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2022/08/24(水) 19:00

【デッキ紹介】【第20章】魔の魅力を求めよ | プラズマの未開地探求録

【第20章】魔の魅力を求めよ | プラズマの未開地探求録
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プラズマ

プラズマ

人生の半分以上をデュエル・マスターズと共に過ごしてきた、人の形をした何か。
過去にゴースト使いを名乗っていた経歴から、今は霊王とも呼ばれる。
自作のデッキを調整してきた経験を活かし、今は地雷デッキを作る日々を過ごしている。
好きな食べ物は《龍装艦チェンジザ》の活造り。

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ミロクの刺客ふたたび

目次

新たなる刺客

仙界一の天才、ミロク。


背景ストーリーでその存在は語られるものの、未だその姿は見えてこない、謎多き人物である。


分かっている事は、クロスギアの研究を行い、そこからオレガオーラや魔導具といった、何かしらの”道具”を研究する人物だという事だ。


彼女自身はカード化こそされていないが、彼女に関連するいくつかはすでにカード化を果たしている。


たとえば《ミロクの弟子ニョライ》は、カード名の通りミロクの弟子であり、クロスギアに関連した能力を持つクリーチャーである。


他には、クロスギアに手を加えてオレガオーラに作り変える、といったことにも、ミロクが関わっている。



いまだ表舞台に姿を現していない存在の関係者が、また一人ベールを脱いだ。


《魅力医ミョウオウ》


ミロクが闇文明に送り込み、そして魔導具を生み出していった張本人である。


その設定に漏れなく、その能力はマフィ・ギャング全員の魔導具化というもの。


ちなみに、本人も魔導具である。なんで???


その気になればドルスザク達まで魔導具になるため、今までは不可能だった、ドルスザクを構成要素にしたドルスザクを誕生させることも可能になる。


今まではマフィ・ギャングと魔導具は別々のデッキになる事が多かったが、ここにきて融合の可能性すら見えてきたのだ。




そんな彼は、新たなデッキを世に放った。その名も、【ミョウオウループ】


残念ながら裁定の更新によって成立しなくなってしまったループであるが、その内容は見事なものだ。


上記で述べた”ドルスザクをドルスザクの構成要素にできる”という点を利用し、《ティン★ビン》を何度も出し入れしつつ、《凶鬼卍号メラヴォルガル》でシールドをブレイク・即手札破壊という流れを繰り返す事で、相手の手札とシールドを全て吹き飛ばす豪快なコンボである。


決まれば相手に相当のダメージを与え、しかも盤面にはドルスザクを立ててカウンターも許さない、完璧な布陣であった。


密かな人気を誇っていたこのコンボだが、果たして諦めるしかないのだろうか?


今回は、今にも消えてしまいそうなこのデッキについて、更に深堀りしてみよう。

新たな門を探して

元のコンボから失われたことは、構成要素の魔導具を墓地に送る手立てである。


これがなくなった事により、何度も「無月の門」を宣言するための魔導具が供給できなくなってしまったのだ。


つまり、魔導具を供給する手段=魔導具を墓地に送る手段さえ確保できれば、このコンボは今でも成立させる事が可能となる。


そのために必要なカードとして真っ先に浮かぶのは、闇文明のコンボでは毎度顔を出す、あの人形である。

《百発人形マグナム》


元々はメタとしての役割で登場したクリーチャーだが、過去にも色々なコンボを形成してきた経歴の持ち主だ。


「無月の門」で繰り出したドルスザクを、この《百発人形マグナム》の能力で即座に破壊して、墓地から登場した《ティン★ビン》も同様にすれば、同じ盤面に戻る事ができる。


魔導具となった《ティン★ビン》が出た事により再び「無月の門」がトリガーし、あとは同じ事を繰り返すだけである。


一見すると簡単だが、「無月の門」というより、「夢幻無月の門」でないと、このループは難しいだろう。「無月の門」では、バトルゾーンに魔導具が2枚必要なためである。


とはいえ、これを軸にコンボを形成するしかない。とりあえずこれを完成させるだけでも、相手の手札を吹き飛ばせるのだ。悪くはないだろう。


さて、このコンボに必要なパーツだが、墓地さえ溜まっていれば、《百発人形マグナム》が居る状態で《魅力医ミョウオウ》を出すだけで事足りてしまう。


問題は、《百発人形マグナム》を残した状態で《魅力医ミョウオウ》を出す事である。


現代デュエル・マスターズにおいて、必要なコンボパーツを、それも4コストのクリーチャーを盤面に残しておく事は非常に困難である。


では、一度に揃える方法はないものだろうか?

《絶望と反魂と滅殺の決断》


この呪文、ほんと万能である。


しかも、墓地にコンボパーツを揃えておけば、これ1枚からコンボが成立してしまうのである。なんてカードだ。


これで、役者はほぼそろった。《絶望と反魂と滅殺の決断》により《百発人形マグナム》《魅力医ミョウオウ》を踏み倒したら、あとはグルグルして終わりである。




・・・いや、まだだ。まだ足りない。


冷静に考えて欲しい。このコンボは確かに強力であるが、このままでは手札を粉々にするコンボでしかない。


バトルゾーンを粉々にするためには、《卍デ・スザーク卍》が必要となるが、こちらはバトルゾーンに魔導具を2枚要求してくるカードである。


同様に、《凶鬼卍号メラヴォルガル》も、である。


すなわち、最低でも「無月の門」に反応するムーゲッツ/マフィ・ギャングが2枚、墓地に必要という事になるのだ。




この段階で必要なカードを考え直してみよう。


まず、《絶望と反魂と滅殺の決断》《百発人形マグナム》そして《魅力医ミョウオウ》、これはコンボの始点である。


そして、グルグルするパーツとして必要なのは、《ガル・ラガンザーク》とマフィ・ギャング4枚、そして《ティン★ビン》である。


更に言えば、ゲームをしっかり終わらせようと思った場合、《凶鬼卍号メラヴォルガル》または《卍デ・スザーク卍》も必要なのである。


なんか多くない? と思うだろう。多いのである。


それに加えて、更にもう1枚の《ティン★ビン》が必要となっては、少々問題だ。


確かに、元の【ミョウオウループ】も必要な枚数は多かったが、何とか要求枚数を減らせないものだろうか?


カードプールを再び洗ってみたところ、思わぬカードを発見した。

それがこのムーゲッツ《カニ★ニカ》である。


破壊されると1枚ドローという、一見すると地味な能力である。


しかし、こちらを《ティン★ビン》の代わりにループさせる事で、自分が好きなだけカードを引くループに入れるのである。


カードを引きまくって、意味があるのか? 必要なのは墓地ではないのか?


そう思った人も多いだろう。しかし、それは問題は容易に解決できる。


手札が増えたら、それを捨てればいいのである。


それも、0コストで。

そのために必要なのが、《戯具ザンブロク》だ。


なんと、マナゾーンに4枚以上のカードがあると、手札1枚を捨てる事で0コストで召喚できる。しかも、マフィ・ギャングである。


よって、手札を補充しながらこれで《ザンブロク》《ティン★ビン》を引き込み、《ザンブロク》《ティン★ビン》を捨てて再びループすれば、すべては完成するのだ。


そして、2枚のムーゲッツが出せるようになるため、《メラヴォルガル》《卍デ・スザーク》も、手札から「無月の門」で出す事が可能になるのである。


さて、すべてのパーツが決まったところで、形にしてみよう。

完成された魅力医

4

4

4

4

4

3

2

3

3

1

2

3

3

結局、ムーゲッツは迫真の5枚搭載となってしまった。


目指すべきところは最初に述べたとおり、《魅力医ミョウオウ》により魔導具となったムーゲッツを利用し、《ティン★ビン》などを使い回して相手のリソースを刈り取る事にある。




バトルゾーンに自分の《魅力医ミョウオウ》《百発人形マグナム》がある状態で、「無月の門」で《ガル・ラガンザーク》を召喚。


これにより墓地の《ティン★ビン》がトリガーし、これの解決前に《百発人形マグナム》の効果で《ガル・ラガンザーク》を破壊する。


その後に《ティン★ビン》をバトルゾーンに出すと、これが魔導具になっているため、再び《ガル・ラガンザーク》がトリガーする。


この動きを繰り返す事で、《ティン★ビン》の効果を好きなだけストックする事が出来るため、相手の手札を全て奪い取る事が可能なのだ。


そして最後は、「無月の門」に反応してバトルゾーンに出てくるムーゲッツ2体を用意し、《凶鬼卍号メラヴォルガル》をも使い回し、相手のシールドを全てブレイクする。


そして、それすらも《ティン★ビン》によって捨てさせる事で、一切の反撃をシャットアウトする。これが、基本となる着地点である。


この動きに《卍デ・スザーク卍》を組み込めば、相手のバトルゾーンの制圧まで可能なうえ、後続までシャットアウトできてしまう。




と、色々書き連ねたが、要は相手の手札をシールドを吹き飛ばし、ついでにバトルゾーンも吹き飛ばして蓋をするデッキ、という事だ。


効果処理は全てこちらが優先して行えるため、仮に相手が反撃用のクリーチャーを呼び出したとしても、それら全てを破壊してから効果の解決権を渡す事ができる。


何かしら反撃の気配があっても、その手段すら奪い取っての勝利が狙えるわけだ。


ターンを一度渡す必要があるが、リソースが底を尽きた相手に、ドルスザクに対処できる戦力は僅かだろう。


そうなったら、もはや勝利は目前である。

あとがき

元々はこの形として考えていたものの、違うタイプのデッキが世に出回ってしまったため、話がややこしくなりそうこともあり、お蔵入りさせていた。


せっかく正式な裁定が出た事だし、やっぱり記事にしちゃおうと思い立ち、書き上げてみた。


デッキの動きとしては面白いものなのだが、コンボパーツが多く、またどれくらい《ミョウオウ》に依存するかが悩ましいところではあるものの、機を見て使えば、確実に意表を突けるであろう。


また、このデッキに関しては、更新前の裁定に心躍らせていたプレイヤーも多いだろう。


あいにくと裁定が変更になってしまったが、せっかく見つけた可能性をそこで諦めず、新たな活かし方を探してみる事も一つの道だろう。


可能性は、いつどこで見つかるかは分からない。ミロクのように、常に最新の情報に気を配り続ければ、既存の物を最新の物へとアップデートできる日が来るだろう。

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