はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第239回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週話題となったデッキ
今週はDMGP2022も開催され、様々なデッキが活躍!
話題となったデッキをおさらいしていきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【今週話題となったデッキ】
『フィーチャー席で話題沸騰!? 新たなる墓地ソースの形!』
【アナカラー墓地ソース】
組みやすさ:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★☆☆
【DMGP2022】
3年ぶりに開催されたDMGP。
オリジナルフォーマット登場後、初のグランプリとなりました。
そんな中、個性豊かな強豪たちがフィーチャー卓で活躍を魅せました。
中でも非常に話題性を生んだのがこちらの「アナカラー墓地ソース」
今までの【墓地ソース】と言えば「火・水」「火・闇」「火・水・闇」「火・自然・闇」この4つのタイプに分けられており
加えて、必ずと言っていいほど《暴走龍 5000GT》を採用していることが共通点でした。
この既成概念を覆した【アナカラー墓地ソース】に採用されているカードを含め、魅力を解説していきたいと思います。
~このデッキの魅力~
・【グルメ墓地ソース】が文字通り転生し、コントロール性能を持った墓地ソースに。
・【グルメ墓地ソース】とは違い、シンプルにマナが伸びやすいため、様々なデッキに対して対応しやすい。
・現環境で一番使用率の高い【アナカラーハンデス】に採用されている《若き大長老 アプル》を逆手に取ったギミックの搭載。
・出た時能力を封じる《ブラキオ龍樹》における現環境の通りの良さ。
・《龍頭星雲人》+《大樹王 ギガンディダノス》によるハンデスギミック。
・墓地を山札に戻されても《天災 デドダム》《Disジルコン》+《生魂転霊》による大量マナブースト。
~このデッキの注意点~
・フシギバースの対象が《龍頭星雲人》を中心としており
墓地から直接クリーチャーを回収する手段がないので、手札から直接墓地に送られると少し時間がかかる点。
・クリーチャーの除去札が既存の墓地ソースと違い、呪文のみとなっている点から《アルカディアス・モモキング》が天敵。
↓採用されているカードはこちら↓
《龍頭星雲人》
【墓地活用デッキでは必須級!? 受け性能にハンデスに高火力!】
・コスト:10
・文明:闇
・パワー:12000
・種族:デーモン・コマンド/ゼロリスト
■T・ブレイカー
■自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
~呪文面~
《零誕祭》
【自分のクリーチャー破壊はむしろメリット!? これが令和のデーモンハンド!】
・コスト:4
・文明:闇
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
《ブラキオ龍樹》
【グルメ墓地ソースから転生!】
・コスト11
・文明:自然
・パワー:23000
・種族:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国
■Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする)
■相手のクリーチャーが出て、相手のクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)
■フシギバース [自然13](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[自然13]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[自然01]より少なくならない)
《生魂転霊》
【平成が生んだ最強のマナブーストトリガー!】
・コスト:2
・文明:自然
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーが持っていた文明の数だけ、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。
《悪魔の契約》
【最強のアプルメタ!? マナを選択するだけでドローできちゃう優れものに!】
・コスト:2
・文明:闇
■ 自分のマナゾーンから好きな枚数のカードを選び、自分の墓地に置く。その後、その枚数と同じ数のカードを引く。
※《若き大長老 アプル》の効果で【墓地・マナ】からカードが離れないため
《悪魔の契約》を使用、マナゾーンの好きな枚数を選択するだけでその分ドローできる優れものになります。
デッキリスト
【今週話題となったデッキ②】
『今期は墓地ソースがトレンド!? 攻守整った墓地ソース!』
【クローシス墓地ソース】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★★☆☆
《反逆龍 5000typeR》
【初動かつ現環境にぴったり! 墓地ソース界を代表するエースカード!】
・コスト:12
・文明:火
・パワー:12000
・種族:アウトレイジMAX
■自分の墓地にあるクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、パワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
■すべてのプレイヤーは、手札からしかクリーチャーを出せない。
~呪文面~
《無法頂上会談》
【トリガーがついてたら、本当にやばかったかもしれない・・・(笑)】
・コスト:3
・文明:水
■ カードを3枚引く。その後自分の手札を2枚捨てる。
《龍頭星雲人》
【墓地ソース界のデドダム!?】
・コスト:10
・文明:闇
・パワー:12000
・種族:デーモン・コマンド/ゼロリスト
■T・ブレイカー
■自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
~呪文面~
《零誕祭》
【自分のクリーチャー破壊はむしろメリット!? これが令和のデーモンハンド!】
・コスト:4
・文明:闇
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
《斬隠蒼頭龍バイケン》
【ハンデス対策といえばこの1枚! タマシードのハンデスも怖くない!】
・コスト:6
・文明:水
・パワー:6000
・種族:ポセイディア・ドラゴン/シノビ
■W・ブレイカー
■相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
デッキリスト
まだまだ話題となったデッキはありますが今回はここまで。
それではDMGP直後の大会結果・母数を見ていきます。
大会結果・母数詳細
【大会結果】
~第239回VDuelCS オリジナル構築戦~
『環境の破壊者』
63名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『環境の破壊者』とは?
【アビスロイヤル】が注目され、GPで活躍したデッキもフィーチャー席で多く見受けられました。
そんな中、環境を破壊し優勝したのは・・・!?
それでは早速大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから↓
【5cコントロール】が最大母数に。
続いて新デッキ【アビスロイヤル】となりました。
しっかりとDMGP2022で話題となったデッキも母数に現れています。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:火自然ボルシャック/nemui
準優勝:4cガイアッシュ覇道/マケドニア大和
3位:5cネバー/うずら
4位:5c天門/てのりん
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
・【5cコントロール】の母数が1位。
・様々なデッキに対応できる上、墓地対策として《お清めシャラップ》を無理なく採用できるため増加しているものと思われます。
・新デッキ【水単タマシード】【アナカラー墓地ソース】【クローシス墓地ソース】が登場。
呪文除去が少ないため【ガイアハザード退化】や【水自然ガイアハザード】の母数が増加傾向にあります。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
現在のメタゲームとしては、以下の通りとなっています。
【5cコントロール】>【アビスロイヤル】>【ボルシャック】
※使用順
使用順で並べてみましたが、幅広く使用できるデッキである【5cコントロール】
続いて使用しやすい【アビスロイヤル】【ボルシャック】となっております。
今後、増加傾向にありそうなのは【墓地ソース】【水単タマシード】【ネバーループ】
など現環境の母数がビートダウンデッキに寄っているため、受けが強いデッキが多くなりそうです。
【水単タマシード】は呪文・クリーチャーメタが効かないデッキのため、注目株となっています。
今挙げたデッキタイプは全て【アナカラーハンデス】に対して強気に出られるデッキのため
現在【アナカラーハンデス】は向かい風になっていると思われます。
更には【アポロワンショット】も減少傾向にあることから
比較的防御面で不安がある【シータノヴァ】や【ダイナボルト系統】の通りが良さそうです。
それでは今注目しているデッキタイプを挙げていきたいと思います。
ケアできない防御! 鉄壁な手札対策!【水単Drache derZen】
不利対面が減少して再び頂点に?【5cコントロール】
火力+制圧力=圧倒的な存在感【火光ライオネル】
特に【火光ライオネル】はGPでも活躍をしており、早期に決めるデッキが少なければ少ないほど5ターン目を迎えやすく
迎えたターンに《アルカディアス・モモキング》もしくは《キャンベロ <レッゾ.Star>》のロックを相手に押し付けることが可能な点も非常に魅力です。
最速4ターン目に行うこともできるため、【5cコントロール】にも戦えるのも非常に魅力的です。
不利対面である【火単我我我】や【アポロワンショット】の母数が少ないので、今が使い時かもしれません。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
【DMGP】終了後、新デッキが環境で早速入賞報告が!
それに伴い、環境が【墓地活用デッキ】vs【アプルデッキ】の構図に!
今は群雄割拠ながらも環境が読みやすい状況になっているので
好きなデッキを使用するのではなく、使用するデッキを好きになるというのも、一つの技術なのかもしれませんね!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただけると非常に嬉しいです!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!