【WCS2022観戦をもっと楽しむために!】環境デッキ解説
こんにちはサーニーゴことシマダダイチです。
いよいよロンドン初開催の世界大会まで残りわずかとなりました。
4日間に渡って行われる大会の開催初日は8/18です。
毎年、フィーチャー席の様子がライブ配信されるので、今回は観戦がより楽しくなるよう人気デッキの解説に焦点を当てていきたいと思います。
その前にまず大会日程と形式を簡単におさらいしましょう。
海外と日本のルールの違い
世界大会の日程
2022年の世界大会は4日間で開催されます。
例年通りなら3日間での開催なのですが、コロナウィルスの影響で2年間開催されなかったため、参加権利保有者が今年も含めると3年分居る状況です。
そのため、3日間では日程的に厳しいことから4日間に分けられています。
※今回解説するのはマスター部門の日程です。他には小学生以下のジュニアリーグ、中高生のシニアリーグがありますが参加者数が少ないので対戦数も少なくなってます。
※日程は変更になる可能性があります。
Day1(8/18)
通常の選手はDay1からの参加となります。
勝ちは3点、負けは0点、引き分けは1点でポイント計算を行い、スイスドロー全8回戦(毎年対戦回数は変わる)で18ポイント以上獲得した選手がDay2へ進出できます。
Day1 配信URL
Day2(8/19)
各国の予選で上位に入ったプレイヤーとDay1を通過したプレイヤーが参加できます。
例年通りならDay2で新たにスイスドローを行い(毎年対戦回数は変わる)、その上位8名でトーナメントを行い決勝戦進出者まで決めます。Day3は決勝戦のみです。
しかし、今年はスイスドロー9回戦のみを行います。上位16名がDay3へ進出します。
Day2 配信URL
Day3(8/20)
Day2通過者でトーナメントを行います。1試合ずつ配信されて決勝進出者のみを決めます。
Day3 配信URL
Day4(8/21)
各リーグ決勝戦のみ行います。他の部門も順番に決勝戦のみ1試合ずつ配信されます。
Day4 配信URL
人気デッキ解説
上に記述した通り、3ヶ月の間、同じカードプールなので、ある程度少数派のデッキが淘汰され、そこからある程度勝率が収束します。
それゆえに対応力が低いもののトップシェアのデッキには勝ちやすいメタデッキが活躍しやすいのが、最近の海外環境の特徴と言えます。
オリジンパルキアVSTAR
ロストアビスが発売された日本でも未だに環境トップのデッキです。
圧倒的パワーからこのカードを中心にメタゲームが展開されています。
日本の構築では《キャプチャーエネルギー》を軸にポケモンを展開するパターンがメジャーです。
海外では《オリジンパルキアVSTAR》が登場して以降、あまり多く大会が開催されていないので、テンプレ構築がない印象でした。
直近の1番大きな大会では《バトルVIPパス》を4枚採用した形が2位に入賞しています。
この形は最初の番の最大値が高く、ベンチにポケモンを並べやすいのでベンチを並べずに闘うアルセウス系統に序盤から高いダメージを与えて闘いやすくなっています。
デッキリスト
アルセウスVSTAR
日本一を決める大会ジャパンチャンピオンシップスでは使用者が少ないデッキでした。
海外では使えない《ヒスイゾロアークVSTAR》の影響や研究が進んでいなかったイメージがありますが、海外勢にはかなり人気のデッキです。
極端に不利なデッキがいないことで広く闘え、プレイ次第で《オリジンパルキアVSTAR》とも互角に闘えます。
先攻が圧倒的に強いデッキなので、BO3では必ず1回は先攻で闘えるのも嬉しいところです。
強化拡張パックポケモンGOにて《かがやくリザードン》が収録されたことで、各ポケモンVSTARを1回できぜつさせられるようになり戦略の幅が広がりました。
デッキリスト
はくばバドレックスVMAX
使用率は高くないものの相手に依存せず280ダメージ出すことができるため評価されています。
しかし、VMAXとVSTARを比べるとコストパフォーマンスがきつく、加えて《オリジンパルキアVSTAR》とセットで採用されるため、進化ポケモンが多くなりすぎます。
構築難易度が高いので、使用率はまだまだ低い印象です。今大会のダークホースとなる可能性を秘めています。
ミュウVMAX
デッキリスト
そらをとぶピカチュウ
当初はあまり評価されていませんでしたが、《オリジンパルキアVSTAR》に対抗出来るとして評価されるようになりました。
直近の大型大会ではアメリカの有名選手が使用して優勝し、一気に注目を集めています。
高いダメージが出せるワザやHPを持っているわけではありませんが、ワザの効果でたねポケモンが主軸のデッキも対策できており環境にマッチしたカードです。
デッキリスト
ミュウツーV-UNIONコントロール
デッキリスト
ジュラルドンVMAX
デッキリスト
オリジンディアルガVSTAR
PTCGOのオンライントーナメントで優勝してから一気に有名になったデッキです。
ターボディアルガと呼ばれることもあります。
使用者の多い《オリジンパルキアVSTAR》や《アルセウスVSTAR》と互角以上に闘える上、この2つのデッキを突破することを目標としたデッキ群にもデッキパワーで押し切れて多少有利なところが魅力です。
しかし、HPが高く、速い攻めのできる《ミュウVMAX》とは相性が悪いとされていたり、必要パーツを集めるためのカードが多く、対応力が低かったりするという課題があります。
デッキリスト
レジギガス
デッキリスト
ハピナスV
デッキリスト
まとめ
というわけで今回は世界大会環境におけるメジャーデッキの解説をさせていただきました。
大会後は現地レポートコラムを投稿したいと考えてますのでまた覗きに来てください。
最後まで見てくださりありがとうございました!