はじめに
初めましての方は初めまして、『yk800』です。
このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!
今回の特集は4c【ダイナボルト】
アドバンス環境で活躍した4c【ドラグナー】を開発したプレイヤーがオリジナル環境用に開発した新作デッキで、例に漏れずドラゴンたちの高いカードパワーを叩きつけていける構成が特徴です。
アドバンスGPで優勝・準優勝を飾り話題となった【ガイアッシュ覇道】ですが、オリジナルでも《流星のガイアッシュ・カイザー》のポテンシャルが再評価されており、今回は《流星のガイアッシュ・カイザー》をとてもうまく使っていると感じたこのデッキをピックアップいたしました。
オリジナル環境で活躍中の4c【ダイナボルト】について、基礎から解説していきます!
4c【ダイナボルト】のサンプル構築
4c【ダイナボルト】ってどんなデッキ?
4c【ダイナボルト】に採用されるカードについて
こちらもドラゴンデッキではお馴染みのブースト兼墓地リセットカード。デッキ全体のドラゴン枚数を保ったまま追加のマナブーストを確保しつつ、オリジナル環境に一定数存在する墓地利用デッキに対して睨みを効かせられる頼れるカードです。
このデッキの場合は序盤にマナブーストとして唱え、中盤以降《龍風混成 ザーディクリカ》で墓地リセットとして使い回すパターンがあるのが強力。
《お清めシャラップ》を使うデッキ全般に言えることですが、自分の墓地を対象に取れるので枚数の減ってきた山札を回復する選択肢が常にあることはお忘れなく。
メタクリーチャーをはじめとする面処理、革命チェンジの起点、受けトリガー、色基盤と多彩な役割を持つ多色デッキ・ドラゴンデッキの友。
奇をてらって特別な使い方をする必要はありませんが、《爆龍皇 ダイナボルト》のW・マジボンバーで射出するカードの筆頭で、あえて攻撃中の《爆龍皇 ダイナボルト》を戻してアタックキャンセルするプランを取れることは覚えておきましょう。
サブプラン……というよりは第2の柱となる「ガイアッシュ覇道プラン」のキーパーツ。
カード単体のスペックが非常に高く、相手の踏み倒しに反応して気軽に2ドロー・カウンターできる点はもちろん、相手クリーチャーに出たターン中のプレイヤーへの攻撃制限を課す能力も火自然【アポロヌス】や火単【ブランド】のような攻めっけの強いデッキと対峙するうえで有効です。
《爆龍皇 ダイナボルト》で射出する弾としても強く、2ドローで後続リソースを伸ばしつつ、攻撃制限のおかげで《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》や《ボルシャック・スーパーヒーロー》のような多面処理できるカードと合わせて登場すれば返しに押し込まれる危険性を限りなく低減できます。
「ガイアッシュ覇道」の「覇道」の方。《流星のガイアッシュ・カイザー》があれば4マナというお手頃価格で追加ターンを獲得できる、おトクなパッケージです。
《流星のガイアッシュ・カイザー》がおらずとも、一度8マナまで伸ばせば「とりあえず2点入れながら追加ターンを取ってから考える」というような相手からすればたまったものではないプランも取れるようになります。スピードアタッカーによる押し込みが若干物足りないこのデッキにとっては大きな2点です。
また、繰り返しとなりますが火文明単色マナであるためアンタップマナ要員としても何かと便利。
「ガイアッシュ覇道」はパッケージを採用するだけで水/自然多色が4枚と火文明単色マナが3〜4枚確保でき、《メンデルスゾーン》の早期プレイや《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》のプレイをしやすくなり、結果としてデッキ全体の強度が上がる点が優秀です。
コスト6以下のクリーチャーの中でもトップクラスに相手にダメージを与えうる1枚。3色以上の多色デッキが珍しくない現代デュエル・マスターズにおいて、このカードの強さを疑うプレイヤーはそう多くないでしょう。
他のドラゴンデッキの例に漏れず、このデッキにおいても圧倒的な「上ブレ」カードとして採用されています。このデッキの場合、W・マジボンバーでの踏み倒し対象になるのも嬉しいですね。
おわりに
というわけで今回は4c【ダイナボルト】について解説していきました。
現在のオリジナル環境のようにたくさんのデッキが存在する環境では、個々のカードパワーが高いデッキを選ぶのもひとつの有力な選択肢です。《流星のガイアッシュ・カイザー》や《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》、《龍風混成 ザーディクリカ》といった王来篇のベストカードたちを大量に起用できる4c【ダイナボルト】は、その観点で見れば非常に良いデッキだと言えます。
もちろんこのデッキ自体が次々にカードを踏み倒せる楽しいデッキであることにも間違いありません。
《爆龍皇 ダイナボルト》の姿は久しぶりに見ましたが、やはり1枚で同時に2体のクリーチャーを踏み倒せるのは爽快ですね! 攻撃して山札の上2枚を見るだけでも幸福な気分になれます。
もちろん環境を戦い抜くための工夫や小さなテクニックもたくさんあるのですが、それを差し引いても大量のドラゴンを踏み倒して気持ちよくなりたいプレイヤーに強くオススメできるデッキとなっています。
それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした! 記事が面白かったらぜひTwitterでのシェアをお願いします!