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2022/07/27(水) 19:00

【デッキ紹介】【第18章】魔導を超えた道具、その名は邪導具 | プラズマの未開地探求録

【第18章】魔導を超えた道具、その名は邪導具 | プラズマの未開地探求録
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プラズマ

プラズマ

人生の半分以上をデュエル・マスターズと共に過ごしてきた、人の形をした何か。
過去にゴースト使いを名乗っていた経歴から、今は霊王とも呼ばれる。
自作のデッキを調整してきた経験を活かし、今は地雷デッキを作る日々を過ごしている。
好きな食べ物は《龍装艦チェンジザ》の活造り。

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最後のジャオウガ

目次

新DM編の最後の爆弾

2017年から続いた切札ジョーの物語も、ついに終幕となる。


約5年にわたり繰り広げられてきた物語は、思い返せば、まったく新しい世界観という事で、大きな期待と少しの不安に溢れたものであった。


《異端流しオニカマス》も、この新章DMと呼ばれるストーリーの最初に出てきたクリーチャーである。


まだ最近のクリーチャーに思えるが、もう5年も前なのである。時の流れは早い。


最後を締めくくるべく、マスター・ファイナルメモリアル・パックが発売された。


その中には、最後のボスとして立ちはだかったジャオウガの姿もあった。

《鬼ヶ邪王ジャオウガ・ゼロ》


二度もラスボスとして登場した、デュエル・マスターズでも数少ない経歴を持つクリーチャー。


そんな彼が、最後の最後に、また新たな姿で収録されているのだ。


墓地にある闇または火のカードを8枚山札に戻す事でコストを支払う代わりに召喚できる能力と、自分のクリーチャー全てにスピードアタッカーを与えるという豪快な効果を持つ。


加えて、自身の攻撃時、山札の上から3枚を墓地に置いて、その中からデモニオを1体蘇生する事が可能である。


自身もデモニオなので、2枚目の《鬼ヶ邪王ジャオウガ・ゼロ》があれば、それで連撃を加えるだ。




このクリーチャーを見た人は、誰もが思う事があるだろう。


「高速で墓地を増やしてしまえば、早い段階で殴り込みに行けるのではないか?」


そう、それに見合った強さを持ったクリーチャー、それがこの《ジャオウガ・ゼロ》なのである。


しかし、普通に墓地を増やして攻撃するだけなら、《百万超邪クロスファイア》でも同じ事が出来てしまう。

この《ジャオウガ・ゼロ》が優れている点は、自軍の他のクリーチャーもスピードアタッカーにしてしまう事である。


しかし、必要とされる墓地は火・闇に限定されている。


そんな条件を満たしながら盤面を展開し、一気に攻め立てる。そんなことが可能なのだろうか?


20年続くデュエル・マスターズに不可能は無いはずだ。さあ、未知への一歩を踏み出そう。

墓地と場を求めて

そもそも、デモニオは鬼タイムという能力を引っ提げて登場した種族である。


墓地を増やすカードこそ存在するが、このギミックをメインとして登場した訳では無い。


どちらかといえば自分のシールドを削りながら相手を攻撃する、そういった戦術がメインであった。


その点からすると《ジャオウガ・ゼロ》にはデモニオを釣り上げるという能力こそあるが、デモニオ軸で組むのは少々難がある。


改めて、軸にすべき能力は、代替コストでの登場と、自軍全員のスピードアタッカー化という点に戻ってくることだろう。




墓地を増やしながら打点を横に伸ばす、それも火と闇を軸にしなければならない。


他の文明を入れるのも良いのだが、そうなると早いタイミングで墓地に8枚もの火・闇のカードを揃える事は、そうそう簡単ではない。


可能な限り、火と闇のカードだけでデッキを組むことが求められるだろう。


火と闇で墓地を高速で増やす手法としては、かつて存在した火・闇墓地ソースが近しい。


《龍装鬼オブザ08号/終焉の開闢》《カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」》といったカードで墓地を増やしつつ手札を整え、《百万超邪クロスファイア》《暴走龍5000GT》、そして《龍装者バルチュリス》で相手を仕留めるデッキだ。

確かにこのデッキなら、墓地を増やしつつ、急に打点を増やして相手に攻撃を仕掛ける事が可能だ。


しかし、このデッキには《ジャオウガ・ゼロ》が入る余地が無い。そもそもスピードアタッカーが多いので、わざわざ《ジャオウガ・ゼロ》である必要が無いのだ。


それにこのデッキが台頭できた理由の一つには、《一なる部隊イワシン》の存在が大きい。


この《イワシン》、クリーチャーの枚数としてはカウント出来るが、《ジャオウガ・ゼロ》の火・闇の枚数にはカウントされない。


よって、決して相性が良いとは言えないカードなのである。




さて、墓地ソースという選択肢が消えたところで、また振り出しに戻ってしまった。


他に、墓地を高速で増やしていくデッキなどあっただろうか?


より過去のデッキを探そうとしていた自分は、もっと身近なデッキを見落としている事に気が付いた。

闇魔導具だ。


墓地をリソースとして使う魔導具は、まさにこの《ジャオウガ・ゼロ》と相性抜群のカード達であった。


それに加えて、《ヴォガイガ》によるコスト軽減、《ヴォーミラ》による墓地からの展開と、一気に打点を揃える力も持っている。


本来はドルスザクをフィニッシャーに据えたコントロールデッキだったが、ここに来て急襲を仕掛けるデッキへと変貌したのである。


何ならドルスザクも採用して、状況によってはコントロールっぽく振る舞う事も出来るかもしれない。


何やらとんでもないデッキが出来上がりそうになってきた。というわけで、形にしてみよう。

急襲する魔導具

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というわけで完成したのが、こちら。


名付けて”邪導具”である。


メインの動きとしては、高速で墓地を増やしつつ魔導具を並べ、ドルスザクを出すとみせかけて《ジャオウガ・ゼロ》で攻撃に転じる事である。


《一番隊バギン》から《堕魔ヴォガイガ》とつなげると、4ターン目には2コストも軽減された魔導具を並べていく事が可能になる。そうやって連鎖的に魔導具を並べて、《ジャオウガ・ゼロ》へと繋げよう。


もちろん、採用されているドルスザクを立てて、いったん相手の動きを見ても良い。逆に、そうやって相手の動きを咎めた方が良い場合も多いだろう。


見かけないカードとしては、《卍デ・ルパンサー卍/葬爪》が搭載されている。


これは、呪文側により墓地を合計3枚も増やせるという、凄まじいシナジーを形成するカードである。


しかも、上面はドルスザクである。


この《卍デ・ルパンサー卍》は、出た時だけでなく、攻撃時にも相手クリーチャーを破壊する事が可能である。


つまり、《ジャオウガ・ゼロ》でスピードアタッカーになれば、その破壊力を存分に発揮できるのだ。なんという相性だろうか。


普通の魔導具っぽく見せかけて、いきなり攻撃に転じれば、相手も困惑するだろう。そうやって困惑した相手を、大量の魔導具でたたみかけるのだ。


そうすれば、勝利は目前だろう。

次なる世界へ

長かった切札ジョーの物語も、ここで一旦の終わりを迎える。


登場時から今なお環境に顔を見せ続ける魔導具達とも、ここで暫くお別れとなるだろう。


そう考えると、少し寂しいものがある。


とはいえ、このデッキが持つ強さは、今後も環境に影響を与え続ける事だろう。


今回のように、思いがけない方向での強化が入る事もある。


そんなカードが出た時、既存のデッキを思い浮かべられるかどうか、それもビルダーの力量である。


環境から姿を消したからと言って、決して忘れてはいけない。


彼らは消えたのではなく、姿を潜めているだけなのである。

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