盛り沢山のトレカ・イベント情報ならドラゴンスター

総合トップ よくある質問 ご利用ガイド
  • メニュー

    MENU

  • TOP
  • コラム一覧
  • 『イニストラード:真夜中の狩り』独占先行プレビュー「鏡」

2021.9.3

『イニストラード:真夜中の狩り』独占先行プレビュー「鏡」

7499 9
『イニストラード:真夜中の狩り』独占先行プレビュー「鏡」

『イニストラード:真夜中の狩り』独占先行プレビュー「鏡」

●おかえりなさい。ここはゴシックホラーの世界、イニストラード

みなさんこんにちは。ドラゴンスターのライターめぐすけです。
今回は9月24日発売の最新セット『イニストラード:真夜中の狩り』の独占プレビューをお送りします。


カードのプレビューの前に、少し「鏡」についてのお話をさせてください。

自らの姿を映すことのできる鏡は人類の歴史に深く関連しており、エジプト文明では紀元前2800年、メソポタミア文明では紀元前3000年も前から使用されていました。
日本でも古墳時代に邪馬台国の女王卑弥呼が親交の証として魏より銅鏡を賜ったり、三種の神器の一つとして「八咫鏡」という御物があったりと歴史に密接に関わっています。
鏡は古来より現世とあの世をつなぐ神聖なものとして扱われており、そのスピリチュアルなイメージから様々な伝承やフィクション作品のキーアイテムとして扱われてきました。

ところでみなさん「鏡」と聞いて思い浮かべるホラー映画は何でしょうか?
鏡に関連したホラー映画は数多くありますが、自分はその中でも中国の巨匠、ウォン・ミンメイ監督作品である『鏡底襲鬼(邦題:恐怖!鏡男)』を挙げます。
『鏡底襲鬼(邦題:恐怖!鏡男)』は中国神話に登場する「女媧の鏡」をモチーフにした作品です。
廃墟となった古い屋敷の納屋から見つかった呪われし鏡。
その鏡に魅入られた人々が狂気に駆られ、時には人間同士で殺し合い、時にはおぞましい姿をした鏡の化け物に襲われ、
徐々に鏡の下に屍の山を築いていくホラー映画となっています。
全体のクオリティとしては単調なセリフ回しや撮影の粗さが目立ついわゆるB級映画となっていますが、
CG技術が発達していなかった当時に作られた鏡の化け物が屍を喰らい徐々に巨大になっていく展開(着ぐるみに本物の生肉をむりやり貼り付けて撮影していたそうです)や、
そのシーンで予算の大半が消し飛んだと言われている鏡を大量に破壊する大迫力のシーン(スタッフやキャストに怪我人が大勢出て訴訟や治療費がとんでもない額になったため)
など一部でカルト的人気を誇る作品となっています。
その他にも化け物が鏡を移動するといった設定や、人々の恐怖の度合いで化け物が強化されるといった設定は後の多くの作品に影響を与えています。
何年か前にオークションで『鏡底襲鬼(邦題:恐怖!鏡男)』に登場した鏡の化け物「狂骨媧仙」の激レアフィギュアが出品されてマニアの間で話題になりましたね
(鏡の化け物の名前は映画館のパンフレットにも書かれておらずフィギュアの商品名で判明したのは有名な話)。


話がそれてしまいました。
ではお待ちかね。世界最速の独占カードプレビューになります。


先祖伝来の鏡 (1)(B)

アーティファクト

(1),(T),1点のライフを支払う,カード1枚を捨てる:

カード1枚を引き、カード1枚を切削する。その後、先祖伝来の鏡の上に儀式カウンター1個を置く。その後、これの上に3個以上の儀式カウンターがあるなら、それらをすべて取り除き、これを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。

相続された悪鬼

〔黒〕クリーチャー — デーモン

飛行

(2)(B):墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを追放する。相続された悪鬼の上に+1/+1カウンター1個を置く。

4/4



イニストラードでおなじみ両面カードの登場です。


《先祖伝来の鏡》は2マナと早いターンで設置でき、手札を減らさずに毎ターン効率的に墓地にカードを送ることができます。



イニストラードといえば墓地利用。再登場した「フラッシュバック」や新メカニズム「降霊」など、墓地から唱えることでアドバンテージを得られるカードをどんどん墓地におくってゲームを有利に進めましょう。



さらに3回能力を起動すれば自身が4/4飛行の強力なフライヤー《相続された悪鬼》になり即座に相手のライフを詰めてくれます。


それだけではありません。墓地で眠っているクリーチャーカードを自身の力に変えることでさらに強くなる能力まで持っています。
墓地に落ちた降霊持ちのクリーチャーを蘇らせて戦場を覆い尽くすか、この《相続された悪鬼》を強化するための礎にするかが勝負の分かれ目となることでしょう。
カードの強さも気になりますが、《先祖伝来の鏡》/《相続された悪鬼》のカードデザイン方面にも注目してみましょう。

表面は何の変哲も無いただの鏡ですが、自らのライフと供物を捧げる儀式を3回繰り返すと、墓地にある屍を喰らい際限なく大きくなる恐ろしいデーモンが飛び出してきます。

ところでイニストラードでは、たびたびホラー映画等をモチーフにしたカードが登場します。
『ザ・フライ』をモチーフにした《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》などがそうですね。
もしかしたらこのカードも何かのホラー映画をモチーフに作られているのかもしれません。

え?『鏡底襲鬼(邦題:恐怖!鏡男)』がモロにそうではないかですって?確かに!あまりにもそっくりです!!
カルト的人気を誇るホラー映画のエッセンスをカードデザインに落とし込んだカードである可能性は否めません!!!


まぁこの作品は自分が適当に考えた存在しない映画なんですがね!!!!


いやーそんな都合良い映画なんてそうそう無いですからね。
しかし『イニストラード:真夜中の狩り』の情報が明かされていくにつれ、この鏡の秘密も徐々に判明していくのかもしれません。
嘘から出た真ではありませんが、もしかしたら自分が知らないホラー作品がこのカードの元ネタになっている可能性もあります。
そういった部分を自ら探してみるのもイニストラードの醍醐味ですよね。
いつか訪れるかもしれないその時を楽しみにしましょう!

プレビュー情報は以上になります。『イニストラード:真夜中の狩り』の発売が待ち遠しいですね!
ふぅ、なんとかプレビュー記事を書き終えたぞ。時間も12時回っているじゃないか。さっさと寝るとするか。


おや?こんなところに鏡なんてあったっけか?


あれ?なんで鏡に口紅が?まるで儀式みたいじゃないか。


えっ、これって・・・もしかして、スペードの女王nうわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!

面白かったらシェアしてね!

いいね数いいね!

このコラムのライター

めぐすけ

めぐすけ