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2022/10/14(金) 20:00

【デッキ紹介】D&D限定! 統率者デッキ ~突撃! 隣の戦場~ | 妄想殿下の『統率者をめぐる冒険』

D&D限定! 統率者デッキ ~突撃! 隣の戦場~ | 妄想殿下の『統率者をめぐる冒険』
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妄想殿下

妄想殿下

プロフィール:統率者界隈でひっそりと生きているマインド・フレイヤー。TRPGも好きでうわごとのようにD&Dの話をし始める。
好きなデッキタイプはコントロールと言い張るが、勝っているデッキはビートダウンだったことにショックを受けた。

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目次

これが出たとき、君はイニシアチブを得る

冒険者の店へ戻ってきた俺はテーブルにつき、エールを注文する。
店の親父は眉ひとつ動かさずに頷くと俺の座っているテーブルへジョッキを運んできた。
銅貨を親父に渡すとエールを見て、盛大にため息をついた。


パーティの仲間たちが胡散臭げな目を俺に向けている。
俺だって好きで四公会議……実際は”燃える拳”団だったが……に呼び出されたわけじゃない。
ドワーフのウィザード、ガムジンが口を開いた。
「で? どんな面倒事なんだ」
「おめえ、最初から面倒だなんて決めつけるんじゃねえよ」
言い返すが、語気は弱い。
「普段、俺達みたいな下っ端に関わりのない四公会議の名前で呼び出しがあって、面倒じゃないと思う方がどうかしてる」
ハーフリングのシーフ、ピケが口を挟んだ。
まったくその通りだ。反論の余地はない。
俺はもう一つため息を吐き出すと話し始めた。
「バルダーズ・ゲート市内で殺しが起きてる」
「このバルダーズ・ゲートで殺しなんて珍しくもないだろ」
ガムジンが呆れた顔で答えた。
「普通の殺しじゃねえ、とにかく動機が不明、犯人が不明、関連性が不明、いつもの貴族のいざこざってことじゃねえんだとよ」
「そんなの、俺達の仕事じゃねえや」
ピケが言う。
ハーフオークのプリースト、オギトが頷いている。(こいつは普段から口数が少ない)
「じゃあ、お前が今から”燃える拳”のところに行って断ってこいよ。言っとくが、”燃える拳”に睨まれてこの街でまともな仕事にありつけるとは思わないことだな」
ピケがうんざりした顔をした。


「名指しで呼び出されたってことは、もう逃げようがないってことだ。腹ぁくくってやるしかねえな」

「殺しはだいたい貧民街を中心に起きている。ただ、壁の内っかわでもっぱら起きてるんだよな」
昼間でも光がほとんど遮られているような裏通りを歩きながら話す。
「じゃあ、貧民同士のいざこざじゃないの」
「そうかもしれねえが、そうだとしても元凶を突き止めないと仕方がねえ」
大家に通された部屋はもうほとんど片付いてしまっていて、特に手がかりになりそうなものは見当たらなかった。
ピケが念入りに部屋の床と天井を調べている。
「特に変わった仕掛けとかは無いね」
「計画的な犯行じゃないってことじゃの」
センス・マジックで辺りを見回していたガムジンが付け加える。
「ただ……」
ピケがはっきりしない態度で言う。
「この部屋のドア、鍵がちゃんとかからないんだ。前からそうだったのか、なにか細工されたのか」
「ふうん……」
ドアの方を眺めてみる、しかし俺には何がなんだかわからなかった。
ピケはさっさと部屋から出ていき、同じ建物の他の住人と話し込んでいるようだ。
オギトはでかい図体をまごまごさせながら部屋を見渡している。


「次はつい最近の現場だ、まあなんかあるといいがな」
明るい表通りを歩きながら俺は声をかける。
パーティのメンツは浮かない顔でついてくる。まあ、気持ちはわかる。
また、裏通りに入ってしばらく歩くと問題の部屋の前まで来た。
まだ少し異臭がする、楽しい気持ちにはなれねえな。
「早く開けてくれよ」
ピケに急かされてドアを開けた。
部屋には争った跡があきらかだった。椅子は倒れ、テーブルの上にあったであろう皿、コップ、その他が床へ乱雑に落ち、最期の場所となったであろうベッドのボロ毛布は血を吸って真っ黒に染まっていた。
職業柄、どんな荒事も相手にした連中だけあって、これだけの凶状を見ても眉一つ動かさなかった。


オギトはケレンヴォーへの祈りを捧げる。
部屋を見渡していたガムジンと目が合った。ガムジンがかぶりを振った。魔法的な残留物はないらしい。
「ねえ、見てよ」
ピケが声を上げた。俺達は部屋の奥の壁へと集まる。
ピケの手が壁を覆い隠していた布を外し、それを俺達に見せた。
血で描かれた何か。これは、髑髏か?
「ねえ、これなんだと思う?」
「そんなに何でも知ってたら苦労しねえよ」
おぞましいその紋章を俺は眺めた、いくら考えても仕方ない。
羊皮紙を取り出すと、できる限り正確にそれを書き写す。
「お前さん、戦士の割にはそういう手先が器用なことをやるのう」
ガムジンが感心したような呆れたような口調で言う。
「戦士の割には、は余計だ」
あとは、コイツをどこに持っていったらいいのか……。

「俺がやんのかよぉー」
ピケが文句を言うが、こういう面倒事は盗賊ギルドが一番役に立つということは冒険者なら誰でも知っている。
「なんのために会費(上納金のこと)払ってんだ、こういうときに役に立つようにだろうが」
心底嫌そうな顔をして、ピケは冒険者の店を出ていった。
「ガイシャに共通点は今の所ねえ。ということは、殺し自体が目的のはずだ。ご丁寧に痕跡が残っているってことが証拠だ。目撃者に見せつけているのか……しかし隠した場所に残したところが解せねえ」
「魔法の痕跡がなかったってことは、殺しの技術に長けた者ということか」
「さあな」
ガムジンの考えにも一理あるだろうが、はっきりとした答えは俺の中にはなかった。
ぬるくなっちまったエールをすすってピケの帰りを待つことにした。


「コイツはよ、ベハルとかってなんか厄介な神様のしるし? らしいぜ」
盗賊ギルドから帰ってきたピケが俺の描いた羊皮紙を指差しながら言う。
「何でも、殺しの神だかって話で、とにかく盗賊ギルドとしてはあんまり関わり合いになりたくないってさ」
同じ殺しでも盗賊ギルドのやる殺しは仕事だ、殺しの神ってことは……おそらく殺しそのものが目的なんだろう。
「そいつがわかっただけでも、もうけものだな」
「バルダーズ・ゲートの中でもいくつか隠れた神殿はあるんだけど、今回の件は現場の近くなんじゃないかって」
羊皮紙に描かれた地図を指差す。
「よくそんなことまで教えてくれたな」
素直に驚いた。情報にだって値段がつく、それをこんな下っ端構成員に教えるなんて。
「何でも、お前らが厄介事を止めてくれるんだったら安いもんだってさ」
「体よく使われとるの」
ガムジンの言う通りでもあったが、俺達は”燃える拳”に首根っこ捕まえられている状態だ。
さっさとこの件は片付けてしまいたい。
「とにかく、出られるように支度してくれ。今回は毒の中和剤がいるんじゃないかな」
本当に必要かどうか、判断はつかなかった。しかし、魔法を使わずに殺しをやってのけているんだとしたら、毒の可能性は高い。
全員、頷くと、俺達はテーブルを立った。

夜の帳が落ちて、表通りの屋台はほとんどが閉まっている。
もはや表通りも裏通りも関わりなく黒一色で塗りつぶされた街を歩く。
裏通りの一番奥にある地下道への入口、そこは下水道であったり、あるいは港から上がってきた荷物を運ぶための通路であったりするのだが、とにかく大きくなりすぎていて全てを把握できていないらしい。


俺達は隊列を組んで地下道を進む。手に持った松明が石畳の通路を照らしだしている、そのほんの少しの視界だけが俺達の頼りだった。
やがて、少し開けた場所に出た。かくしてそこには例の血髑髏が飾られた祭壇があった。
「情報どおりってわけか」
しかし、明かりはあるが、誰もいない。そんなことがあるか?
パーティの他のメンバーも辺りを見回している。刹那、この部屋に大量に飾られていた布の後ろから何かが飛び出してきた。
「うぉ!」
ソイツの手に持った刃物を小盾でいなしながら後ろに下がる。
この部屋にまんまと入ってきた時点ですでに囲まれていたらしい。
「ベハルの導きでここに来たものよ。ベハル神の神託通り、汝らを葬って捧げよう」
「ご丁寧にどうも、だが、ゴメンだね」
こうなるとすでに話し合いとかそういうレベルではない。戦いはすでに始まっている。
ガムジンは腰のポーチへ手を伸ばし、何かを唱えようとしている。
俺は次の瞬間にガムジンへ踊りかかろうとしている信者へダガーを放っていた。喉へ突き刺さる短剣、信者は絶命し、石畳へ叩きつけられていた。
「やんなっちゃうね」
ガムジンのブラーが俺達の輪郭をぼやけさせる。
「まあ、仕方ないね」

ほんのつまらない報酬を持って俺達はテーブルに突っ伏していた。
「何が正規の報酬が支払われるだよ……」
パーティは全員しかめっ面でエールをすすっていた。


”燃える拳”団へ事の顛末を報告した。
「ご苦労だった。報酬を受け取って帰っていいぞ」
俺達にかけられた言葉はそれだけ。
おしゃべりノームのカキードが俺達のテーブルに来て喋り始めた。
「おい、知ってるか。近々、”燃える拳”の連中が地下の地下に乗り込んでって掃討作戦をするらしいぜ」
「知らねえよ、あっちいけ。お前の相手をしてると疲れる」
「冷たくすんなよ。何でも地下の地下にはやべえ連中がわんさかいるって。ソイツらを全部、とっ捕まえちまうって話だぜ」
「そりゃ良かったな。じゃあな」
カキードは嬉しそうに別のテーブルへ走っていった。


「なんもいいことなかったぜ」
俺は新しくなった剣を撫でながらひとりごちた。

突撃! お隣の統率者(D&D限定構築統率者デッキ)

みなさん、こんにちは!


統率者デッキ:Warhammer 40,000』が発売されましたね!

まさかマジック:ザ・ギャザリングがあのウォーハンマーと! しかも40,000の方とコラボするとは思いませんでした。

どちらかというとウォーハンマーRPGの方がマジック:ザ・ギャザリングの世界観と合っているのかなと思っていましたが

意外性のあるコンテンツの方がインパクトがあっていいかもと思っている今日この頃です。


また、来月には「兄弟戦争」の発売も控え、ますます盛り上がっていくマジック:ザ・ギャザリング!

そして統率者界隈!!

うーん、色々と新しいカードと出会えるのが待ちきれませんね!!


新しいカードとの出会いは、新しいデッキを作成するチャンス!

新しいカードといえばそう! 統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い」だね。


先日、友人たちと統率者会で対戦しているとき、面白いなと思ったギミックが「使嗾」です。

どうしても自分でデッキを考えていると1対1ないし、自分が勝つためだけの構築をしてしまいがちなのですが、

「使嗾」を絡めることで多人数戦ならではの楽しさというものが感じられるなあとしみじみ思ったのです。


というわけで、今回のデッキは「使嗾」を中心に据えた構築を目指してみました。

使嗾といえば、《殺戮の王、ベハル》なんじゃないかと言うことで以下のようなデッキができました。

Bhaal, Lord of Murder / 殺戮の王、ベハル (2)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 神(God)


あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量の半分以下であるかぎり、殺戮の王、ベハルは破壊不能を持つ。
あなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないクリーチャー1体が死亡するたび、クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置き、それを使嗾する。


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殺戮の神、ベハルデッキのキーカード

D&D限定構築のキーカードは主にこの3枚!

どのクリーチャーも対象のクリーチャーを使嗾する能力を持っているので、対戦相手の厄介なクリーチャーたちを使って、更にあなた以外の対戦相手のことを殴っていてもらいましょう。

え、自分がゲームに参加できなくて寂しいって? そういうときは四公会議のデッキを使うんだよ!


特に《血たぎるソーサラー》は何度も能力を起動して使嗾をしまくることができるので、厄介な相手のクリーチャーをコンバットに突っ込ませまくって、自分の手を汚さずして戦場をきれいにすることが出来ます。

スゴイ! 悪者っぽい!


しかもベハルが戦場に出ている状態でクリーチャーを《血たぎるソーサラー》の生贄にすることでベハルの能力も誘発し、相手のクリーチャー2体を使嗾できます。

スゴイ! もっと悪者っぽい!


「いやあ、あのシステムクリーチャーって邪魔ですよね、あなたの方に突っ込ませるからこいつでブロックして消えてもらいませんか?」

みたいな会話を対戦相手として、悪い人ポジションでゲームを意のままに操ろうではありませんか。


それはそうと最終的には自前のクリーチャーで勝たなければいけないので、《エンシャント・カッパー・ドラゴン》などの大型クリーチャーもデッキに含めてあります。

《影の大ドルイド、カガ》などで墓地に落としてから《サモン・アンデッド》で釣り上げてもオッケー。

相手の場を見て終盤だなと思ったら自前の軍団として準備しましょう。

ベハルで殴っても良いんですが、ちょっと打点が低い……。他のパワーが大きいクリーチャーの方がゲームを決めやすくなっております。

殴れ、そして殴れ!(限定解除構築統率者デッキ)

さて、統率者戦のカードプールをすべて使用したデッキはこちらになります。


カードプールを広げて考えてみると、《殺戮の王、ベハル》の能力はクリーチャーを生贄に捧げることでアクティブに使用することが出来ます。

さらに条件としてはトークンではないクリーチャー……ということは、一度墓地に行っても再利用が可能であるクリーチャーと相性が良さそうです。

という方向で構築してみました。

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殴れ、そして殴れ! のキーカード

《殺戮の王、ベハル》のために生贄に捧げるなど、墓地に行ってくれて、なおかつトークンじゃなくて、再利用できるような効率の良いクリーチャーで……。

と散々悩んだ末に見つけたのがそう、「頑強」持ちのクリーチャー。


「頑強」「不死」は一度墓地へ落ちても、再度戦場に戻ってきてくれる素晴らしい能力です。

これらの能力持ちクリーチャーは、ベハルの能力を誘発させるための生贄戦法と相性が良いはず……。

と思ってカードを集めていったところ


あれ、これ、フィニッシュには無限頑強コンボが向いてるのでは? と気づきました。

そこで、コンボのキーカードである《シルヴォクののけ者、メリーラ》《授業初日》を搭載することで、フィニッシュにはコンボで勝利することもできるデッキが出来上がったのです。

まあなんて素晴らしいんでしょ。他の対戦相手たちが殴り合っている横で自分は虎視眈々とコンボパーツを揃える……こんな完璧なプランがあるでしょうか。


最初は、他のプレイヤーと政治したり、クリーチャーを操ったりするデッキなんて苦手やわ……構築できへんわ、ウチ、か弱いしと思っていたのが一転

オラー! コンボ決めるぜー!」とカーニバルへ突撃する気持ちになれるデッキが完成しました。


何言ってるか、わからないって?

わかるんじゃない、感じるんだ!

終わりに

さて、今回は《殺戮の王、ベハル》を統率者にしたデッキを紹介いたしました。


普段は、他のプレイヤーが差し向けてきたクリーチャーを《フランフ》なんかでしのぎながらプレイしていた統率者戦も

「いやあ、あの《ラノワールのエルフ》がいなければなあ……いなくなってもらうか」などと存分に悪役プレイが楽しめるゲームに変わること間違いなしです。


悪役プレイはともかくとして、多人数戦である統率者戦の醍醐味とも言える対戦相手が多くいることの相互作用が楽しめるデッキになっています。

ぜひ、このデッキで他のプレイヤーが殴り合う様を眺めて楽しんでください。


限定解除版のデッキについては、最初、本当に構築に苦労したのですが、「あれ、頑強が行けるんじゃね」と気づいてから、一気にデッキが完成しました。

自分のコンボも狙いながら、使嗾を使って盤面をコントロールする、非常に面白いデッキに仕上がっているので、こちらもぜひ試してみてください。


デッキの内容は自分の好みに合わせてどんどん変更して構いません。

それがTCGの醍醐味でもあります。

個人的には「頑強」と「不死」が両方入っていてベハルの能力を使用する方向に寄せたのですが、「頑強」持ちクリーチャーだけにして、コントロール系のカードを増やすのも良いのかもと思っています。


青を含まない形の統率者も最近は非常に存在感が際立ってきていますね。

《殺戮の王、ベハル》に限らず、面白い統率者はたくさんいます。

自分のお気に入りの統率者を見つけてデッキを組んでみてください。


それではまた、このコーナーでお会いいたしましょう。


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