はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第219回VDuelCS~アドバンス~大会の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
今週話題となったデッキ
今週話題となったデッキをおさらいしていきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【今週話題となったデッキ】
終わりは始まりの合図。主人公よ再び。
【旅路バーンメア】
再び環境に帰ってきた!?
復活するのは魔導具だけじゃない!
殿堂解除に新規カードで大幅強化されたジョーカーズが大暴れ!!
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★★☆
アドバンス環境において
【ジョラゴンジョーカーズ】→【ジョーカーズミッツァイル】→【シータバーンメア】→【旅路バーンメア】【旅路ジョラゴン】
と様々に形を変えて進化し続けてきたジョーカーズ。
しかし【ドラグナー】系統や【アナカラーダークネス】等に活躍の場を奪われてしまい、あまり姿を見せませんでした。
そんな中、《ガヨウ神》の殿堂解除によるリソース確保。
新規カードによる《ジョリー・ザ・ジョニー Final》の圧倒的スピード。
その二つが混ざり合った【旅路バーンメア】は非常に強力でした。
今回は殿堂前ではありますが、そんな【旅路バーンメア】のデッキをフィーチャーしていきたいと思います。
↓キーカードはこちら↓
《ガヨウ神》 【殿堂入り→殿堂解除】
ジョーカーズ界の神カードがついに殿堂解除! 再び大暴れの予感!
文明:ゼロ
パワー:4000
コスト:5
種族:ジョーカーズ/スペシャルズ
■ このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、カードを2枚引く。その後、ジョーカーズを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
※サンプルリストは今回のインタビューにて公開します!
【今週話題となったデッキ②】
零から誕生したクロニクルの星。
【水闇ゼーロ】
【JO退化】が殿堂入りによっていなくなったことで
《アルカディアス・モモキング》が少なくなり、一気に環境入り!!
最速3ターン目に超大型クリーチャーを展開!!!
《∞龍 ゲンムエンペラー》《龍頭星雲人》《龍月 ドラグ・スザーク》による圧倒的盤面制圧が魅力です!
デッキパーツのほとんどがクロニクルデッキなので、非常に組みやすいのも大きなメリットです!
さっそく大会でも活躍しています!
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★★☆☆
アドバンス環境において《零龍》を使用したデッキは
《零龍》を生かすデッキではなく《零龍》の特性を利用したデッキである
【火水ギャラクシー】が大会で使用されていました。
近々では【闇単デスザーク】が再び環境に顔を出すようになり
少しずつ《零龍》の評価が見直されてきましたが
ここにきて最大限に生かしたデッキが登場。それこそが【水闇零龍】です。
↓キーカードはこちら↓
《龍頭星雲人》 【クロニクル:ゼロバースにて収録】
実はデーモン・コマンドなんです! なによりハンデスが強いんじゃ・・・!
文明:闇
パワー:12000
コスト:10
種族:デーモン・コマンド/ゼロリスト
■ 自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
↓呪文面↓
《零誕祭》
え!? 自分のクリーチャーが破壊できなくても、相手のクリーチャー破壊できるんですか!?
文明:闇
コスト:4
■ S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
メインデッキ
超GRゾーン・超次元ゾーン
外部ゾーン【零龍】
クロニクルデッキ発売後・殿堂施行直前の環境ではどのようなデッキが活躍したのでしょうか!
新殿堂に向けて調整したものか、旧殿堂の使い納めなのか!
大会結果・母数詳細
【大会結果】
~第219回VDuelCS アドバンス構築戦~
『最後の旅は新しい環境の始まり』
47名で開催されたVDuelCS。
新しい環境の始まりにふさわしいデッキが入賞!!
それではその様子を見ていきましょう。
↓大会の様子はこちらから↓
【4cドラグナー】【火闇ドルマゲドン】が最大母数に。
次点でオリジナル環境でも使用できなくなるデッキタイプが使い納めとなりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:旅路バーンメア/kuniko
準優勝:5cモルト/あるふ
3位:ドロマー墓地退化/NightFury
4位:JO退化/四階堂ふみふみ
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
・【4cドラグナー】【火闇ドルマゲドン】の母数が1位。
・【クロニクルデッキ】を使用したデッキが上昇傾向にあります。
・次回のVDuelが新殿堂後ということもあり、使い納めとしてオリジナルデッキを持ち込んでいた傾向にありました。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いて【注目デッキ・インタビュー】となります!
注目デッキ・インタビュー
今回は優勝者の方にインタビューさせていただきました!
『kuniko』選手
大会の感想や使用デッキ、考え方を伺います!
Q:今大会で使用したデッキ名とこだわった点をお聞かせください。
→デッキ名:『旅路バーンメア』 【47名 予選11位通過 優勝】
メインデッキ
超GRゾーン
《ジョリー・ザ・ジョルネード》
文明:水
パワー:10000
コスト:7
種族:ジョーカーズ/ワンダフォース
■ マスターJトルネード:相手のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の手札にあり、このターン中に自分の他の「マスターJトルネード」能力をまだ使っていなければ、自分のジョーカーズ・クリーチャーをコストの合計が10以上になるように好きな数選び、手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーを出す。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、GR召喚を3回する。
■自分のジョーカーズはブロックされない。
~採用理由~
最速後攻2ターン目に立てた《ジョリー・ザ・ジョニー Final》を旅路以外でも強く使えるよう採用しました。
《超GR・チャージャー》
文明:自然
コスト:3
■ GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
~採用理由~
上記モンキッドと同様にパーフェクトジョーカーズのG0条件を達成でき、速攻相手にも全能ゼンノーをめくれるチャンスがあるので採用しました。
Q:採用したかったけどできなかったカードがあればお聞かせください。
もう少し速攻対面に戦えるように《スゴ腕プロジューサー》や《バツトラの父》などでしょうか。
kuniko選手!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
オリジナルでも活躍を魅せる【ジョーカーズ】がアドバンス環境でも
非常に強力な動きであることが分かるしっかりとした解説でした!
改めて優勝おめでとうございます!!
続いては
【今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察】のコーナーです!
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
ここまでご覧いただきましたが、それらの内容を踏まえると
【ループデッキ】を意識する。
このポイントが重要になりそうです。
現在【火単我我我】がアドバンス環境では非常に少なく
さらに殿堂入りによって【JO退化】がいなくなったため、ループデッキの対抗馬がいなくなったこと
加えてクロニクルデッキ【ゼロバース】の登場により、ループデッキに強化が入りました。
が、しかし。
アドバンス環境でも猛威を奮っていた【水単ムートピア】は《月下旋壊 ド・リュミーズ》の殿堂入りにより環境から姿を消しました。
そこで新たなループデッキの注目株として【水闇ゼーロ】にも採用されている《龍頭星雲人 / 零誕祭》と《闇参謀グラン・ギニョール》が挙げられます。
この2枚の登場により【ベンゼーロ】や【カリヤドネループ】が姿を現しました。
こちらの2デッキの特徴としては《アルカディアス・モモキング》が弱点になります。
実は今回の優勝デッキにもループ対策のカードが・・・?
↓参考カードはこちら↓
《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》
今回の主役カード《ジョリー・ザ・ジョニー Final》との相性も抜群!
実は結構忘れがち! 相手は呪文を1枚しか唱えられない強力な効果!
文明:ゼロ
パワー:10000
コスト:8
種族:ジョーカーズ・ドラゴン
■革命チェンジ:コスト5以上のジョーカーズ(自分のコスト5以上のジョーカーズが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。こうして捨てたカードがジョーカーズなら、そのカードの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を1つ使ってもよい。
■相手は、自身のターンに1枚しか呪文を唱えられない。
今回のアドバンス環境において殿堂入りの影響を受けたデッキは
・《禁断英雄 モモキングダムX》《未来王龍 モモキングJO》の2枚がプレミアム殿堂コンビになった【JO退化】
・《月下旋壊 ド・リュミーズ》が殿堂入りした【水単ムートピア】
・《爆熱剣 バトライ刃》がプレミアム殿堂入りした【ガイアッシュ覇道】と【4cドラグナー】
これらの影響を受けたアドバンス環境ではループデッキの活躍が見込まれるとお話していましたが
【4cドラグナー】による影響がどこまであるのかは正直不明瞭です。
というのも【4cドラグナー】における《爆熱剣 バトライ刃》は起点にもなりますが
かなりのオーバーキルを演出してくれるものでもあります。
つまり《爆熱剣 バトライ刃》がなくても展開できるデッキでもありますので
母数としては減少にはならなさそう、というよりループデッキが増えるなら
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を採用しているため、むしろ増加するかもしれません・・(笑)
メタの周りとしては【ループデッキ】→【ドラグナー】→【ジョーカーズ】→【ハンデス】→【ループデッキ】となればよいのですが
【ジョーカーズ】が【ループデッキ】に強い可能性があるので、実は今環境【ジョーカーズ】が非常に通りがよいと思われます。
オリジナル環境でも【ジョーカーズ】が活躍中ですので
ジョーカーズメタデッキが出る前に使用するのが吉かも!?
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
クロニクルデッキの発売と殿堂発表によって少しずつ環境が変わりつつあるアドバンス環境。
《ドルマゲドン》に《零龍》もさっそく入賞報告が!
アドバンス環境にループデッキが果たしてどこまで増加するのか!
今月は非常に見どころです!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただけると非常に嬉しいです!
もしこのコラムがよかったと感じていただけたら、SNS等で拡散していただけると幸いです。
今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!