もっと強くなろう!ポケモンカード攻略メソッド!【中級編】 | 週刊きむらのポケ講
はじめに
みなさんこんにちは!
きむらです。
大型大会やシティリーグが落ち着いてオフシーズン? になりましたね!
みんながやっていない時こそ差をつけるチャンス!
僕はポケモンカードやりたい欲が強くなりすぎてPTCGOを再開しました。
《ウィークガードエネルギー》がなくても《ミュウVMAX》はめちゃくちゃ強いです!
記事概要
今回の記事では前回の【初級編】に続いて、ポケモンカードで強くなるために大事な考え方を紹介したいと思います。
初級編は「プレイヤー自身」で完結しているものがほとんどでしたが、中級編では「相手プレイヤー」を意識していきます。
前回と同じく「一気に色んなこと言われてもどれからしたらいいかわかんない!」を防ぐために各考え方の優先度を高中低の3段階で設定します。
全部大事なので最終的には全部覚えましょう!
優先度:高
環境デッキの動きと採用カードを知っておく
環境デッキへのプランを決めておく
対戦が始まってからプランを立てると
「対戦時間を消費してしまう」
「プランの核が序盤にあった場合取り返しがつかない」
「プランの質が低くなりやすい」
というデメリットがあります。
自分のデッキは環境デッキとの対戦で何ターン目に何をする必要があるか、あらかじめ決めておきましょう。
一部の後攻を選ぶデッキ以外は後攻で勝つプランができれば先行でも勝てるので、後攻で勝つプランを考えます。
各ターンのワザ、注意点、重要となるカードを明確にしておくと良いです。
例としてチャンピオンズリーグ2022福岡で使用した《ミュウVMAX》デッキの環境デッキへのプランをいくつか書きます。
このようなプランを作っていました。
これを環境デッキ全てに対して考えておくと勝率がとても上がります。
また、プランを考えていくうちにデッキの中で重要なカードが分かるので、重要なカードを増やしたり必要な相手が少なすぎるカードは減らしたりすることでデッキの質が上がります。
プランを作ったあとは相手デッキ視点で「その動きをみたらこう動く」と考え、相手の動き次第でプランが崩壊しないかチェックを繰り返して、さらにデッキの質を上げましょう。
これを行うには最初に説明した「環境デッキの動きと採用カードを知っておく」が十分である必要があります。
プランがイメージできない、相手デッキの動きが分からないという場合は「環境デッキの動きと採用カードを知っておく」をやり直しましょう。
デッキを作ろう
環境やプランを考えて自分でデッキを作りましょう。
ネットで見つけたデッキレシピをそのまま組む。
自分でカードの使い方を考えながら60枚を決めて組む。
同じ60枚になったとしても理解度がまっっっったく違います。
他人のデッキレシピそのままでデッキを組まず
「このカードはこう使うのか」
「あの対面はこんなプランで勝てるのか」
と学んでから自分で60枚を決めていくべきです。
参考にしたデッキレシピへの敬意を忘れて「全部自分で作ったデッキだ!」みたいにならないよう気をつけましょう。
また、強力なデッキは作った人物のシティリーグやチャンピオンズリーグが終わるまで公開されないことがほとんどです。
例としては
「《エンニュート》LO(山札切れ)」
「《マグカルゴ》LO」
「《カプコケコV》+《モルペコVMAX》+《チラチーノ》」
「《クワガノン》+《インテレオン》」
等が挙げられます。
自分でデッキを組むか周りに強いデッキを作れる人物がいないと、環境デッキに仲間入りをして対策され始めた後にしか使えません。
周りに強いデッキを作れる人物がいたとしても、その人物がカードの可能性に気付かない場合があるので、デッキは作れるようになるべきです。
なにより自分で作ったデッキが強いととても嬉しいです。
最初から美しいデッキを作れる人はほとんどいません。
目先の勝利ではなく、将来の継続する勝利のために努力をしていきましょう。
デッキ作りの詳細は【上級編】で説明する予定です。
優先度:中
詳細な言語化をする
全ての行動に明確な理由を持ち、詳細な言語化をしましょう。
例えば《博士の研究》を使った理由は「ドローしたかった」というあやふやなものではなく
「このターンのゴールは相手バトル場のポケモンを倒しながらベンチに進化前Vポケモンを出す、そのためにエネルギーとポケモンが必要なので《博士の研究》を使った」
と言語化したいです。
デッキ選択の理由は「強いから使ってる」ではなく
「環境デッキはAデッキBデッキCデッキだと思っている。このデッキはAとBにこんなプランで有利を取れていて、Cには五分に近いから立ち位置がいいと判断して使っている。」
こうあるべきです。
「なにされるかわからないから《ボスの指令》で呼んで倒した」
「とりあえずドローをしたかったから《博士の研究》を使った」
「○○さんが使ってたからこのデッキ作った」
あやふやなことしか言えない行動が正しいことは少ないです。
僕は日常生活でも「昨日は納豆、うどん、すき焼きと和風に寄っていたのでバランスを取るために今日はラーメンを食べたい。費用対効果を考えて二郎系ラーメンを食べるべきだ。」
と言語化しています。
嘘です。「ラーメン食おや!二郎系な!ガハハ!」です。
結果に囚われない
「まあでも勝ったから!」「でも引けたから!」「前はこれで勝ってるから!」
引けたか引けてないか、勝ったか負けたかで正しい正しくないを決めてはいけません。
間違った選択だったが運が良かったために勝てた事を認めなければ成長できません。
例え大会で優勝したとしても、自分の使ったデッキが安定感に欠いていたり相性の悪いデッキが多かった場合は反省するべきです。
僕はシティリーグで《カイオーガ》+《ホエルオーV》+《インテレオン》を使って1勝3敗でした。
内容は《レベルボール》や《ジメレオン》を引けず、動けないまま負ける試合が多かったのですが、《マリィ》に弱すぎるデッキなのでそもそも使うことが間違っていたと思います。
人間だれでも間違います。間違いを認めながら成長していきましょう。
最初の例の逆で、大会での結果が0-3でも各環境デッキに有利で安定感があり、練習でもかなりの勝率だったのなら胸を張りましょう。
ポケモンカードはプレイヤーにはどうしようもない事故が発生します。
1割しか事故を起こさないデッキでも1000分の1で0-3で終わります。
本当に構築が悪い場合もありますが、自分ではそう思っていないのに「構築が悪かった」と無理に自責にする必要はありません。
手札の質
優先度:低
時間を意識しよう
ポケモンカードにおいて時間切れは悪です。
他のカードゲームでは2本先取で1本取ったので2本目の途中で終わったら勝ちといったルールから時間切れが戦法のものもあると思います。
ポケモンカードにおいては時間切れは両者敗北になり、誰も得をしないので絶対に避けるべきです。
時間切れ間際で投了は優しい人が損をする仕組みなので余裕を持って終われるようにプレイしましょう。
シティリーグやチャンピオンズリーグではタイマーが見えない席に座ることもあると思うので時計が必須です。
「残り5分になってから急いだけど間に合わなかった」ということもあるので、残り10分,15分の時点で間に合いそうかどうか考えましょう。
相手プレイヤーの方には「時間切れが怖いので少し急ぎましょう」と伝えればいいと思います。
話を聞いてくれないなと思ったらすぐにジャッジを呼びましょう。
プレイが早ければいいわけではありません。
手の動きが早すぎれば何枚ドローしたかわかりませんし、手癖でプレイすればミスが生じます。
相手ターンと自分のターンの始めをプランと分岐点を考えるに時間使い、あとはそれに従ってスムーズにプレイすると良いです。
緩急が大事ですね。
手札が見える
これは「相手のプレイから察するに手札はこれだな!」とかいう比喩ではなく
ハンドシャッフルの途中に手札が見える人がめちゃくちゃいます。
僕はイカサマ防止と余計な疑いを持たせないために、相手ターンはあまりハンドシャッフルをせず手札を置いて相手の手元と盤面を見ています。
チャンピオンズリーグやジムバトル、大会のレベルに関係なく3分の2くらいの人は手札が見えます。
見えた側も申し訳ない気持ちになってしまうのでハンドシャッフルする時には気をつけましょう。
おわりに
序盤は重要なこと言えたと思うんですが中盤以降は小言みたいになってしまいましたね…
マラソンは最初に全力疾走するタイプです。
時間切れは本当に避けるべきなので練習でも時間を計りながらやる方が良いですよ!
【上級編】はデッキ作りとメタ読みで書こうと思っています。
結局はメタ読んで強いデッキを作れるプレイヤーが強いんですよね~
次回はVMAXクライマックスが出るので前日の12月2日(木)更新! 新カードでデッキを組みたいな!