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2021.7.10

【初投稿】Vスタートデッキで学ぶデッキの作り方 | サーニーゴのポケモン通信

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【初投稿】Vスタートデッキで学ぶデッキの作り方 | サーニーゴのポケモン通信

【初投稿】Vスタートデッキで学ぶデッキの作り方 | サーニーゴのポケモン通信

目次

自己紹介

記事を書くことになりました

 この度ドラゴンスターさんのウェブサイトで記事を書くことになりました、サーニーゴことシマダダイチです。

 普段は世界大会で上位入賞を目標とし、競技プレイヤーとしてポケモンカードに取り組んでいます。またYouTubeではほぼ毎日ポケカ関連の動画を投稿しています。

 記事の内容はある程度自由に書いても大丈夫とのことなので、初心者向け、大会レポートを中心に、時々自分ならではのお話をお伝えできればと思います。

はじめに(YouTubeではできなくて記事でできること)

※記事の内容とは直接関係ないので、デッキ改造のやり方のみ知りたい方は飛ばしてください

 

 今プラットホームとしてYouTubeは主流になりました。ユーザー数や情報量はブログや記事に比べると圧倒的に多く感じます。しかし情報を簡潔に伝えるという部分では記事の方が優れていると僕は感じています。


でも存続のポケモンカードユーザーはともかく、初心者向けの僕の記事を初心者に届けるのは難しいはずです。それは何故かというと、カードゲーム初心者の方は情報の探し方がわからないと思うんですよね。というわけで友人にポケモンカードを始めたばかりの方がいらっしゃれば、当記事をオススメしてもらえるような内容を書きました。(YouTubeで取り上げるタイミングを逃したってのが本音笑)

今回のテーマはVスタートデッキ

 Vスタートデッキとは500円でポケモンカードが手軽に始められるという構築済みデッキです。

 コスパの良い商品なのでトランプ感覚で購入できます。手軽さ故に高校の友人が何人か持っててびっくりしましたね笑

 

  そんな初心者向けと思われがちな商品ですが、Vスタートデッキ同士の対戦であれば意外に駆け引きがあって面白いんですよね。具体的に言えば、如何にして相手のポケモンVを攻略するかってゲームにはなるんですけどポケカの基礎が詰まっています。


 今回の記事ではVスタートデッキを2つを合体させて、デッキを作りの基礎をレクチャーしようと思います。

デッキ作りの基本

 今回は同じデッキを2つ使ってデッキを作っていきます。なぜ別のデッキを1つずつ買わないかは後に解説します。ではまずデッキを作る前にその基礎を抑えておきましょう。僕は不定期で視聴者の方のデッキ診断を行っていますが、思った以上にこの基礎を疎かにしている方が多いように感じます。

 これからデッキを作る際に重要な以下の3つの項目に関して話していきます。


①デッキコンセプトに一貫性を持たせる

②手札を増やすことは重要

③対戦を有利に進めるカードを入れる

①デッキコンセプトに一貫性を持たせる

 初心者上級者問わず、デッキを作る際にありがちなのがデッキコンセプトからズレてしまうということです。ポケカのデッキは60枚なのにも関わらず4000種以上がスタンダードレギュレーションで使用することができるカードゲームです。

 選択肢が多いとあれもこれもという風に様々なカードをデッキに入れてしまい、逆に活躍させたいポケモンを活躍させることができません。

 ※スタンダードレギュレーションで使用できるカードはポケカ公式ウェブサイト参照。ざっくり言えばサンムーンシリーズの一部とソードシールドシリーズのカード全部です。

スタンダードレギュレーションで使えるカード


 もちろん例外はありますがシンプルなデッキの方がメインポケモンがしっかり活躍できるいいデッキだと言えます。これはもちろんポケカの基礎であるVスタートデッキにも言えることです。

 先ほど同じタイプのデッキを2つ買いましょうと記した理由は、デッキに一貫性を持たせコンセプトからズレないようにするためです。

②手札を増やすことは重要

 手札が多いということは取れる選択肢が多いということです。例えば1枚しか手札がなくてそのカードがエネルギーだった場合、エネルギーをつける以外にその番にできることはありません。  

 手札が多ければ対戦相手より効率良くポケモンを育てることができ、対戦を有利に進めることができます。対戦中もなるべく手札を増やして、欲しいカードを引きにいくことを意識しましてみましょう。

 また、手札を大幅に増やす手段は主に2種類あります。サポートの効果とポケモンの特性です。手札を増やせるカードは最低でも13枚は入れるよう心がけましょう。

③対戦を有利に進めるカードのバランス

 ①と②が基本ですがそれだけでは勝てないのがポケカの難しいところです。ポケカには手札を増やしたりポケモンを育てるためのカード以外に、対戦を有利に進めるトレーナーズのカードがあります。(相手の妨害をする、自分のポケモンを強化するなど )


 そのカードを有効に使うことが勝利の鍵ですが、たくさん入れすぎると今度は自分のポケモンをうまく育てることができなくて、デッキコンセプトがズレてしまうんですよね。

 そこのバランスの見極めが難しいと同時にデッキ作りの面白さだと思います。

汎用カードの重要性

 ここから実際にVスタートデッキ9種それぞれの特性に触れつつ改造例を紹介していきましょう。  

 しかしその前にどのデッキにも共通で入っているトレーナーズのカードについて軽く解説しておきます。上の①~③で述べた通りトレーナーズは重要なカードなので、各Vスタートデッキには一部同じカードが収録されています。

《博士の研究》

 手札を全てトラッシュするデメリットは一見大きく見えますが、トラッシュする=その場で必要ないカードということなので一気に7枚カードを引き直せる効果は偉大です。《博士の研究》より手軽に多くのカード引くことができるカードは2021年7月現在、他にありません。
  大会活躍するレベルのデッキでもほとんど4枚採用されています。
《マリィ》

 《博士の研究》ほどカードは引けませんが確実に5枚引けるという面や、相手の手札を減らして妨害できるという面で汎用性が高いカードです。
 手札の枚数が重要であることは先に述べたので、手札を4枚にできる効果が強力なことが伝わるかと思います。このカードも大会で活躍するデッキではよく採用されます。
《ホップ》  

 確実に3枚引ける効果は使いやすいです。《博士の研究》《マリィ》をはじめとするカードを優先して採用するべきですが、それだけでは手札を増やすカードが足りないのでVスタートデッキ改造では《ホップ》も基本的に採用することになります。悲しいことに大会ではほぼ使われないカードです。 《ポケモンごっこ》やグッズで似たような効果のカードがたくさんあるのでこのカードもあまり使われません。サポートは自分の番に1回しか使えないのに対し、グッズは何回でも使うことができるからです。  

 しかしVスタートデッキ同士の対戦となれば、ポケモンVをいち早く場に出す&ポケモンを進化させることが重要なので確実にポケモンを持ってくる手段は貴重です。
《スーパーボール》

 ランダム要素があるもののポケモンを手札に加えることができます。なるべく同じポケモンを複数枚採用することで、その場面で欲しいカードが当たりやすくなるのでデッキを作る際に意識するポイントになります。

 進化ポケモンでもたねポケモンでも手札に加えられるのが評価が高く、複数のポケモンを育てる必要のあるデッキで多く採用されます。

《ポケモンいれかえ》

 「ポケモンを入れ替える」だけのシンプルな効果ですがこれがとても重要です。ポケモン入れ替えには攻めと守りの2種類の使い方があります。

①攻め  

 育てている最中のポケモンに攻撃されてしまうとすぐに倒されるので、バトル場よりベンチでポケモンを育てるのが基本です。 ※ベンチに攻撃できるポケモンはいるけどバトル場に与えるほど大きなダメージは与えられない。

 育てたポケモンをバトル場に送り出す際、バトルポケモンが逃げるためだけにエネルギーを付けると勿体無いですよね。そんな時ポケモン入れ替えがあればスムーズに育てたポケモンと交代できます。


②守り

 自分のポケモンがバトル場でダメージを受けた時、そのまま放置しておくと倒されてしまいます。ポケモン入れ替えを使ってベンチに戻せばエネルギーをトラッシュせずに、攻撃されにくいベンチに下がることができます。逃げるエネルギーが多いポケモンは、ポケモン入れ替えがなければスムーズに入れ替えることができません。


《ポケモンキャッチャー》

 「ポケモンを入れ替えること」が大事なことはわかってもらえたかと思います。それと同時に「ポケモンを入れ替えさせること」も重要です。《ポケモンキャッチャー》は序盤と終盤の2種の使い方があります。

①序盤  

 相手がベンチで育てているポケモンをバトル場に呼び出して、先に攻撃し倒すことができれば対戦を有利に進めることができます。

②終盤  

 HPの少ないポケモンを呼び出して倒すことで残りのサイドを取りきります。対戦が進むと育ちきった強いポケモンがバトル場にいるケースが多いので、わざわざそのポケモンを倒さなくても別のポケモンを倒してサイドを取れば勝利できます。

各デッキ改造案

ではこれから実際に9種のVスタートデッキのデッキ案を見ていきましょう‼︎

草(フシギバナV)

 草デッキの《フシギバナV》はHPが高く、回復カードやHPを上げるカードが多く収録されています。

 それらのカードを積極的に採用し、エネルギーを付けることができる《ワタシラガ》や少ないエネルギーで闘うことのできる《スピアー》をサポートポケモンとして選びました。このようにデッキを作る際は中心となるポケモンと相性の良いカードを選んでいきます。

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炎(ガオガエンV)

 炎タイプは手札からエネルギーを付ける以外の方法でポケモンにエネルギーを付ける手段が豊富です。

 メインポケモンの《ガオガエンV》は技を使うためのに多くのエネルギーが必要なので、サブアタッカーのポケモンはコスパのいいカードで固めました。  

 特に《ギャロップ》は優秀でベンチにも攻撃できる手段を持っています。これによって相手が育てているポケモンを倒せなくても、ダメージを与えて弱らせることができます。

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水(ホエルオーV)

 水デッキには少ないエネルギーで技を使うことができるポケモンが多く収録されています。それらのポケモンを中心に採用すれば、どんなポケモンでスタートしてもすぐに技が使えるので戦いやすいです。

 またエネルギーの少ないポケモンで闘っている間に《ホエルオーV》を育てることができます。もちろん《ホエルオーV》は「くみあげる」という技を持っているの自分でエネルギーをつけるプランもあります。

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雷(ピカチュウV)

 ピカチュウVの技のダメージはベンチポケモンの数に依存します。そこでたねポケモンは気持ち多めに採用しました。他のデッキよりもたねポケモンを積極的にベンチに出すことを意識しましょう。またサブアタッカーとして《デンリュウ》は優秀なので多めに採用して育てやすくしています。

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鋼(ジュラルドンV)

 《ジュラルドンV》は特性「ハードコート」で相手のポケモンから受けるダメージを減らすことができます。鋼デッキはこれを活かして闘える回復できる《ポケモンセンターのお姉さん》や、エネルギーをスムーズにつけられる《メタルソーサー》が収録されています。

 また《ダイオウドウ》は少ないエネルギーで大ダメージを出せるので強力なアタッカーです。

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超(ミュウV)

 超タイプの特徴としてはトリッキーなカードが多いことです。しかし《ミュウV》はエネルギーをつければ付けるほどダメージが上がるというシンプルな技を持っています。

 サブアタッカーの《ブリムオン》はエネルギーのコストパフォーマンスが良く、相手を混乱にできる特性を持っています。これで時間を稼ぎつつ《ミュウV》にエネルギーを集めれば大ダメージを与えることができます。

 他のスターターに入っていない《エネルギーつけかえ》は相手の不意をつくことができる面白いカードです。

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闘(ルカリオV)

 《ルカリオV》は2つのプランで闘うことができます。1つ目は《グラードン》でエネルギーを《ルカリオV》につけるプラン、2つ目は序盤から《ルカリオV》で攻撃していくプランです。

 またこのデッキには《リセットスタンプ》が収録されているので劣勢でも逆転しやすいです。これが他のスターターにはないポイントです。

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悪(ガラルヤドランV)

 《ガラルヤドランV》《オーロンゲ》がこのデッキのメインポケモンですが、技を使うためのエネルギーが多いのが難点です。そこで少ないエネルギーで攻撃できる《アーボック》を採用しました。
 上級者向けの闘い方にはなりますが、バトル場に《オーロンゲ》を出し別のアタッカーをベンチで育てることで相手を遅らせつつ自分のポケモンをゆっくり育てることができます。

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無色(イーブイV)

 《イーブイV》デッキにはツインエネルギーという特殊エネルギーが収録されています。これによってポケモンV以外のアタッカーが他のデッキより格段に闘いやすいです。ツインエネルギーを活用して攻撃している間に、メインポケモンの《イーブイV》にエネルギーを付けましょう。

 トレーナーズは回復できる《きずぐすり》や、ダメージを上げられる《げんきのハチマキ》があるので充実しています。

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Vスタートデッキはどれがオススメ?

 結論から言えばルカリオデッキです。Vスタートデッキには強力なメインポケモンも収録されていますが、実際大会に参加するとなればその他の商品に収録されているポケモンには若干劣ります。

 しかしトレーナーズには強力なカードがいくつか収録されています。ポケカはポケモンがメインのカードゲームですが、実はトレーナーズはそれと同じ、またはそれ以上に重要です。

 そしてそれらのトレーナーズはどのデッキにも共通して採用されるカードがほとんどです。


 ルカリオデッキには《クイックボール》《リセットスタンプ》の2種が収録されています。


《クイックボール》

 ポケカはポケモンを育ててバトルするカードゲームなので、そのポケモンを呼び出すカードが重要です。

 《クイックボール》は手札をトラッシュするデメリットがあったとしても、好きなたねポケモンを手札に加えることができます。

 ということは1枚しか採用していないカードでも、《クイックボール》を4枚採用すれば、実質デッキに5枚入っていることになるのでそのたねポケモンを手札に加えやすくなります。


《リセットスタンプ》

 劣勢でも相手の手札を減らすことができれば、相手の選択肢を狭めることができます。新しいアタッカーを育てることができなければ優劣が逆転します。


 これらのカードの重要性は自分のYouTubeチャンネルでも解説してるので、時間のある時にでもご覧ください。↓

【初心者必見】汎用カードを解説!! なぜ同じカードがどのデッキにも採用されるのか(2021年版)

終わりに

最後までご覧くださりありがとうございました!!

不明点や今後のリクエスト等がありましたら僕のTwitter(@kawahitosi)までDMください。

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このコラムのライター

サーニーゴ

サーニーゴ