はじめに
まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第216回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週話題となったデッキ
今週話題となったデッキをおさらいしていきたいと思います。
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
【今週話題となったデッキ】
『アポロヌス・ドラゲリオンは何度も蘇る』
【火水アポロワンショット】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★☆☆
超CSでも話題になった【アポロヌスワンショット】が色と攻め方を変え、環境に再び復活。
以前までは【火自然アポロ】として自然のタマシードや《進化設計図》を用いて、環境を席巻していましたが
受け札の多い【チョイスワンショット】の登場によりその姿を消しつつありました。
しかし【水魔導具】の増加と【火単我我我】の減少により、突如環境に復活してきました。
もちろん、ただでは復活するわけもなく、カードプールの増加により【火水アポロ】というデッキとなり、またもや旋風を巻き起こしています。
今まで課題となっていたブロッカーやクリーチャー除去によってワンショットできなかった部分を《ネ申・マニフェスト》の採用により
そのシンカパワーである【選ばれない・ブロックされない】を得て、現環境に順応。
さらには【ハザード退化】【JO退化】【グルメ墓地ソース】をメタるでお馴染みの《飛ベル津バサ「曲通風」》が採用されています。
これには2つの役割があり、1つ目はもちろん【メタ】としての役割ですが
2つ目である【ジャストダイバー】として、確実にレクスターズである進化元を用意できるという役割を持っています。
特に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》から場に出すモードを2回選択し、《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》まで進化できると選ばれないアタッカーが誕生します。
つまり、現環境でよく使われているデッキタイプを対策する形として現れたデッキであると言えます。
以前の【火自然アポロ】では《飛ベル津バサ「曲通風」》によって
《進化設計図》などが機能不全になることから非常にきついものがありましたが
新たに採用されている進化カード回収札は主にドローカードのため、その課題もクリアしました。
今筆者としても非常におすすめしたいデッキタイプとなっています。
↓採用されているカードはこちら↓
《飛ベル津バサ 「曲通風」》
【デドダム・カツキング・巨大設計図・進化設計図など環境デッキの主要カードを一刀両断!】
・コスト:2
・文明:水
・パワー:2000
・種族:アダムユニット/デモニオ/鬼レクスターズ
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■相手が自身の山札を1枚以上見る時または表向きにする時、かわりに相手の山札の上から1枚目を表向きにする。
《ネ申・マニフェスト》
【生きるドローソースとしても使用可能で一石二鳥・・・いや三鳥を生み出す神カード!】
・コスト:3
・文明:水
・パワー:2000
・種族:トリックス/レクスターズ
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーはブロックされず、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
《禁断の轟速 レッドゾーンX》
【墓地はリソース! アポロワンショットの新たなお供!】
・進化クリーチャー
・コスト:6
・文明:火/闇
・パワー:8000
・種族:ソニック・コマンド/S級侵略者/イニシャルズ
■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略 [轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
↓サンプルリストはこちら↓
ご覧いただいて分かるように選ばれないアタッカーだけでなく
【G・ストライク】【終末の時計 ザ・クロック】が採用されており
以前の【火自然アポロ】とは段違いの受け性能を持ったワンショットとなっています。
ミラー対面等に対してもしっかりカウンターできるようになっています。
【今週話題となったデッキ②】
『新たなる退化のカタチ、その姿災害級』
【ガイアハザード退化】
組みやすさ:★★★★☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★★★
【墓地退化】【JO退化】【マナ退化】が 使用されている環境で新たなる退化が登場。
それが【ガイアハザード退化】です!
・・・え? それは前聞いた??
違うんです。今このデッキは様々なフィニッシャータイプが生まれています。
確認されているタイプだけでも4つあります。
・《新世界秩序》を用いたドラゴンを大量展開するタイプ。←前回紹介。
・《Volzeos-Balamord》を用いた初動から終盤まで安定したフィニッシュタイプ
・《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を用いた中盤以降の安定を目指した堅実タイプ。
・《流星のガイアッシュ・カイザー》を用いた【4cガイアッシュ覇道】を感じさせるカウンタータイプ。
なんだかポケモンの最初に選ぶ3匹みたいになっていますが
それぐらい多様性のあるデッキタイプとなっているため、今後の環境によって様々な変化がありそうです。
↓サンプルリストはこちら↓【秩序型】
↓サンプルリストはこちら↓【ガイアッシュ覇道型】
ここで筆者である私も参加者からヒントをいただき、あるリストに辿り付きました。
【ガイアッシュジョリー】
《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》ではどうしてもシールドを攻撃しなければならず
今後【アポロワンショット】が増えてくると受けの堅いデッキももちろん復活すると思われます。
そんな中、シールドをブレイクするのは非常にリスキーだと考えました。
そこで着目したのが《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》
《流星のガイアッシュ・カイザー》とも相性がよく、更にはクリーチャーロックというデッキギミックのため
相手の場にクリーチャーがいることが少ないことから、非常に息の合ったカードだと思われます。
加えて、自身の場に《自然の四君子 ガイアハザード》が下にある《禁断英雄 モモキングダムX》がいて
相手の場にクリーチャーがいた場合、全てのクリーチャーを破壊するので盤面を一掃した上で退化することができます。
キングセルを採用していないので、マナ管理の難易度が非常に上がってしまいますが
【アポロワンショット】や同型対面が多い今、おすすめしたいデッキタイプとなっています。
是非お試しいただければと思います!
もしなにかご不明な点がある場合は
【@sinkia_rafa】までDMにてご質問いただければと思います!
↓サンプルリストはこちら↓【ガイアッシュジョリー型】
大会結果・母数詳細
【大会結果】
~第216回VDuelCS オリジナル構築戦~
『魑魅魍魎』
50名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『魑魅魍魎』とは?
「種々の妖怪変化」という意味合いがありますが果たしてどんなデッキが活躍したのでしょうか・・!
そこには今話題の「魅」力的なカードの姿が!!
それでは早速大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから↓
【ハザード退化】が最大母数に。
次点は【4cガイアッシュ覇道】、【アナカラーハンデス】、【ケンジキングダム】となりました。
【アポロワンショット】を意識したメタゲームになっていると思われます。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:グルメ墓地ソース/あるふ
準優勝:朱雀ユニバース/オカド
3位:水単スコーラー/四階堂ふみふみ
4位:アナカラーダムド/おるどびす
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
・【ハザード退化】の母数が1位。様々なタイプが登場しているのが原因と思われます。
・ここにきて【4cガイアッシュ覇道】が増加傾向に。【アポロワンショット】を意識したのだと思われます。
・それを受けて【ハンデス系統】のデッキタイプも増加傾向に。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては今週の【注目デッキ・インタビュー】になります。
注目デッキ・インタビュー
今回は準優勝者の方にインタビューさせていただきました!
『オカド』選手
大会の感想や使用デッキ、考え方を伺います!
Q:今大会で使用したデッキ名とこだわった点をお聞かせください。
→デッキ名:『朱雀ユニバース』
戦績:準優勝≪50人規模≫
【予選:4勝1敗 予選6位通過】
1回戦:ハザード退化 【勝利】
2回戦:トリーヴァギャラクシールド 【勝利】
3回戦:火水アポロワンショット 【勝利】
4回戦:グルメ墓地ソース 【敗北】
5回戦:水単スコーラー 【勝利】
【決勝トーナメント】
1回戦:4c覇道 【勝利】
2回戦:5cバラモルド 【勝利】
準決勝:水単スコーラー 【勝利】
決勝戦:グルメ墓地ソース 【敗北】
結果:準優勝
《魅力医 ミョウオウ》
【魔導具の新たな魅力を魅せてくれる1枚!】
・コスト:3
・文明:闇
・パワー:1000
・種族:マフィ・ギャング/魔導具
■ ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
■バトルゾーンと墓地にある自分のマフィ・ギャングはすべて、種族に魔導具を追加する。
~採用理由~
・現在、ドルスザク関連のデッキを作る上で欠かせないカードだと思います。
・今回の【朱雀ユニバース】も昔だと《ルソー・モンテス》が『魔導具』じゃないことで入れる枚数を絞ったりしていましたが
その必要もほぼ無くなっているので、本当に強いカードだと思います。
《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》
【今の環境でEXWINといえばこの1枚!】
・進化クリーチャー
・コスト:7
・文明:光
・パワー:17000
・種族:フェニックス
■ 超無限進化:自分のクリーチャー1体以上の上に置く。
■T・ブレイカー
■メガメテオバーン10:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを10枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、自分はゲームに勝つ。
~採用理由~
・現代の受け札があまりにも強く、トリガーを封じる手段のないこのデッキで殴り勝つには時間が掛かることと
簡単に捲られてしまう恐れがあったため、昔使われていたユニバース型でのEXWINを採用しようと思いました。
《一王二命三眼槍》や《百鬼の邪王門》も《追憶人形ラビリピト》の全ハンデスでケア出来るので、勝ちに行くならこのカードだと思いました。
《戯具 ヴァイモデル》
【ミョウオウとの相性は抜群!? 受け札になりえる最強の卍パーツ!!】
・コスト:5
・文明:闇
・パワー:3000
・種族:マフィ・ギャング/チーム零
■ S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
~採用理由~
・《魅力医 ミョウオウ》との相性が非常に良く、墓地も増やしてくれる受け札です。
今朱雀のデッキを作るなら受け札として入れるのをおすすめしたい1枚です。
オカド選手!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
【闇魔導具】が環境に復活するための架け橋である《魅力医 ミョウオウ》の強みが分かる
しっかりとした解説でした!
改めて準優勝おめでとうございます!!
【今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察】は執筆日が殿堂発表のため
お休みさせていただきます。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ今週は新クロニクルデッキが発売!
アドバンス環境では大きな動きを魅せそうなクロニクルデッキではありますが
果たしてオリジナル環境ではどのようになるのか!
非常に気になります!!!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!