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2022.8.16

【WCS2022観戦をもっと楽しむために!】環境デッキ解説 | サーニーゴのポケモン通信

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【WCS2022観戦をもっと楽しむために!】環境デッキ解説 | サーニーゴのポケモン通信
目次

【WCS2022観戦をもっと楽しむために!】環境デッキ解説

 こんにちはサーニーゴことシマダダイチです。


 いよいよロンドン初開催の世界大会まで残りわずかとなりました。

 4日間に渡って行われる大会の開催初日は8/18です。


 毎年、フィーチャー席の様子がライブ配信されるので、今回は観戦がより楽しくなるよう人気デッキの解説に焦点を当てていきたいと思います。


 その前にまず大会日程と形式を簡単におさらいしましょう。

海外と日本のルールの違い

 日本と海外のルールの違いは簡単に言えば2つです。

 ①1本勝負か3本勝負か
 ②3ヶ月に1回の発売ペース

 3本勝負であることを考慮したプレイや構築に加え、3ヶ月間変わらないカードプールなのでより細部までデッキの内容を考える必要があります。

 日本よりも実力差が出やすい競技性の高い大会です。

 BO3やカードプールについて、さらに詳しく知りたい方は以前書いたコラムをご覧ください。

 世界大会ってどんな形式? 日本代表が今年活躍できる理由 | サーニーゴのポケモン通信

 英語がわからなくても海外で対戦できる! | サーニーゴのポケモン通信

世界大会の日程

 2022年の世界大会は4日間で開催されます。


 例年通りなら3日間での開催なのですが、コロナウィルスの影響で2年間開催されなかったため、参加権利保有者が今年も含めると3年分居る状況です。

 そのため、3日間では日程的に厳しいことから4日間に分けられています。

 ※今回解説するのはマスター部門の日程です。他には小学生以下のジュニアリーグ、中高生のシニアリーグがありますが参加者数が少ないので対戦数も少なくなってます。
 ※日程は変更になる可能性があります。




 Day1(8/18)

 通常の選手はDay1からの参加となります。

 勝ちは3点、負けは0点、引き分けは1点でポイント計算を行い、スイスドロー全8回戦(毎年対戦回数は変わる)で18ポイント以上獲得した選手がDay2へ進出できます。


 Day1 配信URL




 Day2(8/19)

 各国の予選で上位に入ったプレイヤーとDay1を通過したプレイヤーが参加できます。

 例年通りならDay2で新たにスイスドローを行い(毎年対戦回数は変わる)、その上位8名でトーナメントを行い決勝戦進出者まで決めます。Day3は決勝戦のみです。


 しかし、今年はスイスドロー9回戦のみを行います。上位16名がDay3へ進出します。


 Day2 配信URL




 Day3(8/20)

 Day2通過者でトーナメントを行います。1試合ずつ配信されて決勝進出者のみを決めます。

 Day3 配信URL




 Day4(8/21)

 各リーグ決勝戦のみ行います。他の部門も順番に決勝戦のみ1試合ずつ配信されます。

 Day4 配信URL

人気デッキ解説

 上に記述した通り、3ヶ月の間、同じカードプールなので、ある程度少数派のデッキが淘汰され、そこからある程度勝率が収束します。


 それゆえに対応力が低いもののトップシェアのデッキには勝ちやすいメタデッキが活躍しやすいのが、最近の海外環境の特徴と言えます。

オリジンパルキアVSTAR

 ロストアビスが発売された日本でも未だに環境トップのデッキです。

 圧倒的パワーからこのカードを中心にメタゲームが展開されています。


 日本の構築では《キャプチャーエネルギー》を軸にポケモンを展開するパターンがメジャーです。


 海外では《オリジンパルキアVSTAR》が登場して以降、あまり多く大会が開催されていないので、テンプレ構築がない印象でした。

 直近の1番大きな大会では《バトルVIPパス》を4枚採用した形が2位に入賞しています。

 この形は最初の番の最大値が高く、ベンチにポケモンを並べやすいのでベンチを並べずに闘うアルセウス系統に序盤から高いダメージを与えて闘いやすくなっています。

デッキリスト

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アルセウスVSTAR

 日本一を決める大会ジャパンチャンピオンシップスでは使用者が少ないデッキでした。

 海外では使えない《ヒスイゾロアークVSTAR》の影響や研究が進んでいなかったイメージがありますが、海外勢にはかなり人気のデッキです。


 極端に不利なデッキがいないことで広く闘え、プレイ次第で《オリジンパルキアVSTAR》とも互角に闘えます。

 先攻が圧倒的に強いデッキなので、BO3では必ず1回は先攻で闘えるのも嬉しいところです。


 強化拡張パックポケモンGOにて《かがやくリザードン》が収録されたことで、各ポケモンVSTARを1回できぜつさせられるようになり戦略の幅が広がりました。

デッキリスト

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はくばバドレックスVMAX

 使用率は高くないものの相手に依存せず280ダメージ出すことができるため評価されています。


 しかし、VMAXとVSTARを比べるとコストパフォーマンスがきつく、加えて《オリジンパルキアVSTAR》とセットで採用されるため、進化ポケモンが多くなりすぎます。


 構築難易度が高いので、使用率はまだまだ低い印象です。今大会のダークホースとなる可能性を秘めています。

ミュウVMAX

 現スタンダードレギュレーションになってから根強い人気のあるこのデッキ。


 引いたカードによって残せるリソースにブレがあることや、《頂への雪道》+《ツツジ》で停止してしまうこともあり、環境初期から徐々に数を減らしていきました。


 《オリジンパルキアVSTAR》《アルセウスVSTAR》と比べ、かなり使用者数が違うことから、現在は2強に次ぐ存在となっています。

デッキリスト

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そらをとぶピカチュウ

 当初はあまり評価されていませんでしたが、《オリジンパルキアVSTAR》に対抗出来るとして評価されるようになりました。


 直近の大型大会ではアメリカの有名選手が使用して優勝し、一気に注目を集めています。


 高いダメージが出せるワザやHPを持っているわけではありませんが、ワザの効果でたねポケモンが主軸のデッキも対策できており環境にマッチしたカードです。

デッキリスト

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ミュウツーV-UNIONコントロール

 このデッキタイプも同じ大型大会で突如現れ4位に食い込んだ今までにないデッキタイプです。


 今の環境は中打点デッキが多いので、それらを《ミュウツーV-UNION》のちょうさいせいで受け流し、突破できるポケモンはほとんどポケモンVなので《ミルタンク》で止めるコンセプトです。


 自分は《シマボシ》《ともだちてちょう》《エール団の応援》で延々と山札を回復し続けるので、最終的に相手だけデッキ切れします。

デッキリスト

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ジュラルドンVMAX

 《オリジンパルキアVSTAR》の影響でベンチポケモンを展開せずに闘えるデッキが評価されています。


 さらに《ミュウVMAX》に対しても有利に闘える特性を持っているので環境的に合っているとされていましたが、《アルセウスVSTAR》の使用者が増え《ミュウVMAX》の使用者が減ったことでこのデッキも同時に少し数を減らしました。


 しかし、《オリジンパルキアVSTAR》が登場してからの最初の海外大型大会で1度優勝しているため、メタゲーム次第では活躍の可能性があります。

デッキリスト

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オリジンディアルガVSTAR

 PTCGOのオンライントーナメントで優勝してから一気に有名になったデッキです。

 ターボディアルガと呼ばれることもあります。


 使用者の多い《オリジンパルキアVSTAR》《アルセウスVSTAR》と互角以上に闘える上、この2つのデッキを突破することを目標としたデッキ群にもデッキパワーで押し切れて多少有利なところが魅力です。


 しかし、HPが高く、速い攻めのできる《ミュウVMAX》とは相性が悪いとされていたり、必要パーツを集めるためのカードが多く、対応力が低かったりするという課題があります。

デッキリスト

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レジギガス

 ジャパンチャンピオンシップで優勝したデッキです。


 しかし、カードプールの似ている海外では全く人気がないのが面白いところです。


 デッキの安定性、《アルセウスVSTAR》の評価が高いところ、《そらをとぶピカチュウ》の存在など様々な要因で人気がないのだと個人的には考えています。

 《オリジンパルキアVSTAR》デッキでの《ツールジャマー》採用率が高いことも大きいかもしれません。

デッキリスト

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ハピナスV

 《ジュラルドンVMAX》が優勝した大会で2位に入賞していますが、人気はそれほど高くないです。


 《スターミー》《ツールスクラッパー》《そらをとぶピカチュウ》など相手に試合をコントロールされる要素が多すぎるため大人気のデッキにはなりません。


 しかし、どんなデッキで対戦するにしても練習していないとまず勝てないデッキなので、意識されていないが故の強さを発揮する可能性はあります。

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まとめ

 というわけで今回は世界大会環境におけるメジャーデッキの解説をさせていただきました。


 大会後は現地レポートコラムを投稿したいと考えてますのでまた覗きに来てください。

 最後まで見てくださりありがとうございました!

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このコラムのライター

サーニーゴ

サーニーゴ