がこの試合の勝者となります。


 ・引き分けとなる場合

 あまりないことですが、お互い同時にサイドを取りきった場合などで引き分けになることがあります。

 →サドンデス(サイド1枚で対戦)を行い、勝利した選手が2ゲーム目の勝者となります。




 2ゲーム目の途中で時間切れとなった場合、少し複雑です。


 ・ゲームの開始前やお互いのサイドの残り枚数が3枚以上の場合

 →1ゲーム目の勝者が試合の勝者となります。


 ・どちらかの選手のサイドの残り枚数が2枚以下の場合

 →サイドの残り枚数が少ない選手が2ゲーム目の勝者となります。


 ・お互いのサイドの残り枚数が2枚以下で同じ枚数の場合

 →延長戦を行い、なんらかの勝利条件を満たす。もしくは、サイドの残り枚数が先により少なくなった選手が2ゲーム目の勝者となります。


 ・引き分けとなる場合

 →サドンデス(サイド1枚で対戦)を行い、勝利した選手が2ゲーム目の勝者となります。


 これらのパターンから、2ゲーム目の勝者を導き出した後

 1ゲーム目と2ゲーム目の勝者が同じ場合、その選手がこの試合の勝者となります。

 1ゲーム目と2ゲーム目の勝者が異なる場合、サドンデス(サイド1枚で対戦)を行い、勝利した選手がこの試合の勝者となります。




 ・3ゲーム目がまだ始まっていない場合

 →そのまま対戦を始めて、なんらかの勝利条件を満たす。もしくは、サイドの残り枚数が先により少なくなった選手がこの試合の勝者となります。


 ・3ゲーム目の途中で時間切れとなった場合

 →サイドの残り枚数が少ない選手が、この試合の勝者となります。

 この時点で1勝1敗なので、とてもわかりやすいですね。


 ・サイドの残り枚数が同じ場合

 →延長戦を行い、なんらかの勝利条件を満たす。もしくは、サイドの残り枚数が先により少なくなった選手がこの試合の勝者となります。


 ・引き分けとなる場合

 →サドンデス(サイド1枚で対戦)を行い、勝利した選手がこの試合の勝者となります。




 日本ではBO3にあまり馴染みがないこともあり、少し複雑なように感じられるかもしれません。


どんなデッキを使うべき?

 環境考察以前に大会形式になるべく合うデッキを選ぶことも重要です。


 今回は全試合配信されるということやスキルの高いプレイヤーが集められるということで、デッキの中身がばれると強くないタイプのデッキはなるべく避ける方がいいでしょう
 また3ゲーム目にもつれ込んだ場合、なるべく先に攻撃してサイドを取れるタイプのデッキが好ましいです。


 デッキ選択の他にも、勝ち筋が薄くなった瞬間に投了して次のゲームの時間を確保するといった戦術もあったりします。これが1本先取の大会にはない見どころですね

環境考察

 2022年11月現在の環境を考えるので、最近開催されたシティリーグの上位デッキを参考にします。


 多少は週によってばらつきがあるものの《ルギアVSTAR》《ミュウVMAX》がそれぞれ使用率1位と2位であることは毎週変わりません。

 この2デッキが人気の理由は、序盤から高いダメージが見込め、デッキの最大値が高いことです。


 前者は無色タイプであることからカスタマイズ性能が高く、ほぼ全てのデッキに対し互角に闘えます。

 後者は《ルギアVSTAR》ほどの対応力はありませんが、元々のポテンシャルに加えて、《森の封印石》によって安定性が格段に向上しました。


 この2デッキを中心に環境が作られていくこととなります。

実際のデッキ分布

 2 《ルギアVSTAR》

 1 《オリジンパルキアVSTAR》

 1 《ガラルマタドガス》

 1 《オムスターV》+《アーケオス》


 この中から勝ち上がったのは第4期ポケカ四天王2名が使う《ルギアVSTAR》でした。

 僕もこの2名の練習には少し関わっていました。


 《ルギアVSTAR》に有利な条件はいくつかあるものの、結局デッキの最大値や対応力が高すぎて互角以上に戦うのは難しく感じました。

 しかし、CL前のようにフルに時間を練習に使えていたわけではないので検証不足だった部分もいくつかあったと思います。


 他の参加者3名が《ルギアVSTAR》を強く意識したデッキだったので、参考に対策例を考えてみます。

ルギアVSTARの3つの対策例

シンオウ神殿

 《ルギアVSTAR》のデッキに採用されているエネルギーはほぼすべて特殊エネルギーなので一番わかりやすい対策です。

 しかし、適当に1枚採用するだけではすぐに新しいスタジアムに変えられてしまうので、複数採用が必須となります。


 《ルギアVSTAR》デッキに入っているスタジアムをトラッシュする手段は《ルギアVSTAR》のワザ「ストームダイブ」を除くと平均的に2枚〜3枚です。

 他にも《ルギアVSTAR》側の要求を上げるカードをセットで採用するとより効果的です。


 今大会では《オリジンパルキアVSTAR》のデッキに2枚採用されており、《ジメレオン》の特性「うらこうさく」により的確なタイミングで使えるようになっていました。

特性を止める

 《ルギアVSTAR》はほとんどの場合、《アーケオス》の特性「プライマルターボ」にエネルギー供給を依存しています。


 《ルギアVSTAR》のVSTARパワーの特性「アッセンブルスター」で《アーケオス》をベンチに出すことを止められれば、1枚ずつエネルギーをつけなければならなくなり、攻撃されません。


 一番簡単なのは《頂への雪道》ですが、対策で《バケッチャ》が入っていることがほとんどなので今大会は《ガラルマタドガス》の特性「かがくへんかガス」で対策されていました。

非Vで闘う

 非Vとは倒されてもサイドを1枚しか取られないポケモンのことを言います。

 (V、VMAX、VSTARではないポケモンを略して非Vとユーザー間では呼ばれています)


 これらのポケモン達で闘い、サイドレースを有利にしていく闘い方です。


 《オムスターV》+《アーケオス》は非Vのポケモンがメインアタッカーとなっており、最初に《オムスターV》が倒されてから逆転していく形で作られています。


 《ルギアVSTAR》側は非Vに対して《ネオラントV》のアクアリターンを駆使して闘いますが、《ザマゼンタ》は1回のワザで倒されないので非常に強力なポケモンです。

サーニーゴならどんなデッキを使っていた?

 《ルギアVSTAR》《ミュウVMAX》で悩んでいたと思います。


 《ルギアVSTAR》は特殊エネルギーが多すぎて安定させることが難しいので不安な要素が多かったのですが、今大会はBO3なので不利な後攻で逆転するためのカードを極限まで切り詰めて安定性高めに組んだと思います。

 《ルギアVSTAR》のミラーマッチでは綺麗に動けることが何より大事です。


 《ミュウVMAX》も似たような理由です。

 デッキの最大値が高いので、3本勝負となると1ゲームは比較的簡単に勝てるケースがあります。

 さらに安定性が高く、サイドを取る速度が早いので3試合完遂できる可能性が高いことや、後攻からでも強い動きがあり、今回のルールには向いていると感じました。

まとめ

 というわけで11月5日に開催されてた第5期ポケカ四天王決定戦に関して考察させていただきました。


 次回こそVSTARユニバースに向けて初心者向けの内容を考えて執筆したいと思います。よろしくお願いします。


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このコラムのライター

サーニーゴ

サーニーゴ