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2022.8.31

メタゲーム解析・グランプリ福岡編 | せるぷーのエボルヴ研究室

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メタゲーム解析・グランプリ福岡編 | せるぷーのエボルヴ研究室
目次

はじめに

みなさんこんにちは、せるぷーです。


今回のコラムでは先日行われたグランプリ福岡の結果を通じて
メタゲームの変遷について解析と、好成績を残したデッキについての解説をしていきます。


グランプリ横浜ではドラゴンが多数を占めたものの優勝したのはビショップ。


福岡の結果はどうなったかというと……?


グランプリ福岡結果

引用元:

Shadowverse EVOLVE 公式サイト内より「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 福岡」のメタゲーム
Shadowverse EVOLVE 公式サイト内より【大会結果】「Grand Prix 2022 福岡」Top8 入賞プレイヤー/デッキ


◆クラス別使用率 (括弧内はGP横浜からの増減)

ドラゴン:34% (±0%)
ナイトメア:25% (+10%)
ロイヤル:13% (-4%)
ビショップ:11% (-4%)
エルフ:9% (±0%)
ウィッチ:8% (-2%)


◆TOP8デッキ分布
ドラゴン:5(ランプ4、ハイブリッド1)
ナイトメア:1(コントロール)
ウィッチ:1(秘術)
ロイヤル:1(レオニダス)







・メタゲーム俯瞰
前回ベスト8に2名送り込んだナイトメアが使用率で大躍進。
とはいえ目立ったアグロは対策されやすいこともあって、TOP8に生き残ったのはメタを逆手に取ったコントロール型。


ランプドラゴンに対して相性が良く、苦手なビショップも減っていたため、今回のメタゲーム的には一番勝っていたのではないかと思います。


かわりに数を減らしたのはロイヤルとビショップ。

アグロしたい人がロイヤルからナイトメアに流れたことでロイヤルが減り

ビショップはグランプリ優勝でマークがきつくなったこと(優勝デッキの構築はドラゴンに優位ではない)

同型対戦が増えると時間切れで負ける可能性が高くなるのを避けた結果? とも思えます。


TOP8に入ったドラゴン、ロイヤル、秘術ウィッチについてはデッキ紹介のところで説明していきます。

上位デッキ解説

ランプドラゴン

グランプリ福岡・準優勝

デッキリスト:https://decklog.bushiroad.com/view/57R4Q

3

2

3

2

3

1

2

3

3

1

3

3

2

3

3

1

2

福岡でもTOP8に5名を送り込み、相変わらず環境のど真ん中に居るドラゴン。

ただ、今回TOP8に残ったのは《ドラゴンナイト・アイラ》を採用しているいわゆる「ランプ型」になりました。


デッキの基本的な動きは第1弾から変わらず、《竜の託宣》でPPをブーストした後に高コストのカードを叩きつける構成です。

第1弾からは叩きつけるカードの種類が多少変わって

《バハムート》《インペリアルドラグーン》が選択肢として増えています。


同型対決の場合は基本的に「相手よりも少し重い(コストの高いカードが多い)構成」が一番勝ちやすいため

アグロ寄りのディスカードドラゴンが隆盛

⇒少しランプ要素を足した中間的ドラゴンで同型を制する

《バハムート》もしっかり入れたランプドラゴンがそれを打ち破る

という構図になったものと思われます。


ただ、あまり重くしすぎると今度はアグロ相手に勝てなくなったりビショップが厳しくなったりするので

同型メタでギリギリまで高コストを積んだ形にするのか、原点回帰でアグロ寄りになるかがポイントとなります。


《ダークエンジェル・オリヴィエ》
確実にアドバンテージは稼いでくれるものの場に対しての影響がないため
ディスカードドラゴンなど序盤から押してくる相手が多いと使いにくいのですが
コントロール相手には頼りになります。

横浜のTOP8では1枚も採用されていなかったのに
福岡のTOP8に残ったドラゴンは全員採用しているという環境の推移が分かるカード。

京都では彼女が活躍するフィールドになるのか、それとも?

ミッドレンジロイヤル

グランプリ福岡・優勝

デッキリスト:https://decklog.bushiroad.com/view/1BVGL

3

3

3

3

3

3

3

3

3

2

2

3

3

2

1

福岡を制したのはロイヤル。


2コストフォロワーを《ヴァンガード・レイサム》のみに絞り

3コスト以上のアドバンテージが取りやすいフォロワーを中心に構成することで

ランプドラゴン相手でも息切れすることなく戦うことができます。


とはいえメタ的に大きな点としては《レオニダスの遺志》へのマークが下がり

《エクスキューション》の枚数が全体的に減ったこと。


《バハムート》だとちょっと間に合わないこともあり

1ターンでも《レオニダスの遺志》が残る展開になれば押し切れます。


グランプリ横浜前には《王家の御旗》を使ったロイヤルが一時的に増えたのですが
グランプリ横浜・福岡とも不採用の形がTOP8に入っています。


アグロナイトメアが増え、置いている暇がないのが一因かと思いますが
特に同型では強い一枚でもあるので、採用されるケースがこれから増えるかもしれません。

《ロイヤルセイバー・オーレリア》

相手の場に3枚以上カードが並んでいないといけないという条件が
第1弾環境ではアグロ相手以外ではなかなか起きなかったのですが
《竜呼びの笛》《竜巫女の儀式》など使われるアミュレットが増えたおかげで条件を満たす機会が増えました。

【オーラ】がどれだけ強いかは、《ダークドラグーン・フォルテ》《ヘヴンリーイージス》が証明しています。

秘術ウィッチ

グランプリ福岡・TOP8

デッキリスト:https://decklog.bushiroad.com/view/7037W

3

2

3

3

2

3

3

3

3

3

1

3

3

2

3

土の印と対応するスペルの両方を揃えていかないといけないものの、 カードパワーは随一。


2ターン目《錬金工房》《クラフトウォーロック》が展開できるかがカギで
マリガン基準はこれらor《雄大なる教え》があるかどうかになります。


《デュアルウィッチ・レミラミ》はウィッチ版《フローラルフェンサー》とも言える性能で
4コストで攻撃力7分のフォロワーを用意できます。土の秘術も絡めると驚異の攻撃力9。


その他お馴染み《ルーンガーディアン》など、スタッツの高いフォロワーが多く
ウィッチというクラスの印象以上に攻め込むことができます。


このTOP8に残ったデッキのカード選択で目を引くのは
《炎熱の術式》《錬金術の代償》という除去を兼ねた土の印は採用していないこと。


相手の動きと噛み合えば大きなプラスに働くものの
ただ出すだけになると弱く、安定性に欠ける要素となってしまうので
秘術デッキの動きの不安定さをなるべく減らす良い選択だと思います。


また、《ミスリルゴーレム》も定番枠でしたが
6コストで全体3点では間に合わない盤面も多くなってきたため
横並び展開には《デモンフレイムメイジ》をフル投入して対応しています。

《太陽の巫女・パメラ》

『クイック』のアクト能力を持つフォロワー。
対象の範囲、タイミングが多く、どこに使えばいいかですごく頭を抱えます。

除去能力のほうに目が行きがちですが
他フォロワーを強化するほうをメインとして使いたいです。

また、4コスト体力5というスタッツがかなり頑丈で
強化したフォロワーとパメラ両方を取るのは非常に困難です。

このデッキではないのですが
4ターン目に《ペンギンウィザード》を強化され4/7にされた結果
パメラ含め全然処理できなくなってそのまま押し切られたことがトラウマとして残っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。


ドラゴンが中心に回っている環境であることには違いないのですが
どのタイプのドラゴンが流行るのか
それによって他クラスの勝ち組も変わっていくという構図です。


9/10に行われるグランプリ京都で大きな大会は一区切り。
次回コラムでバハムート環境の最後の答え合わせをしていきたいと思います。


また、10/1に発売されるコラボパック、ウマ娘プリティーダービーの情報も出てきましたので
出走などのメカニズムについても考察する予定です。


それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

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このコラムのライター

せるぷー

せるぷー