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2022.9.8

【第21章】今日も一日ご安全に | プラズマの未開地探求録

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【第21章】今日も一日ご安全に | プラズマの未開地探求録

今日も一日ご安全に

目次

一日の始まりは挨拶から

皆さんおはようございます。


今日も暑い日となりますので、体調管理には気を付けていきましょう。


今日も一日ご安全に!




現代日本が誇る職人さんたちは、今日もどこかで汗水流しながら働いている。


この酷暑において、様々な環境の中で働き続ける人々がいるからこそ、日々の生活を支える基盤があるのだ。


そんな現場で最も警戒すべきものが、労働災害である。


ものすごく簡単に言ってしまえば「怪我しないように気を付けましょう」というものだが、これは些細な不注意が元となり発生することが知られている。


故に、本当に些細な事でも、口酸っぱく注意されるのである。些細な事だと甘く見てはいけない。




しかし、これは日本、果てはこの世界の話である。


デュエル・マスターズの闇文明においては、そんな労働災害の防止など全く眼中にもない。


命は使い捨て、怪我は当たり前、働けないなら死あるのみ、それが闇文明の労働環境なのである。アルティメットブラック企業なのである(※個人の見解です)


そんな闇文明の労働環境は、マフィ・ギャングによって監督されており、主な目的は他文明の侵略だったりする。


侵略のためなら命をかけることも厭わない種族といっても過言ではないマフィ・ギャングの中でも、特に優秀な能力を持つクリーチャーがこちら。

《アドレック・ワークマン》


2ブロック環境で時折姿を見せていた彼は、マフィ・ギャングを軸としたデッキとしては最後の存在と言えるだろう。


なぜなら、その後は魔導具を軸としたドルスザクが覇権を獲得し、マフィ・ギャングというアーキタイプからは外れてしまったからだ。


そんなクリーチャーをどうして今になって紹介することになったのか。


ここに至るまでの経緯を含めて、今回のデッキのご紹介としよう。

全ての始まりはあの職人

前回の記事でも軸としていた《魅力医ミョウオウ》


このカードを使った別のアプローチとして、マフィ・ギャングを魔導具にすることで全く違う魔導具デッキを目指すという事を考えていた。


そんな中で真っ先に浮かんだものが、ムゲンクライムを組み合わせた魔導具デッキであった。


魔導具は実のところ横への展開にも優れているため、ここにムゲンクライムを組み合わせる事で、更なる展開力を手に入れようと考えたのだ。


あわよくば、《∞龍ゲンムエンペラー》《卍デ・スザーク卍》のコラボという、相手にとって悪夢のような光景だって目指せるだろう。


しかし、このデッキは途中で頓挫する事となった。水文明を含めるにあたって、マフィ・ギャングより魔導具呪文を採用する方が、はるかに安定していたのである。


ムゲンクライムもイマイチ噛み合わず、しかも魔導具が揃うのにも時間がかかるため、なんだか中途半端なデッキへと変貌してしまったのである。


何か新しいデッキを作ったとしても、完成品が既存デッキの劣化なのであれば、それはまだ発展途上と言わざるを得ない。


よって、ムゲンクライムと組み合わせるという方法は、少なくとも今の自分には無理だという結論に至ったわけだ。




このような経緯で前回のデッキへと行きついた(どちらかというと、最初に考えていたデッキに戻った)わけだが、やはり他に何か良い方法がないか、その後も漠然と考えていた。


そんな中、次の(今回の)記事になるデッキを考えるべく家のカードを漁っていたところ、とある一枚を発見した。

どちらに注目したのかというと、呪文側《イーヴィル・フォース》の方である。


この呪文は、コスト4以下の闇または火のクリーチャーを1体、手札から出し、スピードアタッカーを与え、ターンの終わりに破壊するというものである。


では、この効果で《魅力医ミョウオウ》を出したら、どうなるか?


そう。この《イーヴィル・フォース》のクリーチャー側は、マフィ・ギャング。つまり、墓地に落ちた瞬間に魔導具になるのだ。


《魅力医ミョウオウ》《魅力医ミョウオウ》の効果によって増えた墓地の2枚と合わせて、魔導具を4枚供給する事が可能になる。つまり、この組み合わせだけで、《ガル・ラガンザーク》までたどり着けるのだ。


しかし、問題がある。火文明の枚数をいかにして増やすか、である。


さらに可能であれば、マフィ・ギャングである事が望ましい。


聡明な皆さんはもうお分かりだろう。火文明を持っていて、マフィ・ギャングで、優秀なクリーチャー。

《アドレック・ワークマン》の登場だ。


火文明を持ち、マフィ・ギャングであり、しかも効果まで優秀ときた。さらにさらに、呪文側はシールド・トリガーで受け札にもなるという万能ぶりである。


デッキに入れるカードはだいたい決まってきた感じだが、まだ足りない。そう、勝ち筋が見当たらないのだ。


よくある魔導具デッキであれば、《ラビリピト》《卍月ガ・リュザーク卍》の組み合わせにより、ブレイクしたシールドを即座に捨てさせることで安全にゲームを決めるプランがある。


しかし、《アドレック・ワークマン》は、手札破壊こそ備えているものの、上記のような動きは困難なのだ。


なにかこの《アドレック・ワークマン》を使って安全にゲームを決められるカードはないものだろうか?

あった。攻撃後に破壊される《堕魔ドゥグラス》だ。


《堕魔ドゥグラス》がシールドをブレイクした直後に破壊され、それによって《アドレック・ワークマン》で相手の手札も破壊するのである。


しかも、シールド・トリガーにより受け札にも(以下略


フィニッシュ手段まで決まったことで、ついに一つの形が出来上がった。

マフィ・ギャング×魔導具

4

4

2

3

4

4

4

2

1

4

4

4

3ターン目に《イーヴィル・フォース》を唱えられたら良いなと言いながら、火文明は8枚である。結局こうなるんだね・・・


デッキのメインの動きとしては、《アドレック・ワークマン》《堕魔ドゥグラス》により安全にシールドを削っていく事である。


その体制が整うまでは、《アドレック・ワークマン》《堕魔ドゥポイズ》《龍装05号イヴィルヴィ》により、盤面と手札を削っていこう。


相手の攻め手が尽きてきたら、少しずつ安全にシールドを削り、相手を追い込んでいくのである。


破壊された《ドゥグラス》《ヴォーミラ》で再び墓地から召喚できるため、攻め手に困る事はない。


もちろん、自爆するクリーチャーたちを使い回して、《アドレック・ワークマン》による手札破壊を毎ターン繰り返すことも効果的である。


なお、今の環境では《若き大長老アプル》により墓地を封じられる可能性があるため、手札にも除去を温存しておくべきだろう。


24時間稼働し続ける工場のごとく、交代制でクリーチャーを繰り出しながら、相手を仕留めよう。

今日も一日お疲れ様でした

というわけで、前回とネタは被っている部分も多いが、また《魅力医ミョウオウ》から誕生したデッキの紹介となった。


元は同じカードでも、デッキとしては別物である。こういう事もよくある話である。


見方やアプローチを少し変えるだけで、全く違うデッキとなる事は珍しくない。


環境を席巻しているカードも違う角度からアプローチをかければ、違うデッキが誕生する可能性も大いにあるだろう。


さて、もうすぐデュエル・マスターズの新シリーズがスタートするはずである。


深淵の邪神が顕現するようだが、それもまた彼らの一面に過ぎない。


そんな邪神すら別角度から支配してしまう者こそが、真のビルダーになるであろう。

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このコラムのライター

プラズマ

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