はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第236回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週話題となったデッキ
今週話題となったデッキをおさらいしていきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【今週話題となったデッキ】
『新たなる主人公の形! 闇文明こそ新世代主人公の証!』
【闇単アビスロイヤル】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★★★
新章が始まる前の評価ではおもしろいテーマデッキになりそうだなぁといった感想が中心であった【アビスロイヤル】デッキ。
様々な主人公デッキが環境を席巻した中では抑えられた能力と思いきや、非常に強力なビートダウンデッキとして登場!
個々の能力は控えめではあるものの掛け合わせると
1+1=2ではなく、5にも6にもなるデッキであり、環境に旋風を巻き起こしています!
魅力は強力なビートダウン性能だけでなく、その拡張性。
なんと闇単色だけでなく【火・水・自然・光】各文明との相性も良く
発売されてからもずっと研究されているテーマとなっている主人公の相棒を務める【アビスロイヤル】デッキ。
今後の継続的な強化が見込める点を含めて、今のうちに組んでおきたいデッキタイプです。
~このデッキの魅力~
・《アビスベル=ジャシン帝》によるコスト軽減しての大量展開と場持ち性能の高さ。
・《深淵の三咆哮 バウワウジャ》のバウンス等の耐性持ちかつクリーチャー破壊と攻撃力の高さ。
特に《深淵の三咆哮 バウワウジャ》は《アビスベル=ジャシン帝》のコスト軽減効果により、2コストで場に出られることも非常に強力です。
・上振れ要素として《邪侵入》が非常に強力で、3ターン目に《アビスベル=ジャシン帝》を場に出すことができれば、フィニッシュが2ターン早くなります。
~このデッキの注意点~
・【アビスラッシュ】は墓地から場に出すギミックを用いることから
現環境で母数が多い【アナカラーハンデス】の《若き大長老 アプル》が大きなハードルとなります。
そのため、様々な文明と掛け合わせることで対策をとる動きがあります。
↓採用されているカードはこちら↓
《アビスベル=ジャシン帝》
【俺様こそが主人公。ダークヒーロー登場!?】
・コスト:4
・文明:闇
・パワー:7000
・種族:アビスロイヤル
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。
■自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
《深淵の三咆哮 バウワウジャ》
【アビスロイヤルのエースストライカー! 除去耐性に高火力が魅力!】
・コスト:4
・文明:闇
・パワー:13000
・種族:アビスロイヤル/ACE
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。
■自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■自分のターン中、このタマシードは破壊以外の方法で離れない。
《龍頭星雲人》
【墓地活用デッキでは必須級!? 受け性能にハンデスに高火力!】
・コスト:10
・文明:闇
・パワー:12000
・種族:デーモン・コマンド/ゼロリスト
■T・ブレイカー
■自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
~呪文面~
《零誕祭》
【自分のクリーチャー破壊はむしろメリット!? これが令和のデーモンハンド!】
・コスト:4
・文明:闇
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
【今週話題となったデッキ②】
『今期は単色がブーム!? スノーフェアリーが大注目!』
【自然単オービーメイカー】
組みやすさ:★★★★☆
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★☆☆☆
かわいい! かっこいい! つよい! 妖精とドラゴンの共鳴が織りなす強力ロックデッキ!
~このデッキの魅力~
・なんといっても《ブラキオ龍樹》では補いきれなかった
タマシードの出た時能力までも打ち消す強力なロッククリーチャーを4ターン目に出せる上
気づけば強力な打点形成が可能になった殴れるロックデッキであること。
【アナカラーハンデス】や【ベンゼーロ】などの出た時能力を打ち消すことが現環境に効果を発揮します。
~このデッキの注意点~
・クリーチャー/タマシードに対するメタ要素のため、【呪文】に対してはどうしても対処することができません。
現在の環境で闇文明が入ればほとんどが採用されている受け札【秩序の意志】をケアすることが難しいことから
アタックに入るときは過剰打点+2~3が必須になるよう、気を付けましょう。
・今後【アビスロイヤル】や《龍頭星雲人》などコスト軽減カードが多く
《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》が環境に再び姿を現すことが予想されます。
そのため《「みんな一緒に応援してね!」》の手札キープが大事になってきます。
↓採用されているカードはこちら↓
《十番龍 オービーメイカー Par100》
【そのカウントが5になったとき、錠前が下りる!!】
・コスト:10
・文明:自然
・パワー:19000
・種族:ジャイアント・ドラゴン
■このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)
《応援妖精エール》
【実質5コスト軽減!? オービーメイカーとの相性抜群!】
・コスト:2
・文明:自然
・パワー:2000
・種族:スノーフェアリー
■このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンのカードを2枚までアンタップする。
~呪文面~
《「みんな一緒に応援してね!」》
【4コストでザーディクリカも破壊できる高スペック!】
・コスト:4
・文明:火
■自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。捨てた手札がスノーフェアリーなら、相手のパワー6000以下のクリーチャーをもう1体破壊する。
《武家類武士目 ステージュラ》
【スノーフェアリーの相棒と言えばこの1枚!】
・コスト:7
・文明:自然
・パワー:11000
・種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍
■G・ゼロ―バトルゾーンに自分のスノーフェアリーが3体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、スノーフェアリーを好きな数、自分の墓地またはマナゾーンから手札に戻してもよい。
■自分のスノーフェアリーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーにバトルさせてもよい。
デッキリスト
大量の初動カードに加えて、《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》によるサブプランを取れるのが非常に魅力的。
今後、自然文明で【シビルカウント】持ちのクリーチャー/タマシードが出るたびに注目を浴びそうです!
大会結果・母数詳細
【大会結果】
~第236回VDuelCS オリジナル構築戦~
『CEMETERY OF
THE ABYSS』
56名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『CEMETERY OF THE ABYSS』とは?
最近は墓地利用するデッキが環境を席巻する中
新章でも主人公が墓地利用するアビスデッキを使用!
VDuelCSでもその影響が見受けられます!
それでは早速大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから↓

【アナカラーハンデス】が最大母数に。
続いて新デッキ【闇単アビスロイヤル】となりました。闇火・水闇の型をまとめると一番多い母数となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:火闇邪王門/四階堂ふみふみ

準優勝:アナカラーハンデス/myau

3位:ゼーロベン/てのりん

4位:ハチ公ワンショット/DAIDORA

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
・【アナカラーハンデス】の母数が1位。
・新デッキ【アビスロイヤル】の母数が大幅上昇。【闇火・水闇】のアビスロイヤル等様々なタイプが研究されています。
・単色デッキが増加しているため【旅路ジョーカーズ】が機能しなくなっていること
【クリーチャートリガー】の増加により、《アルカディアス・モモキング》の採用デッキも少なくなってきています。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
現在のメタゲームとしては、以下の通りとなっています。
【水闇シヴァンリンネ】【ゼーロベン】【アナカラーハンデス】は変わらず使用率が高く
その中で【火単我我我】【水魔導具】【自然単オービーメイカー】【闇単アビスロイヤル】と単色デッキが活躍を魅せています。
環境に通りが悪いデッキが少ないことから、【群雄割拠】な環境であることが実感できます。
そこで安定している【5cコントロール】の入賞報告が増加しています。
これらのデッキにも採用されているのが【ハンデスギミック】
【ハンデスギミック】を採用している主なデッキタイプは
【水闇シヴァンリンネ】【アナカラーハンデス】【5cコントロール】
【天門ディスペクター】【4cガイアッシュ覇道】【水闇ハンデス】
【闇単アビスロイヤル】などが挙げられます。
イベントに出ると1回は当たりそうなデッキタイプであると言えます。
そこで今おすすめのハンデス対策と環境に通りが良いカードを挙げていきたいと思います。
ハンデス対策
《貝獣 パウアー》
【タマシードやオーラのハンデスには対応していないので要注意!】
・コスト:7
・文明:水
・パワー:5000
・種族:ムートピア
■ ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、あるいは、相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によってこのクリーチャーが自分の手札から捨てられた時、カードを4枚引いてもよい。
《斬隠蒼頭龍バイケン》
【ハンデス対策の雄! ハンデス対策だけじゃなくて盤面除去もできる優れもの!】
・コスト:6
・文明:水
・パワー:6000
・種族:ポセイディア・ドラゴン/シノビ
■ W・ブレイカー
■相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりに出してもよい。そうしたら、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」を使った時、カードを1枚引いてもよい。
《翔竜提督ザークピッチ》
【ドラゴンデッキに採用◎の対策カード! 相手ターン中に《モモキングRX》で出しても反応するのが魅力!】
・コスト:8
・文明:火
・パワー:6000
・種族:アーマード・ドラゴン/ファイアー・バード
■ このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からアーマード・ドラゴンとファイアー・バードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。表向きにしたカードがすべてドラゴンだった場合、そのターンの終わりまでこのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに置いてもよい。
■W・ブレイカー
以上が主なハンデス対策カードになりますが
ドラゴンデッキに採用しやすそうなカードが目立ちます。
今後こういったハンデスに対して、デッキが活躍を魅せそうです。
続いて、現環境に通りの良さそうなカードを挙げていきたいと思います。
《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》
【対大量展開・対ループデッキへの切り札!】
・DGフィールド
・コスト:2
・文明:ゼロ
■ このDGフィールドを出した時、カードを1枚引く。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしか出せない。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。
《希望のジョー星》
【殿堂カードの強さは伊達じゃない! 無色にすることで相手を無力にする!】
・D2フィールド
・コスト:3
・文明:ゼロ
・種族:ジョーカーズ
■ このゲームで使用するカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて、文明を失う。(無色となる)
単純なメタクリーチャーは今の環境デッキに処理されやすく
タマシードやフィールドによるメタが必須になってきています。
もちろん自身の動きが阻害されるケースがありますが
それを差し置いても今の環境に上記2枚のカードの通りが良いと思われます。
つまり今後は上記2枚もしくは1枚を上手く使いこなすことができるデッキタイプが活躍を魅せそうです。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ来週はグランプリ! 【GP】です!
いつもGPでは新デッキが活躍を魅せていますが、果たして今回は・・・?
GPに出る方も出ない方も今週はその動向をチェックしましょう!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!